【保育士向け】ピアノが弾けない!仕事を辞めたいときの2つの選択肢

保育士を続けるためには、ピアノが弾けることが重要となります。しかし、ピアノがうまく弾けない場合、保育士を辞めたいと考える方も多くいるでしょう。ピアノは急にうまく弾けるようになるわけではありません。

ピアノが弾けないことが原因で、保育士を辞めたいと考えている場合は、一度違う視点で考えてみることが大切です。

当記事では、保育士に求められるピアノのレベルについて解説します。また、ピアノが弾けない保育士の2つの選択肢や、ピアノが不要な保育園についても紹介するため、ピアノが弾けないために保育士の仕事を辞めたいと考えている方は、ぜひご一読ください。

保育士に求められるピアノのレベル

ピアノを弾く手

保育士として働くうえで、ピアノの技術は必要不可欠と考えている方も多いでしょう。しかし、実際は高度な技術がなくても、保育士試験の際の実技試験を通過すれば、問題ありません。実技試験で求められるスキルは、歌や伴奏、リズムなど、演奏を総合的に表現することができるかどうかです。

令和元年(平成31年)の実技試験では、次の2曲が課題曲として選ばれました。

  • どんぐりころころ
  • バスごっこ

出典:一般社団法人全国保育士養成協議会「令和元年(平成31年)実技試験概要」/ https://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/37.html

上記の課題曲を弾くことができれば、保育士として最低限のピアノレベルがあると言って良いでしょう。

ピアノが弾けない保育士の2つの選択肢

保育士とこども

保育士として働くうえで、前項で紹介した課題曲を弾くことができれば問題ないことを解説しました。しかし、中には前項で紹介した課題曲が弾けない方もいるでしょう。

では、実技試験で出される課題曲が弾けない場合、どのようにすれば良いのでしょうか。

ここでは、ピアノが弾けなくても保育士としてやっていくための2つの選択肢を紹介します。ピアノが弾けないために保育士を辞めたいと感じている方は、ぜひ参考にしてください。

練習をして技術を磨く

ピアノが弾けない方が保育士として仕事を続けるためには、空いた時間などを利用し、練習をしてピアノの技術を上達させることが大切です。地道な努力ではありますが、ピアノを克服して保育士としてやっていくためには、最適な方法であると言えます。

独学で行えるピアノの練習方法としては、以下の3つがあります。

〇楽譜にルビを振って練習する

そもそもピアノが苦手な方は、楽譜から音符を読み取ること自体が苦手である場合がほとんどです。そのため、まずは音符を理解するために、ルビを振ってピアノを弾く練習をすることから始めると良いでしょう。

また、練習用の教材には子ども用の教本がおすすめです。中には、すでにルビが振られている教本も販売されているため、楽譜が読みやすくなるでしょう。

〇簡単な童謡で練習する

最初から難易度の高い曲には挑戦せず、簡単な童謡から演奏を始めてみましょう。そして、徐々に難しい曲に挑戦していくことがおすすめです。

先述したルビを振ったうえで演奏することで、効率良く練習することができます。

〇動画サイトで手元動画などを参考にする

近年では、「ピアノ練習」などと検索すれば、数多くのピアノ練習の動画がヒットします。中には、ピアノを演奏している手元を映した「手元動画」も上がっているため、実際に手の動きを見て参考にすることが可能です。

動画であれば、再生位置を自由に決めることができます。そのため、自分のペースで練習することができるでしょう。

ピアノのスキルが不要な保育園に転職する

保育士という仕事において、ピアノは重要なものではありますが、必須というわけではありません。たしかに、保育園や幼稚園にはピアノの保育があるという認識をしている方は多くいます。しかし、中にはピアノの保育がない施設もあります。

ピアノのスキルが不要な保育園に転職することで、ピアノが弾けなくても保育士としてやっていくことが可能です。

ピアノのスキルが不要な保育園とは?

子供

ピアノを弾く必要がない施設には、「企業内保育園」「小規模保育園」「院内保育園」の3つが挙げられます。しかし、それぞれの施設でどのような保育を行うのか分からない方も多くいるでしょう。

最後は、それぞれの施設の特徴やピアノのスキルが不要な理由を詳しく紹介します。施設によって保育対象となる子どもや勤務時間などは異なります。
ピアノが苦手でも保育士の仕事を続けたいと考えている方は、ぜひ当項目を参考にし、転職する際は活用してください。

企業内保育園

企業内保育園とは、企業の中に併設された保育所のことで、企業で働く従業員の子どもを預かり、保育します。

企業内保育園は、施設形態によって以下の3種類に分類されます。

施設形態 内容
単独設置型 一つの企業が単独で設置した施設で、企業(自社)で働く従業員の
子どもを保育をする。
地域開放型 一つの企業が設置した施設で、企業(自社)で働く従業員の子どもと
地域の児童を保育する。
共同型 複数の企業が共同で一つの施設を設置したもの。施設を設置したすべての
企業の従業員が対象となる。

保育園や幼稚園とは異なり、企業内保育園は企業が保育施設を運営しているため、保育士の資格を持っていなくても働くことが可能です。そのため、ピアノが弾けなくても問題はありません。

また、一般的な保育園や幼稚園に比べて子どもの人数が少ないため、ピアノを弾くことが苦手な方でもストレスを感じることなく仕事ができるでしょう。

小規模保育園

小規模保育園は、0〜3歳未満児を対象とした、定員が6人以上19人以下の保育園です。発表会や遊戯会など大きな行事がなく、普段ピアノを弾く機会もあまりないため、ピアノが弾けなくても問題ありません。

小規模保育園での業務内容は、一般保育とそこまで大差ありません。しかし、1人の保育士が担当する園児の人数が少ないため、園児一人ひとりに対して、手厚く保育を行うことができます。

保育士1人あたりの仕事量が増えるのではないかと、不安を感じる方もいるでしょう。しかし、小規模保育園は園児の合計人数も少ないため、比較的にゆったりとした保育を行うことができます。

院内保育園

院内保育園は、病院に勤務する医師や看護師など、医療スタッフの子どもを保育する施設です。企業内保育園と同様に、病院で働く人の子どもを預かります。

病院で働いている方の多くは、24時間勤務です。一般的な保育園や幼稚園に子どもを預けることが難しいため、病院で保育施設を設置していることも珍しくありません。そのため、一般保育園とは異なり、院内保育園で働く保育士は夜勤をすることもあります。
しかし、夜勤の場合は夜勤手当てがつくため、一般保育園に比べて給与はやや高いと言えます。

業務内容は、一般保育園と大差はありませんが、園児が少人数であるため、業務量は比較的少ないです。また、夜になると子どもたちは眠るため、夜勤でも余裕を持って働くことができます。

小規模保育園と同様に、院内保育園も大きな行事はありません。また、園児の人数も少ないため、ピアノが弾けなくても、安心して仕事をすることができるでしょう。

まとめ

ピアノが弾けない場合、練習をするほか、ピアノのスキルが不要な保育園に転職することで、ストレスを感じることなく保育士として活躍することができます。そのため、ピアノが原因で保育士を辞めたいと感じている方は、無理をせずにピアノのスキルが不要な保育園に転職することがおすすめです。

ピアノ保育が不要な保育園には「企業内保育園」「小規模保育園」「院内保育園」の3つがあります。保育する子どもの人数や勤務時間など、保育園によって特徴はさまざまです。自分に適した保育園を見つけるためにも、まずはどのような保育園があるのかを把握したうえで、求人を探すようにしましょう。