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中には、ブランクが気になって復帰を諦める保育士もいるでしょう。しかし、ブランクがあるということは、保育士としてのキャリアを持っているということです。

たとえブランクがあったとしても、保育士の需要はますます高まっています。2020年現在、全国に68万人もの潜在保育士が存在し年々増加している状況です。 そのため、ブランクは、職場復帰におけるアピールポイントとなるほどの強みといえます。

今回は、「ブランクのある保育士が抱きやすい不安」「保育士として復職するときのポイント・注意点」について詳しく解説します。保育士として復職する際に役立つ情報を紹介するため、ぜひ当記事を活用ください。

​ブランクのある保育士がよく抱く不安

ブランクのある保育士が復帰を検討する際、さまざまな不安を抱くことでしょう。ここでは、ブランクのある保育士がよく抱く不安を3つ紹介します。

●今の保育についていけるのかという不安
学生の頃や現役保育士時代の知識が活用できるかどうか、不安に思う人は多くいます。保育の基本は変わっていないとしても、どのように保育に関する最新の情報を勉強するべきかと悩むことがあるようです。

●人間関係に関する不安
以前の職場で人間関係に苦労した経験がある場合、再び人との関わりで煩わしいことがあるのではないかと不安を感じるものです。女性が多い職場では、上司や同僚などとの人間関係が複雑なこともあります。保育施設の規模によっては少ない人数で働いていることもあり、人間関係にヒビが入ると精神的につらい状態となるため、不安は大きくなるでしょう。

●体力面の不安
保育士の仕事は、活動的な子ども達と毎日一緒に遊んだり、着替えなどの日常生活の世話をしたりすることです。そのため、自分の身体の健康や体力については、十分に気をつけておく必要があります。ブランクの間、あまり活動的に過ごせていない場合、復帰後は体力的につらくなることが考えられます。

ブランクのある保育士も復職はできる

子育てする家族

仕事を離れていた期間が長いほど、保育士として復職することに不安はつきまとうものです。しかし、前述したように、ブランクがあっても気にする必要はありません。むしろ、すでに知識とスキルがあるため、貴重な人材として歓迎されます。ブランクのある保育士が歓迎される理由には、以下の2つが挙げられます。

  • 潜在保育士の需要が大きい
  • 実際に子育てをした経験が活かせる

ブランクのある保育士は即戦力となるため、需要が高くなっています。 新卒の保育士は最新の知識と技術を勉強していますが、実践力はまだ育っていません。一方で、潜在保育士はブランクを経ても知識や技術を復習し、アップデートをすれば、比較的早く専門家としての活躍が期待できます。

また、ブランクの間に出産して育児を経験している保育士は、自分の育児経験を現場で活かせるというメリットがあります。子どもの多様性や保護者の気持ちに寄り添い、園児とその親に、より大きな支援ができるでしょう。

ブランクのある保育士が復職するときのポイント

ポイントをかかげる女性

ブランクを経て復職する場合、どのような仕事でも不安を抱くものです。保育士も例外ではありません。成長し発達している過程にある子どもに関わる仕事柄、より慎重な対応が求められることから、復職の不安も大きいことが考えられます。

では、復職への不安を軽減するためには、どうすればよいのでしょうか。 ここからは、ブランクのある保育士が復職する際に押さえるべきポイントを2つ紹介します。

支援研修を活用する

国や自治体は、ブランクがある保育士の復帰促進の重要性から、さまざまな復帰支援対策を進めています。その1つに、ブランクがある保育士に向けて復職支援研修が開催されています。復職支援研修を受講することで、現在の保育現場の状況や課題を知ることができるため、保育士として復帰したいと考えている人にはおすすめです。

復職支援研修は、行政機関や民間会社で行われています。 行政機関の研修は、保育士・保育所支援センターを中心に行われており、ほとんどの研修が無料です。民間会社が行う研修も、基本的には行政の研修と同様ですが、中には有料の研修もあります。

ただし、研修内容は会社によって異なります。研修とともに就職相談を行う他、保育士施設で研修を開催するなど、サポート体制が整っているため、知識面でのサポートが必要な場合は、支援研修を活用してみてはいかがでしょうか。

負担を減らした働き方をする

正社員として現場復帰することに不安がある場合は、担任業務をはずしてもらったり、負担が少ない業務から始めたりすることが調整可能かどうか相談してみましょう。 また、勤務時間を短くしたり、週に数日程度の勤務にしたりするなど、負担の少ない勤務形態も選択肢に入れることが大切です。頑張りすぎると長続きせずに身体を壊し、保育士を辞めざるを得ないケースもあります。

院内保育所や小規模保育所は、預かる子どもの人数が少ない状況です。子どもの人数が少なければ、当然保育士の負担も少なくなるため、院内保育所や小規模保育所はブランクを経た直後の復職先としてうってつけといえます。

他にも、派遣社員やパートタイム、アルバイトとして働くことも、負担を減らす一助となります。担任の補助業務をしながら、現役時代の勘を取り戻すことも可能です。 子育てや介護などがある場合、まずは自分のライフスタイルに合わせた働き方を相談することもおすすめです。

保育士が復職するときの注意点

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保育士が復職するときには、いくつかの注意事項があります。中でもとくに重要な2つの注意点は、以下の通りです。

  • 保育士証を確認する
  • 体調管理を徹底する

平成15年以前に「保母」として勤務していた場合、保育士登録が済んでいないことが考えられます。そのため、保育士として働きたい場合は、必ず「保育士証」があるかどうかを確認しましょう。

保母資格保持者は、保育士資格に登録することが可能です。保育士資格への登録申請手続きは、「日本保育協会の登録事務処理センター」のホームページで行うことができます。

また、保育士として復職する場合、体調管理を徹底することも重要です。体力が必要となる保育士の仕事は、体調の変化や少しの体調不良でもつらく感じます。 そのため、ブランクのある保育士が復職する際には、走ったり体を動かしたりしても疲れないよう、復職前から体力づくりをすることが大切です。復職したときのために、早起きをすることから始めるとよいでしょう。

普段から栄養や睡眠を含めた体調管理を行うことが重要です。体について気になることがある場合は、早めに健康診断を受けることをおすすめします。

まとめ

保育士は、子どもの成長を見守り支援する専門職で魅力ある職業です。保育士のやりがいや厳しさを知っているからこそ、復帰に向けて踏み出そうとするときには不安を感じることでしょう。しかし、その不安はある程度軽減することが可能です。

復帰を考えるときに気になることは、知識面や体力面などです。知識面が気になる人は、復職支援セミナーに参加するとよいでしょう。また体力面が気になる人は、体調管理を徹底したうえでトレーニングをすることで、不安を軽減することが可能です。

保育士は全国的にも不足していることから、需要が高くなっています。ブランクのある人は、基礎の知識が備わっていることから即戦力として歓迎される場合がほとんどです。 保育士専門の転職サイトでは、ブランクのある人を優先採用している施設も多くあるため、保育士として復職を検討している人は、ぜひ活用してみてください。