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保育士として中途採用を狙うとき、新卒時の就職活動と同じような感覚ではうまくいかないかもしれません。希望する職場から求められる保育士であるために、押さえておきたい転職活動時のポイントをチェックしておきましょう。

1.保育士の中途採用者に期待されることを理解しよう!

まずは園側が中途採用者に求めるポイントを、新卒者との違いも考えながら見ていきましょう。

・社会人としての基本が身に付いている

新卒者なら笑って許してもらえることも、中途採用ではシビアに見られる可能性が大。社会人として恥ずかしくない言葉遣いやマナーを身に付けており、安心して保護者対応を任せられるような保育士が必要とされています。

・積極性がある

「指示がないから」と何もせず、受け身の姿勢でいるのは大きなマイナスポイントです。「子どもが好き」という気持ちを基本に、これまでの経験を生かして自主的に動いたり提案したりする姿勢を見せましょう。

・柔軟性がある

どれだけ経験豊富な保育士でも、前の職場でのやり方に固執する頑なさを見せれば、採用する側は「使いづらい」と思うもの。子どもへの対応でもクラス運営でも、新しい職場の"流儀"へ対応する柔軟性が必要です。

2.保育士採用プロセスごとのコツを押さえよう!

STEP1:園選び

「これだけは譲れない(=Must)」と「あったらいいな(=Want)」をごっちゃにせず、意識的に分けて考えましょう。先にMustとなる条件で応募先を絞り込んでおき、それからWantの条件を見て最終決定することが基本です。初めからWantの条件ばかりに目を向けると、そもそもの転職理由を見失い、何か所見学しても応募先が決まらない......という状態になってしまいがちです。

ピンクの屋根の保育園の外観イラスト

STEP2:転職活動の計画

応募先の選考スケジュールを把握したうえで、大幅なズレが起こらないよう注意して計画を立てましょう。面接試験の結果が出るタイミングや、内定を得てからの返答期限などを理解していれば、「全部の結果が出そろう前に、最初に受けた園の返答期限を迎えてしまった!」などという事態を避けることができます。

スケジュール帳に何か書き込み微笑んでいる女性

STEP3:書類作り

焦って仕上げた書類には、どうしても粗が出やすいもの。時間的な余裕を確保し、完成させた書類は提出前に最終確認するようにしましょう。書き直す手間や時間を惜しむあまり、修正液や修正テープは使わないで。また、写真の貼り忘れは論外として、切り貼りの乱雑さも悪印象につながります。

履歴書に女性が記入しようとしているところ

STEP4:面接試験

清潔感のある身だしなみ(スーツが基本)で臨み、笑顔でハキハキと話します。会話のキャッチボールがスムーズにできるかも見られていますから、相手の質問をよく聞き、的確かつ簡潔に答えることを意識してみましょう。自己アピールしようと、やたらとしゃべりすぎるのはNG。自分をよく見せようと嘘をついたり、現在の職場の悪口ばかり言ったりすることは厳禁です。

男性2名の面接官と女性が面接をしているイラスト

3.保育士転職に不安があるときの考え方とは?

女性がハテナマークを持って上を見ている

不安その1「転職回数が多くても大丈夫?」

年齢にもよりますが、3~4回以上の転職経験があると、「転職回数が多い」という印象を与えがちです。しかし、園側は単純に転職回数だけを見ているわけではありません。それぞれの園でどれくらいの年数勤めてきたか、どのようなタイミングや理由で転職したかをしっかりと説明し、相手の納得感を得ることが大切です。

不安その2「現場経験がほとんどないときはどうすればいい?」

経験のなさをカバーしようと頭でっかちな質問を繰り返したり、少ない経験を過剰にアピールしたりすると、逆効果になることが少なくありません。未経験、あるいは経験が少ないことを素直に認められる謙虚さや誠実さを持ち、保育への思いをそのまま伝えるのが一番です。

これらのポイントを押さえるだけでも、転職活動の精度は格段にアップするはず。不安材料が多かったり、自力での転職活動にどうしても自信が持てなかったりするときは、マイナビのキャリアアドバイザーへ相談してみましょう!