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愛知県で保育士として働くにあたり、愛知県の保育士の給料相場が全国平均と比べてどのくらい違うのか知りたい人もいるでしょう。保育士の給料は、同じ愛知県でも市区町村によって差が生じます。愛知県で保育士を目指すのなら、給料相場の実態や、県が実施する支援・補助制度に注目することも大切です。

今回は、愛知県における保育士の給料相場と、県や市が実施する支援・補助制度について紹介します。愛知県内で保育士として働くことを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

【愛知県】保育士の給料相場|全国平均との比較

愛知県で働く保育士の給料相場は、全国平均と比較しても大きな差はありません。 下記は、全国の保育士の給料と、愛知県の保育士の給料の違いを示した表です。

■保育士の給料相場

全国 愛知県
平均月収 約24万円 約25万円
平均年収 約358万円 約365万円

(出典:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」/​https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html

ただし、上記はあくまでも相場です。私立・公立といった保育所の運営形態、正社員・契約社員・パートまたはアルバイトなどの雇用形態、保育士の勤務年数によって、支給される給料は変動します。

また、保育所の経営方針にもよりますが、保育士の初任給は学歴で変わり、専門学校卒や短大卒よりも大卒のほうが高くなる傾向にあります。しかし、給料形態が年功序列であれば、勤務年数に伴い給料が上がるため、専門学校卒や短大卒でも給料の差を感じることは少ないでしょう。

また、愛知県内で働く保育士の多くは30代です。

■保育士の平均年齢

全国 愛知県
36.8歳 33.6歳

(出典:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」/​https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html

全国平均と比べると、愛知県では30代前後の保育士が多く活躍していると言えるでしょう。

愛知県内で違いはある?保育士の給料が高い市区町村はどこ?

愛知県と首をかしげる女性

同じ愛知県内でも、勤務するエリアによって保育士の給料に差があります。大都市である名古屋市は、愛知県の中でも保育士の給料が高いことが特徴です。特に緑区・東区・天白区は、比較的に給料が高い傾向にあります。

ここでは、愛知県内のエリアによって保育士の給料に差が生じる理由を解説します。

県内のエリアによって給料に違いがある理由

愛知県の中でも保育士の給料に差が出る理由は主に3つです。給料に差がある理由を知ることで、保育所の求人内容を比較しやすくなるでしょう。

(1)物価や家賃相場に違いがある

物価や家賃相場が高い都心部は、保育士の給料が高くなるケースがほとんどです。そのため、勤務地が名古屋市内の場合、保育士に限らずさまざまな職種において給料が高い傾向にあります。

(2)保育士が不足している

保育所で働く保育士の数が不足している場合、一人ひとりの保育士の仕事量や負担は必然的に増えます。そのため、保育士が不足しているエリアの保育所では、人材不足の解消を目的に、保育士の給料相場を高く設定する場合があります。また、保育士の需要が高いエリアのほうが、諸手当や賞与などの待遇がよい保育所が多いことも特徴です。給料面はもちろん、福利厚生も充実しており、産休・育休制度や結婚・出産時のお祝い金の支給がある保育所も少なくありません。

(3)待機児童が多い

保育士の数を十分に確保できているエリアは、たくさんの子どもたちを受け入れることが可能です。しかし、人口が多いエリアはその分待機児童も多く、慢性的に保育士が不足しているケースもめずらしくありません。待機児童問題を解決するために、さらに保育士の給料を上げて人材確保を目指す保育所は増えています。

愛知県で実施!保育士に対する「支援・補助制度」とは

愛知県の景色と女性

愛知県では、保育士資格を持たない補助者を雇用する保育所や施設、県内で働く保育士に対し支援・補助制度を設けています。保育士が給料面に不安を抱えず働くための支援や、保育士を目指す学生をサポートする制度に力を入れているため、安心して就活準備や転職を行えるでしょう。

ここからは、愛知県で保育士として働きたい人が知っておくべき3つの支援・補助制度について解説します。

保育士奨学金返済支援

「保育士奨学金返済支援」とは、名古屋市で行われている、保育士を対象に奨学金の返済を支援する制度です。この制度は、奨学金を借りて保育士となった人をサポートする画期的な取り組みとして注目を集めています。

奨学金は働きながら返済することができますが、生活と並行して奨学金を返すことが金銭的な負担となっているケースも少なくありません。そうした保育士の経済的な問題の解決を図るために、名古屋市では「保育士奨学金返済支援」を取り入れています。

■保育士奨学金返済支援の概要

対象事業者 民間保育所、認定こども園、小規模保育事業所等地域型保育事業
対象保育士 養成施設卒業による資格取得後1年以内に就職した保育士
対象経費 奨学金返済費用※
補助額 月額1万円

※就業開始から3年間の奨学金返済費用のうち平成30年4月以降の費用

(出典:名古屋市「平成30年度主な施策等一覧(子ども青少年局)」/​http://www.city.nagoya.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000102/102554/10kodomoseisyounen.pdf

保育士修学資金貸付

保育士として働くためには、専門学校や大学などの養成施設を卒業して保育士試験に合格する必要があります。しかし、合格を目指すためにはまとまった費用がかかることから、金銭的な問題で保育士の資格取得を諦める人も少なくありません。

そこで、愛知県では保育士の人材確保を目的に、県内の保育士養成施設に在学している人を対象とした「保育士修学資金貸付」を実施しています。「卒業後1年以内に愛知県内で保育士となり5年以上勤務する」など、所定の条件を満たせば、貸付金の返済は全額免除となります。

■保育士修学資金貸付の概要

貸付対象者 厚生労働大臣が指定する愛知県内の養成施設に入学した人
貸付期間(振込時期) 6月・7月・10月・1月
貸付額 ・学費...月額5万円以内(2年間のみ)
・入学準備金...20万円以内(初年度のみ)
・就職準備金...20万円以内(卒業年度のみ)

(出典:社会福祉法人愛知県社会福祉協議会「保育士修学資金貸付の手引き」/​https://www.aichi-fukushi.or.jp/intoro/jinzai/pdf/nsl_guide0409.pdf

なお、養成施設の卒業後に保育士として勤務しなかった場合などは、貸付金を返還しなければなりません。ただし、災害や疾病などのやむを得ない理由がある場合は、一定期間返還を先送りしてもらうことも可能です。

保育士就職支援研修会

社会福祉法人愛知県社会福祉協議会 愛知県保育士・保育所支援センターでは、ブランクのある人や未経験の人に向けて「保育士就職支援研修会」を定期的に開催しています。

保育士資格は持っているものの、出産や育児に伴い、保育園を退社した人もいるでしょう。また、保育分野の仕事に興味があっても、保育士の資格がなく、保育園の就職を決断できない人もいます。

保育士の資格を活かしたい、保育士の資格がなくても保育分野で働きたいという場合は「保育士就職支援研修会」へ参加してみるとよいでしょう。

■保育士就職支援研修会の概要

対象者 保育所への就職を希望する人
保育の仕事に関心のある人
研修プログラム 保育に関する講義
保育現場で役立つ実技 など

(出典:社会福祉法人愛知県社会福祉協議会 愛知県保育士・保育所支援センター「イベントのご案内」

愛知県では、保育士の人材不足解消を目的としたさまざまな制度を実施しています。中には経済的に補助してくれる制度もあるため、愛知県で保育士を目指している人は、ぜひ上記で紹介した制度を積極的に活用しましょう。

まとめ

愛知県における保育士の給料相場は、勤務するエリアや学歴・勤続年数によって大きく変わります。保育所の保育士不足や待機児童問題が、保育士の給料相場に影響することも少なくありません。給料面や待遇面に満足できる保育所を愛知県で探したい場合は、各保育所の求人内容をよく比較検討することが大切です。

また、愛知県で保育士として働きたいなら、県内で実施している「支援・補助制度」を活用することもおすすめします。経済的な負担を軽減しつつ、保育士になるという夢を叶えることができるでしょう。

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