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保育士になりたい! という強い想いと情熱を抱いていたあの頃。
しかし現実は思い描いていた理想とはかけ離れていた......という人もいるのではないでしょうか。子どもたちとだけ向き合っていたいのに、膨大な仕事量と人間関係のストレスに押しつぶされそうになり、「辞めたい」と真剣に思い悩む保育士も少なくないはずです。ここでは、どんな瞬間に保育士を辞めたくなるのかをまとめてみました。

目次

  • 1位:膨大な仕事量に疲弊したとき
  • 2位:責任の重さと給料が見合わないとき
  • 3位:人間関係の問題に直面したとき
    • (『マイナビ保育士』調べ)

1位:膨大な仕事量に疲弊したとき

バケツを運ぶ保育士を写した画像

本来ならば保育業務にだけ集中して取り組むべきですが、それ以外の雑務が山積みで、就業時間内には到底終わらないような仕事量を任されるという意見も......。
例えば、園だよりや保育計画書、運動会や発表会の準備、行事に関わる書類作り、教室の壁面装飾など、それらすべてが保育士の業務に含まれます。しかし保育中は小さな子どもから目と手が離せないため、必然的に残業や休日出勤、自宅作業となるのです。しかも自宅作業ともなれば、労働時間外とみなされるので残業代は出ません。
このように、実際の労働時間よりも膨大な時間と労力を費やすことになり、本来の保育業務を満足に行えなくなってしまうことも。たとえ好きで始めた仕事であっても、プライベートの時間まで仕事に縛られるようであれば、誰だってストレスや不満が溜まってしまうでしょう。

2位:責任の重さと給料が見合わないとき

保育士の手取りは、月平均16~18万円(マイナビ調べ)と言われています。同年代の平均給与にも満たないとなると、努力が報われていないような気になるのは当然かもしれません。
給与の額は「自分の仕事ぶりをお金に換算したもの」と考えるのが普通ですが、保育士の給与に関しては、小さな子どもの命を預かるという責任の重さや、子ども一人ひとりに対してきめ細やかな対応を求められるプレッシャーなど、目に見えない部分での負担が大きいこともあり、周囲からはなかなか理解されないようです。
せっかく日々の仕事にやりがいを感じていたとしても、低い給料をもらい続けることで、次第に保育士という仕事に対する情熱やモチベーションが失われても不思議ではないでしょう。

3位:人間関係の問題に直面したとき

不満そうな女性達を写した集合写真

保育士は子どもの相手だけしていればいい? いいえ、「対おとな」との人間関係こそが現役保育士を悩ませ、苦しめているのが実態なのです。
たとえ同じ職場で働く保育士どうしであれ、仕事に対する意識の高さには大きな隔たりがあります。うまくみんなをまとめて調整してくれる上司がいれば問題はないのですが、95%以上を女性が占める保育士の現場は、派閥争いに巻き込まれるなど、理性よりも感情が勝ってしまうことも多々あります。
また、保護者との関係に悩む保育士も少なくありません。モンスターペアレントまではいかなくても、無意識のうちに「我が子だけを注視してほしい」と望む保護者も多く見られます。必要以上の干渉やクレームに対応することで、保育時間以上の疲労を背負って帰宅の途に着いたとき、「辞めたい」という思いが強くなるようです。

キャリアアドバイザーからのコメント

素敵な笑顔で微笑む、スーツ姿の女性を写した画像

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