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近年では、保育士の生活水準を向上させる目的で、家賃負担の軽減につながる制度を実施する保育園が増えています。単身で暮らす保育士の場合、家賃が負担になるケースは少なくありません。家賃支援の制度を上手に活用すると、負担を軽減することが可能です。

今回は、京都府における家賃補助・社宅制度・住宅手当の求人状況を解説します。行政が実施する家賃補助などの支援策や、市区町村の求人状況と家賃相場も解説するため、京都府で保育士を目指している方は参考にしてください。

京都府における「家賃補助・社宅制度・住宅手当」の保育士求人状況

京都府で家賃補助・社宅制度・住宅手当を視野に入れて職場を探したい方は、京都府の保育士求人状況を把握することが先決です。下記は、マイナビ保育士に掲載されている京都府の全求人数ならびに、家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの求人数となります。

京都府における保育士の求人状況
全求人数 216件
「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人数 約76件

(出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

京都府では200件を超える保育士求人が出されており、うち約35%が家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの求人です。保育士求人の3件に1件が何らかの住まいに関する支援を行っているため、京都府は各種支援を利用しやすい地域と言えます。

また、各種支援を支給する保育園の母数が多いことから、手当金額だけでなく勤務地も意識した求職活動を行うことも可能です。ここでは、京都府の家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの求人に見られる傾向・特徴について解説します。

●住宅手当ありの求人の比率が高く、社宅制度ありの求人も多い
京都府では、住宅手当ありの求人が全求人中約64件を占めており、多くの保育園が住宅手当を支給しています。また、社宅制度ありの求人数も他の地域より多い傾向が見られます。

家賃を節約したい方は、住宅手当ありの求人はもちろん、社宅制度ありの求人を優先的にチェックすると良いでしょう。

●住宅手当の相場は10,000~35,000円
京都府で住宅手当を支給する保育園の手当相場は、10,000~35,000円と上下幅が大きい傾向があります。そのため、住宅手当を重視して職場を選ぶ方は、住宅手当の有無だけでなく住宅手当の金額にも注目することが重要です。

また、住宅手当の金額が高い保育園は、応募が殺到するケースも少なくありません。気になる求人が見つかった際は、早めに応募しましょう。

●複数の保育園を運営している法人がおすすめ
複数の保育園を運営している法人は、家賃補助・社宅制度・住宅手当ならびに福利厚生が手厚い傾向があります。京都府では、保育園を運営する社会福祉法人・民間法人ともに多いため、居住エリアや保育方針などに合わせて就業先を選ぶことが可能です。

企業名非公開の求人にも待遇が手厚い求人があるため、漏れなくチェックしておくことをおすすめします。

【保育士向け】京都府が実施する家賃補助・社宅制度の支援策

京都タワー

京都府では、保育園が実施する家賃補助・社宅制度・住宅手当だけでなく、行政が実施する保育士支援を利用することができます。支援を受けるためには一定の要件を満たす必要がありますが、支援を積極的に活用すれば、金銭面での不安を減らして働くことが可能です。

ここでは、京都府が実施する家賃補助や社宅制度などの支援策を解説します。

京都市保育士宿舎借り上げ支援事業

保育士宿舎借り上げ支援事業とは、保育士人材の確保・定着を目的として、保育園が宿舎を借り上げるために必要な費用を自治体が支援する制度です。京都府において、同制度は京都市で実施されています。

京都市保育士宿舎借り上げ支援事業の概要は下記のとおりです。

対象者 京都市内の民間保育園・認定こども園
補助金額 月額65,000円以内
(対象経費から保育士自己負担額を差し引いた金額)
補助対象経費 宿舎借り上げに必要となる費用
(賃借料・共益費・管理費・礼金・更新料)

(出典:京都市「保育士の宿舎借り上げ費用を月額最大65,000円まで京都市と保育園が負担します。」/ https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000236350.html

保育士宿舎借り上げ支援制度を活用している保育園に就職すると、保育士の家賃負担が1~2割程度に抑えられる可能性があります。また、同制度は保育士の所得には計上されないため、税負担を減らせることもメリットです。

ただし、保育士宿舎借り上げ支援事業は保育園・保育施設などの事業者を対象とした制度であり、保育士が直接支援を受けられるわけではない点に注意が必要です。

保育士就職準備金貸付

保育士就職準備金貸付は、再就職を希望する潜在保育士を対象に、就職の準備に必要な費用の貸付を行う制度です。潜在保育士の再就職を資金面から支援し、スムーズな就業と保育人材の確保を目指す制度となります。

京都府保育士就職準備金貸付の概要は下記のとおりです。

対象者 下記の条件を全て満たす方
・保育士資格登録後、対象施設を離職した、または勤務経験がない
・京都府内の保育施設に新たに週20時間以上勤務する(新卒者除く)
・京都府福祉人材・研修センターの保育人材届制度に登録している
貸付金額 400,000円以内(1人1回限り)
申請条件 貸付金の使途が把握できる領収書が必要
返還免除要件 京都府内の保育施設へ2年間以上継続して勤務(全額免除)

(出典:FUKUJOB 京都府福祉・人材センター「保育士就職準備金貸付」/ http://fukujob.kyoshakyo.or.jp/kashituke/hoiku_shushokujunbi/

保育士就職準備金貸付制度は、貸付上限額が40万円と多くさまざまな使途に使用できるため、再就職準備をスムーズに進めることが可能です。貸付金は、下記のような使途に使用することができます。

・再就職に転居が伴う場合の転居費用(引っ越し費用)
・賃貸物件借り上げに必要な礼金・仲介手数料
・再就職に必要な備品の買い付け
・再就職にあたり研修などを受ける際の費用
・申請者の子どもの保育所など利用に必要な費用・保育所などを探す費用

就業にあたって転居が伴う際は、引っ越し費用・賃貸物件借り上げ費用などの大きな出費が予想されます。就職準備金はそのような大きな出費にも活用できることから、転居が必要な方にとって非常に嬉しい制度です。

貸付金は、2年以上の継続勤務で返還が全額免除されます。現場復帰の意思がある潜在保育士の方は、同制度を活用して万全の準備を行いましょう。

【市区町村別】京都府の保育士求人状況と家賃相場

ここでは、京都府で保育士求人を探す方に向けて、京都府内の保育士求人数が多いエリアと家賃相場を解説します。下記は、マイナビ保育士に掲載されている求人数と、不動産・住宅情報サイトを参考に1K/1DKの家賃相場をまとめた表です。

1K/1DKの家賃相場 保育士求人数(※)
京都市 約4.7万~6.1万円 173件
木津川市 約4.4万~5.4万円 10件
八幡市 約2.6万~5.7万円 6件
向日市 約4.8万~6.6万円 5件
長岡京市 約5.8万~7万円 5件

(※出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

京都府では、京都市の求人数が圧倒的に多い傾向です。京都市周辺に位置する人口5万~8万人の主要都市では、やや少なめの求人数となります。

1K/1DKの家賃相場については、求人数が多い京都市が高い一方、求人数が少ない他のエリアも相場は高い状態です。八幡市のように相場の幅が広いエリアもあることから、物件の情報はよく確認しましょう。

京都市は複数のエリアに分かれているため、求人を探す際は京都市内の住みやすいエリアからチェックすることがおすすめです。通勤手段・周辺環境なども含めて勤務地を選ぶと、ワークライフバランスが取りやすくなるでしょう。

まとめ

京都府では、京都市を中心に多くの保育士求人が出されており、家賃補助・社宅制度・住宅手当が支給される求人も多くあります。家賃相場が高い地域ではありますが、支援制度を上手に活用することで、生活費の負担を減らしつつ働くことが可能です。

京都府で就業先を探す方は、保育士専門の求人情報サイト「マイナビ保育士」をぜひご利用ください。優良求人が多く掲載されており、求人紹介から内定までの手厚い転職サポートも受けることができます。

※当記事は2021年4月現在の情報を基に作成しています

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