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沖縄県は2021年度に「黄金っ子応援プラン(第二期沖縄県子ども・子育て支援事業支援計画)」を策定し、子どもの健やかな成長をサポートする地域です。黄金っ子応援プランには、幼稚園教諭や保育士等の人材確保、および資質向上に関わる施策が含まれます。

県が保育士の確保に向けて取り組んでいることもあり、沖縄県は保育士として働くチャンスが多い場所といえるでしょう。

今回は、沖縄県における保育士事情を解説します。求人を探す際のポイントなども解説するため、沖縄県で保育士を目指す人は参考にしてください。

沖縄県における保育士事情

沖縄県は、人口あたりの待機児童率が全国でもっとも高いなど、他の都道府県とは異なる乳幼児教育・保育の現状と課題、特徴を持ちます。

(出典:沖縄県「黄金っ子応援プラン 第1章 計画の策定にあたって」/ https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/kosodate/kosodate/kuganikkoouenpuran2/documents/01kuganikkoouenpuran2.pdf

また、都道府県の理想に掲げる幼児教育・保育を実現するためには、十分な数の人材確保や採用が必要です。

ここでは、沖縄県の保育事情について詳しく解説します。

勤務時間

沖縄県における保育士の1ヶ月あたりの平均労働時間は全国平均より短く、休みの取りやすさ・残業時間の量に配慮された求人が多い都道府県と判断できます。

◎沖縄県の保育士の平均労働時間(1ヶ月あたり)

男性 164時間
女性 161時間
男女計 162時間

(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html

ただし、上記の労働時間の統計はサービス残業や持ち帰り作業の時間を反映しません。残業の少ない職場を希望する人は実態を確認したうえで、就職・転職先を判断しましょう。

給料相場

沖縄県における保育士の平均年収は約329万円であり、全国平均を下回っています。ただし、沖縄県は総じて年収の低い傾向の見られる地域であるため、保育士のみの待遇が悪いわけではありません。

沖縄県 約329万円
全国 約363万円

(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html

沖縄県の保育士求人のなかには年収350万円以上を提示し、高待遇を約束する内容も見られます。クラス担任や保護者支援の経験など業務を通じて培ったスキル、専門性を武器にして、待遇交渉に臨むことも可能です。

求人状況

2020年4月時点における沖縄県の待機児童率は2.19%であり、全国でもワーストの水準です。待機児童数は同年同月比で337人減少したものの、1,365人と高止まりを見せています。

(出典:沖縄県「R2.4.1沖縄県待機児童数」/https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/kosodate/documents/200401taikijidousuu.pdf

沖縄県における保育士の求人状況は求職者にとって見通しが明るく、自分自身に合う就職先が探しやすい地域です。「ブランクOK」「未経験可(経験不問)」「新卒可」など柔軟な応募資格の求人情報も探しやすく、自分自身の状況に合う就職先を探すことができます。

沖縄県が進める保育士への補助・取り組み

沖縄県が進める保育士への補助・取り組み

保育士への補助や取り組みを利用することで、就職や転職のしやすさは変化します。沖縄県にも都道府県主体の補助・取り組みが存在するため、自分に合う制度があるかを判断したうえで、上手に利用することが重要です。

ここでは、沖縄県が進める保育士への補助・取り組みの代表例を3つ解説します。

保育士修学資金貸付

沖縄県内の保育士養成施設で専門知識・スキルを習得し、保育士として働くことを希望する人に対して、修学費・入学準備金・就職準備金を貸付する制度です。対象者の主な条件と補助金額、返還免除の条件は下記のとおりです。

対象者 ・沖縄県内の保育士養成施設・指定学科に在学する人
・保育士養成施設を卒業後に保育士登録、保育士業務に従事する意思を持つ人
・家庭の経済状況から貸付が必要と判断される人
・他に同様の貸付を受けていない人
貸付金 修学費:月額5万円以内
入学準備金:20万円以内
就職準備金:20万円以内
※その他、世帯の状況により生活費加算あり
返還免除の条件 ・養成施設の卒業から1年以内に保育士登録
・沖縄県の指定施設に原則5年継続勤務し、保育業務に従事

(出典:沖縄県福祉人材研修センター「保育士養成施設に在学している方」/https://www.okishakyo.or.jp/jinzai/2020/04/10/%e4%bf%9d%e8%82%b2%e5%a3%ab%e4%bf%ae%e5%ad%a6%e8%b3%87%e9%87%91%e8%b2%b8%e4%bb%98%e5%88%b6%e5%ba%a6/
※令和2年度の応募は終了

沖縄県の指定施設には、一部の幼稚園や児童福祉法規定に沿った児童発達支援事業所なども含まれます。国立児童自立支援施設など、沖縄県外でも対象に含まれるものもあるため、あらかじめ詳細を確認しましょう。

未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付

沖縄県内で子育て中の保育士・潜在保育士の就業を応援するために、運営される制度です。所定の要件を満たす人は、最長1年間、保育料の半額(月額27,000円が上限)の無利子貸与を受けられます。

対象者 (1)または(2)を満たし、週20時間以上の条件で勤務する保育士

(1)未就学児がいて、保育所等に就職する人
(2)保育所等に勤務し、産後休暇もしくは育児休暇から復帰する人
貸付金 保育料の半額(月額27,000円、1年間が上限)
返還免除の条件 保育所等において2年間の勤務

(出典:沖縄県福祉人材研修センター「未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付制度」/https://www.okishakyo.or.jp/jinzai/2020/04/01/%e6%9c%aa%e5%b0%b1%e5%ad%a6%e5%85%90%e3%82%92%e6%8c%81%e3%81%a4%e4%bf%9d%e8%82%b2%e5%a3%ab%e3%81%ab%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e4%bf%9d%e8%82%b2%e6%96%99%e3%81%ae%e4%b8%80%e9%83%a8%e8%b2%b8%e4%bb%98/
※令和2年度の応募は終了

産休・育休によって離職した保育士の場合、保育料の一部貸付ではなく、就職準備金貸付の利用が望ましいケースもあります。どちらを利用するべきか分からない人は、社会福祉法人・沖縄県社会福祉協議会の担当職員に問い合わせてみましょう。

就職準備金貸付

沖縄県の潜在保育士の就業を応援するため、運営される制度です。所定の要件を満たす保育士は、就職準備金の無利子貸与を受けられます。

対象者 (1)・(2)の条件を満たし、週20時間以上の条件で勤務する保育士

(1)保育所等を離職した、もしくは勤務経験が全くない人
(2)保育所等に新たに就職する人
貸付金 1人1回限り・最高40万円
返還免除の条件 保育所等において2年間の継続勤務

(出典:沖縄県福祉人材研修センター「潜在保育士の就職支援を図るための就職準備金貸付制度」/https://www.okishakyo.or.jp/jinzai/2020/04/01/%e5%b0%b1%e8%81%b7%e6%ba%96%e5%82%99%e9%87%91%e8%b2%b8%e4%bb%98/

就職準備金貸付の対象者には新卒者が含まれますが、保育士修学資金貸付における就職準備金の貸付を受けた人は対象外です。貸付を申請する際には、連帯保証人が必要である点にも注意しましょう。

【沖縄県】保育士求人を探す際のポイント

保育士求人を探す際のポイント

沖縄県で理想の就職・転職を実現するためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。求人探しのポイントを理解することなく就職・転職活動を進めることは、ミスマッチの原因となりかねません。

保育士求人を探す際のポイントは、以下のとおりです。

〇仕事と育児を両立させるためには「産休・育休取得実績あり」の求人を選択する

募集要項に「産休・育休取得実績あり」の記載が見られることは、仕事と育児の両立に理解を示す職場環境であることの証拠です。すでに産休・育休を取得した先輩保育士のいる職場は子育て中の人でも歓迎される可能性が高く、働きやすい可能性が高いといえます。

〇しっかり稼ぎたいなら「院内保育」の求人を選択する

一般的に院内保育の求人は給料水準が高く、しっかり稼ぎたい人におすすめです。沖縄県における院内保育の求人の給料は、募集職種の経験・スキルに応じて設定されるケースが多く、自分自身のキャリアを武器とした就職・転職を実現できます。

〇沖縄県の保育士事情に精通したキャリアアドバイザーの支援を受ける

沖縄県で就職・転職を目指す際には、保育士求人サイトのキャリアアドバイザーに相談しましょう。地域事情に精通したキャリアアドバイザーに職場の人間関係や残業時間の実態などを質問できるケースが多く、就職・転職後のミスマッチを回避できます。

マイナビ保育士では、沖縄県の就職・転職事情に精通したプロが求人探しを支援します。希望によっては、求人の紹介や履歴書・職務経歴書の書き方のアドバイス、条件面の交渉など充実したサービスの提供も可能です。

まずは会員登録を済ませ、希望に合う求人の検索や転職支援サービスの利用に進んでください。

まとめ

今回は、沖縄県における保育士事情と地域独自の貸付制度、保育士求人を探す際のポイントについて解説しました。沖縄県は保育の量と質の拡充を推進する都道府県であるうえ、保育士不足が深刻で好条件の求人を探しやすい地域です。

沖縄県で希望の就職・転職を実現するためには、地域事情に精通したキャリアアドバイザーの支援を受ける方法をおすすめします。マイナビ保育士では多くの求人が掲載されているため、就職・転職を進めたい場合は積極的に活用しましょう。

※当記事は2021年2月現在の情報を基に作成しています

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