ベビーシッターに預けた子供たちに手を振り出かける保護者の様子を写した写真

集団保育とは一味違う!「居宅型訪問保育」ならではの魅力

保育士の働き方が多様化している今、一般的な保育園でクラス担任をすること以外にも、あなたに向いている道があるかもしれません。今回は、子どものいる家を訪れてマンツーマンで保育する「居宅型訪問保育」に注目し、どんな魅力があるのか探っていきたいと思います。

そもそも居宅型訪問保育ってなに?

赤ちゃんの面倒をみるベビーシッターの様子を写した写真

居宅型訪問保育は、2015年にスタートした子ども・子育て支援新制度における「地域型保育事業」の1つです。保育を必要とする0~2歳児がいる家を訪れマンツーマン(1対1)で保育する、いわゆるベビーシッターのようなイメージです。市町村による認可事業として、地域型保育給付の対象となったため、利用者の保育料は認可保育園に通わせる場合と同額程度になり、個人でベビーシッターを雇った場合に比べると格安の料金で利用できます。ただし、保育認定を受けているすべての子どもが対象というわけではなく、以下のような理由で集団保育が難しい子どもを保育するのが特徴です。

・病気や障害を抱えている。
・保育施設が利用定員を減少させるなどして、継続的な保育の受け皿が必要である。
・児童福祉法に基づく措置に対応するための保育を行う必要がある。
・ひとり親家庭で夜勤があるなど、自宅での保育の必要性が高い。
・離島やへき地に住んでいる。

病児・病後児保育や障害児保育、ひとり親家庭など、これまで支援が不十分とされてきた子どもたちを支える制度として、大きな期待が寄せられています。また、自治体によっては、認可保育園に入れなかった待機児童へ対象範囲を広げる動きもあります。待機児童ゼロ対策として、東京23区を中心に利用する動きが広まりつつあり、保育士の新しい働き方として注目が集まっています。

現場ではどんな働き方をするの?

子供たちと一緒にスマートフォンで動画を見るベビーシッターの写真

保育所保育指針に基づいた保育を実践するという点では、一般的な保育園と変わりません。保護者からの引き継ぎを受けて、子どもの遊びや食事、排泄などをサポートし、心身の発達を促すよう関わっていきます。自宅内での遊びはもちろん、病気や時間帯の問題で難しい場合を除き、公園や地域の施設などへ出かけることもあります。

保育時間は1日8時間が原則とされていますが、保護者の就労時間などに応じて個別に定められることが多いようです。あくまでも子どもの保育のために派遣されるのであり、いわゆる家事サービスを行うわけではありません。子どもの食事やおやつについても、準備するのは保護者の役割。電子レンジでの温めや盛り付けなどを必要に応じて行うことはあっても、調理を担当することはありません。

どんな人に向いている?

やさしい笑顔で子供を見守るベビーシッターの写真

「必要な研修を修了し、保育士又は保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者」が要件となっており、保育士資格が必須とはされてはいないものの、高度な保育の専門性が必要とされるでしょう。複数の職員が一緒に働く一般的な保育園と異なり、1人で現場に入る居宅型訪問保育では、ほかの職員からフォローしてもらうことが難しいからです。また、現場は自宅という私的な空間であることから、しっかりとした倫理観を有し、子どもや保護者から信頼が得られる保育者が求められています。もちろん、病児保育や病後児保育、障害児保育を行う場合は、病気や障害に対する知識・技術を持っているとなおよいでしょう。

居宅型訪問保育は、言葉どおり「家庭的な環境」で子どもが過ごすことを支え、じっくりと個別的な保育を極めたいという方にはうってつけの働き方ではないでしょうか。集団保育ではなかなか実践するのが難しい、一人ひとりの子どもとの関わりを深めることに集中できる保育のあり方は、これからいっそう注目を集めそうです。

まとめ

マイナビ保育士では、マンツーマンで行う新しい保育として注目の「居宅型訪問保育」のほか、保育士のみなさんのライフプランにぴったりの働き方をご提案させていただきます。「どんな働き方が自分に合うのか?」「復職したいけど不安」など、キャリアや働き方のプランで悩んだときは、マイナビ保育士のキャリアアドバイザーにご相談ください。専任のアドバイザーが、あなたにぴったり職場探しのお手伝いをいたします。