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保育士といえば、「保育園でクラス担任を受け持ってフルタイムで働く」というイメージが強いかもしれません。しかし、保育士資格を生かしたキャリアは想像以上に多彩なもの。固定観念にとらわれすぎず、保育士としての個性や経験を生かした働き方を探してみませんか?

保育の現場を下支えする時間外保育士

朝と夜の移り変わりを描いたイラスト

多様化する保育のニーズに応えるためには、クラス担任を受け持つ正規の保育士たちだけでは難しいこともあるのが現状です。特に、早朝の保育や夜間の延長保育などは、人手が足りずに困っている園も少なくありません。そうした現場を支えているのが、主にパートタイムで働く時間外保育士(保育補助員)です。「朝だけ」「夜だけ」といった短時間での働き方も可能なため、フルタイム勤務が難しい場合の選択肢になりそうです。

病児保育で体調を崩した子どもをサポート

病気の子供を看病する女性を描いた画像

「子どもが病気になったけれど仕事を休めない」という保護者を支えるのが、病児や病後児を預かる病児保育です。医療併設や保育園併設などの「施設型」に加え、近年注目されているのが「訪問型」。依頼者の自宅に訪れてより家庭的な保育を行うもので、必要に応じて医療従事者と連携しながら、体調を崩した子どもを手厚くサポートしています。保育士以外の資格が必須というわけではありませんが、「認定病児保育スペシャリスト」といった資格を取得するなどして、病児保育について深く学んでおけるとベターです。

企業内の保育園で活躍する保育士も

院内保育所の近くで仕事をするスーツ姿の女性を写した画像

2015年に施行された子ども子育て支援新制度では、定員4分の1を地域に開放するといった条件を満たすことで、「事業所内保育事業」が認可されるようになりました。さらに、2016年には「企業主導型保育事業」がスタートしています。こちらは認可外施設ではありますが、その企業に勤める保護者の働き方に柔軟かつスピーディーに対応できるという特徴があります。今後、企業内に設置される保育園は増加していくことが見込まれており、保育士の新たな活躍のステージとしても注目を浴びています。

キャリアアドバイザーからのコメント

これらのほか、学童の先生やプレイリーダー、ベビーシッター、保育ママなど、保育の専門性を生かせる職種はたくさんあります。ライフステージの変化などでこれまで通りの働き方ができなくなっても、保育士としてあなたが求められる場は必ずあるはず。キャリアを選択するときは、「保育士は子どもに関わるプロ」という広い視野を忘れないようにしてくださいね。
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