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保育士として働く方の悩みとして多いのが「一人暮らし」です。実家で暮らすよりも費用がかかり、家事なども自分で担当しなければならないため、給料が上がりにくく勤務時間が長い保育士さんは一人暮らしに乗り出しにくいのではないでしょうか。

この記事では一人暮らしの費用やメリット・デメリットを紹介します。一人暮らしを始めたい保育士さんは参考にしてみてください。

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保育士が一人暮らししようと思うとかかる平均費用って

電卓を持つ女性

保育士さんが一人暮らしを始める際に最もネックになるのは費用の問題でしょう。
一人暮らしにかかる費用は大きく分けて、

・家賃
・初期費用

の2つがあります。
どちらも欠かせない出費なので、一人暮らしに乗り出す前に必要な費用を計算しておくことが大切です。

まずは一人暮らしにかかる費用を地域ごとに見ていきます。
一人暮らしで選ばれる間取りとして、ワンルームや1K、1LDKを想定してみましょう。

関東圏に住む保育士さんが一人暮らしにかける費用の相場

関東圏の中心部・東京都の家賃相場は8万円代です。
入居時にかかる初期費用としては家賃の3倍の金額を見ておきましょう。
ここにシーズンごとの引越し費用を加えた金額が、保育士さんの一人暮らしに必要な費用の相場です。
東京都で一人暮らしを始める際の費用をまとめると、

家賃...8万円
初期費用...24万円
引越し費用...3万〜4万円

東京都で一人暮らしを始める場合、少なくとも27万円程度の貯金をしておくとよいでしょう。

関西圏に住む保育士さんが一人暮らしにかける費用の相場

関西圏の中心部・大阪の家賃相場は5〜6万円です。

上記の相場を当てはめると、

家賃...5〜6万円
初期費用...15万円
引越し費用...3〜4万円

大阪府で一人暮らしを始める場合、少なくとも18万円程度の貯金をしておくとよいでしょう。

地方に住む保育士さんが一人暮らしにかける費用の相場

地方の家賃相場は5万円です。

入居時にかかる初期費用としては家賃の3倍の金額を見ておきましょう。
ここにシーズンごとの引越し費用を加えた金額が、保育士さんの一人暮らしに必要な費用の相場です。

地方で一人暮らしを始める際の費用をまとめると、

家賃...5万円
初期費用...15万円
引越し費用...3万〜4万円

地方で一人暮らしを始める場合、少なくとも18万円程度の貯金をしておくとよいでしょう。

保育士さんのための住宅手当&家賃補助特集

保育士さんが一人暮らしをするメリット

楽しそうに一人暮らしする女性

保育士さんが一人暮らしをすると様々なメリットが得られます。実家暮らしに比べて得られるメリットを見ていきましょう。

自分の裁量で決められることが増える

勤務時間が長い保育士さんは、特に自分のプライベートな時間を大切にしたくなるでしょう。 帰宅後の時間を全て自分の自由に決められることや、家事を好きなタイミングで好きなように済ませられることも一人暮らしのメリットです。

友人や恋人を招きやすい

実家暮らしではなかなか呼びにくい友人・恋人も自由に招けるのが一人暮らしのメリットです。時間や人数に気を使うことなく人を招けるので、自由な時間の少ない保育士さんにとっては特に遊びの幅が広がるのではないでしょうか。複数人で入居できる物件であれば友人や恋人と同棲できるので、ライフスタイルの幅を広げることにもつながります。

通勤しやすい場所で暮らせる

実家が勤務地から遠い場合は、職場に近い物件で一人暮らしすることで通勤時間を短くできるのもメリットです。都市部に住んでいる保育士さんは満員電車に巻き込まれる可能性も高いでしょう。ストレスを減らし、自由な時間を増やせるので、職場から遠い場所に住んでいる保育士さんにとって一人暮らしは大きなメリットを得られるでしょう。

保育士さんが一人暮らしをするデメリット

一人暮らしで寂しそうな女性

保育士さんが一人暮らしをすると様々なデメリットが生じます。実家暮らしに比べて生じるデメリットを見ていきましょう。

家事に時間を取られる

一人暮らしをしていると洗濯や炊事、各種手続きなどを自分で済ませなければなりません。帰宅時間が遅くなりがちな保育士さんにとって、家事は貴重なプライベートの時間を削る作業なので苦になる方にとってはデメリットでしょう。しかし、家事スキルを高めておくと役立つことも多々あります。料理のスキルがあれば食費を抑えながら美味しいご飯が食べられますし、洗濯や各種手続きなどに慣れていれば家庭を築いたときにも役立つでしょう。保育士として働きながらこれらを済ませるのは難しいことですが、身につければ生活力が身に付き、今後の生活を豊かにしてくれます。

実家暮らしではかからない費用がかかる

一人暮らしと実家暮らしで最も大きな違いは家賃の有無です。賃貸物件に住むと毎月固定費として家賃を支払わなければなりません。固定費が増えると、かわりに食費や娯楽費などを削らなければならず、自由に使えるお金が減ってしまいます。何を削って何を残すのか考えながら生活をやりくりしていかなければならないので、実家暮らしでは感じなくてもよい緊張感を感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。給料が上がりにくい保育士さんにとって、費用の問題が一番のデメリットとなりそうです。

まとめ

一般的に家賃は収入の4分の1程度に留める必要があります。それを下回ると必要なお金まで毎月の家賃に消費されてしまうので、自分の手取り給与と相談しながら物件を選びましょう。どうしても一人暮らしに踏み切れない場合は、転職も視野に入れて考えてみることをおすすめします。今よりも好条件の転職先に転職すれば生活に余裕ができるので、一人暮らしにかかる費用を捻出するのも簡単になるでしょう。

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