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妊娠や出産をきっかけに退職し、「仕事に復帰したくても、自分の子どもが待機児童になってしまう......」という潜在保育士も少なくないでしょう。しかし、2018年度から全国的に「保育士の子どもの優先入所」が実施されることを知っていますか? ママさん保育士にとって朗報とも言える今回の動き、どんなものか詳しく見ていきましょう!

2018年度から「保育士の子どもの優先入所」が決定!

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そもそも「保育士の子どもの預かり支援の推進」は、2020年度末までに待機児童解消を目指す政府の「子育て安心プラン」で掲げられていた事項の一つです。具体的な方策として、2018年度から保育士等(保育士、幼稚園教諭、保育教諭)の子どもを優先入所させるため、「入園の可能性が大きく高まるような点数付けを行い、可能な限り速やかに入園を確定させること」を自治体に求めています。

また、圏域を越えた利用調整のために協定を結ぶなど、自治体同士が積極的に連携すべきことも要請しています。これは、自分の住んでいる市町村以外の保育園に勤務する保育士が多いことが調査により明らかになったためです。居住する市町村によらず利用調整を行い、より広域的な待機児童の解消につなげようとする狙いがあるのです。

本当に「保育士の子どもだけ、ずるい!」のか?

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これらの動きを受けて、「保育園に入れなくて皆が困っているのに、保育士だけずるい!」という声も少なからずあるようですが、それは本当に的を射たものなのでしょうか? 潜在していた保育士が自分の子どもを預けることで働き始めれば、その子のために埋まった枠以上の受け皿を確保することができます。一般的な認可保育所であれば、0歳児 3人、1~2歳児6人、3歳児20人、4~5歳児30人に対して、それぞれ保育士1人以上を配置することが法令で定められているので、保育士が1人復帰することでその数倍から数十倍の保育が可能になることは明らかです。

実は、「保育士の子どもの優先入所」は、一部の自治体ではすでに行われていたことでもあります。例えば、東京都の杉並区、北区、墨田区、新宿区などで、「保育の必要度などを点数化した指数が同一の場合、保育士の子どもの優先順位を上げる」といった調整が図られているのです。今回の決定は、待機児童問題の解消を図るため、あらためて優先入所について全国で足並みをそろえようとするものだと言えるでしょう。質・量ともに日本の保育を充実させるためには、ママさん保育士たちの力が欠かせないのです。

「自分の子どもが職場にいる」という環境も

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これまで、保育士が働く園については、その子どもを一律に入園させないとする自治体が少なからずありました。しかし、このことについても「扱いに差を設けず、他の保育園等の場合と同様に入園の対象とすること」との通知が出され、覆されることになりました。自分が働く保育園に自分の子どもも登園することに違和感を覚える人もいるかもしれませんが、一部の認可外保育園などではすでにあったことで、決して非現実的な話ではありません。「自分の子どもがいるクラスはなるべく担当しない」といった配慮は必要でしょうが、今後そのような環境で働く保育士は増えていくことが予想されます。

キャリアアドバイザーからのコメント

さまざまな声が聞こえてくる今回の動きですが、子どものいる潜在保育士の力が必要とされていることは事実。わが子が保育園に入れないことを理由に復職をためらっているなら、今動き出すのが吉かもしれません。マイナビ保育士では、専任のキャリアアドバイザーが無料で復職のサポートをさせていただきます。求人票には掲載されていない時間や給料、条件面の交渉もお任せください。