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保育士を目指す方にとって、職場である園でどこまでおしゃれを楽しめるかという点は気になるものではないでしょうか。特にネイルを楽しむ女性が増えている昨今では、ネイルも身だしなみのひとつであると捉える風潮が主流です。

そこで今回は、ネイルに対する最近の保育園や保護者の見解や、保育士が勤務中にネイルをすることができるか、さらにネイル以外のおしゃれ事情についても解説します。保育士として働きながら、おしゃれも楽しみたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

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保育士のネイルはOK?NG?

マニキュアを塗る女性

ネイルは、昨今のファッションのトレンドとして、欠かすことができないもののひとつです。20代・30代女性のおよそ半数が、サロンや自宅でのセルフネイルを含め、ネイルでのおしゃれを日常的に楽しんでいます。
若い女性にとって、ネイルは特別な日のためのものではなく、普段の身だしなみの一部であると言えるでしょう。

結論として、保育士のネイルは可能とされているかどうかは、園ごとに決まりがあります。しかし基本的には、子どもへの安全面や衛生面に配慮すべく、全面禁止にしている園がほとんどです。

また、「シンプルなネイルであれば可能」としている園でも、「ネイルをしている保育士に子どもを安心して預けることができない」と保護者からクレームが入ってしまうことも考えられます。

「保育士のネイルはNG」な園が多い理由

保育士は子どもたちと密に接する仕事内容のため、子どもの肌を傷つけることがないよう安全面に配慮し、爪を短くして衛生的にすることが求められます。
ネイルが映えるように爪を伸ばすことは、当然NGです。爪の間や欠けた部分に汚れが溜まりやすく不潔になりがちであるため、保育士の仕事には向きません。

また、マニキュアやジェルネイルの中にはアレルギー物質を含むものがあるため、誤飲の可能性にも考慮して、保育の現場では避けるべきだと言えるでしょう。

保育園に通う子どもにとって、園の先生の影響は計り知れません。女児の中にはネイルに興味を持ち、先生の真似をしたいと言い出す子が出てくる可能性もあります。
また、安全面・衛生面と共に子どもへの悪影響を考えれば、子どもを預ける保護者の信頼を失う可能性も高いでしょう。

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実際どうなの?保護者からの賛否両論と近年の保育士のおしゃれ事情

YES/NO

最近では、ファッションやトレンドというだけでなく、身だしなみの一部という意識の高まりもあり、ネイルに一定の理解を示す保護者も増加傾向にあります。

一方で、「ネイルは仕事上必要ないため反対」という意見もあり、まだまだネイルに関して保護者からの印象は賛否両論であると言えるでしょう。

以下は賛成派と反対派の意見をまとめたものです。

賛成派 反対派
・爪が短ければ良い
・派手でなければ良い
・控えめな色であれば良い
・きちんと仕事をすれば良い
・逆にメイクやおしゃれをまったくしない
保育士さんの方が嫌だ
・保育士の仕事にネイルは必要ない
・ストーンやジェルの誤飲がありそうで不安
・不潔そうだから不安
・子どもが真似をしたがりそうで不安

上記のように、理解ある保護者も増加傾向にあり、昨今では保育士不足を解消するために、「ネイルOK」の求人も増えています。

ネイルOKの保育士求人も増加傾向にある!

特に東京などの大都市圏では保育園不足が問題となっていますが、同時に保育士の不足も深刻です。保育不足解消のために急いで新設されているエリアの園では、求人募集の条件においてネイルOKとしているところも増えています。
パートやアルバイトであれば、ある程度の自由が認められるでしょう。

また、ネイルをOKとしている園では、ネイル以外の服装や髪色に関しても寛容であることが多い傾向にあります。
多くの園で、黒髪・ノーメイクの保育士が求められる中、「派手すぎないヘアカラーOK」や「ナチュラルメイクOK」「シンプルなピアスOK」としている園も目立ってきました。
おしゃれが好きな方にとっては、理解ある職場だと言えるでしょう。

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どうしてもネイルがしたい!そんな保育士におすすめの方法3選

ネイルチップ

「おしゃれにネイルは欠かせないものである」と考える保育士の方も少なくないでしょう。さらに、もともと爪が弱いため、補強としてネイルが必須だという場合も考えられます。
どうしてもネイルをしたいという保育士の方は、どのようにおしゃれを楽しめば良いのでしょうか。

そもそもジェルネイルは施術やオフに時間がかかるうえ、ネイル代も安いものではありません。そのため、週末の休日2日間程度で楽しむだけではもったいないと言えるでしょう。

ここからは、どうしてもネイルをしたいという方に向けて、おすすめの方法を3つ紹介します。

爪を短く揃えて派手な色や柄を避ける

ネイルOKの保育園の場合も、どのようなネイルでもOKであるというわけではないため、派手なネイルは避けましょう。保護者の信頼を失うことになりかねないため、目立ちやすい派手なネイルは歓迎されません。

以下のようなネイルであれば、シンプルかつ大人っぽい仕上がりになるため、園や保護者からの印象も悪くはないでしょう。

長さ 爪は短く切り揃える(5mm程度)
派手な色は避け、ヌーディカラー(アースカラー)か透明にする
デコレーション ストーンやラメなどの立体的なデコレーションは付けない

ネイルチップやネイルシールで休日のみ楽しむ

勤務している園がネイルNGである場合や、保護者の目が気になるといった場合は、休日にだけネイルを楽しむしかありません。しかし、「せっかく時間をかけて施術したネイルを1~2日で剥がしてしまうのも嫌だ」と考える人も多いでしょう。

1~2日でネイルオフをしたくない場合は、簡単に取り外しできて気軽に楽しめるネイルチップやネイルシールで楽しむことをおすすめします。

ネイルチップは、接着剤でしっかり爪に張り付けることができますが、その分強固で剥がすことにも時間がかかり、爪を痛めやすいことが難点です。1~2日程度の利用であれば、両面テープの利用もおすすめです。

また、結婚式やお出かけなど特別な予定があり、どうしてもネイルチップが剥がれたくないという場合は、ネイルサロンの予約をおすすめします。
ネイルサロンでは、ネイルチップの装着も行っています。土日などの週末や祝日は混み合うため、2週間前までには済ませておき、オフも同じ週末に予約することを忘れないようにしてください。

「ネイルOK」の保育士求人を選ぶ

昨今の深刻な保育園・保育士不足を解消するために、さまざまな施策が行われています。ネイルの規定が緩めの求人が増えたことも、保育士不足を解消ための施策の一環であると考えて良いでしょう。

どうしても毎日ネイルを楽しみたいという人や、爪が弱くてネイルでの補強が欠かせない人は、「ネイルOK」の保育士求人を選んで応募することをおすすめします。

保育士の仕事上、保護者との信頼関係を保つことも非常に重要です。たとえ園で許されていても、保護者を不安にさせるような派手なネイルは慎むようにしましょう。

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まとめ

おしゃれが大好きな女性にとって、もはやトレンドというより日常的な身だしなみとして定着したネイルですが、保育の現場ではほとんどの場合NGであるとされています。
ネイルをNGとしている園が増えている中で、新規の園ではネイルOKの職場も増えており、保護者の中にも理解を示す人が増加傾向にあります。

しかし、子どもの安全面を配慮しなければならないうえ、すべての保護者がネイルに対して寛容な気持ちであるわけではありません。そのため、基本的にはネイルを控える、もしくはシンプルなネイルをすることが大切です。

どうしてもネイルをしたい保育士は、休日だけおしゃれを楽しむか、ネイルOKの求人を選ぶと良いでしょう。ここまでの内容を参考に、ぜひおしゃれを楽しみながら保育士として活躍してください。