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福井県は全国トップ水準の待機児童率の低さを誇り、子育てしやすい都道府県として知られています。また、福井県では働く女性の割合が高く、共働きで保育士として活躍したい人に適した環境が整っていることも特徴の一つです。

(出典:福井県「福井しあわせパンフレット~福井県はなぜ幸福度日本一なのか〜」/ https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/furusato/koufuku/shiawasetop_d/fil/panfu.pdf

この記事では、福井県で就職・転職する保育士が利用できる家賃補助・社宅制度などを紹介します。職場や福井県などから住宅に関するサポートを受けて、「家計の負担を軽減したい」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。

福井県における「家賃補助・社宅制度・住宅手当」の保育士求人状況

福井県における一部の保育士求人では、家賃補助・社宅制度・住宅手当のいずれかを用意して、住居に関するサポートを提供しています。マイナビ保育士に掲載されている、福井県の全求人の数と、家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの求人の数は、下記の通りです。

福井県における保育士の求人状況
全求人数 32件
「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人数 約4件

(出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

福井県における家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの求人の特徴は、以下のような内容です。

●住宅手当(家賃補助)の上限は月額2万円程度が相場である
福井県の保育士求人における住宅手当(家賃補助)の金額は、1か月あたり2万円程度が相場です。ただし、一般的に住宅手当は正社員で働く人に支給される手当です。

そのため、パート・アルバイト・業務委託契約などの非正規雇用で働く保育士は、基本的に住宅手当を受け取れません。

また、住宅手当のある認定こども園に応募する際には、保育士資格のみではなく、幼稚園教諭免許が必要とされる可能性があります。募集要件をよく読み、条件を満たすことを確認した上で、応募してください。

●社宅制度ありの保育士求人には未経験からでも挑戦できる
福井県における社宅制度ありの保育士求人の中には、「未経験可能(経験不問)」とする求人もあります。ただし、未経験者相談可能の保育士求人においても、幅広い仕事内容に精通した経験者が歓迎される傾向は否めません。

●家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの保育士求人では通勤手当も支給される
福井県の家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの保育士求人では、1か月あたり1万〜2万円の通勤手当が支給される傾向にあります。そのため、通勤にかかる費用の負担を軽減することが可能です。

また、福井県の家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの保育士求人の中には、福利厚生として駐車場を提供する保育所があります。自動車通勤したい人は、駐車場の提供される保育士求人から優先して探すことをおすすめします。

【保育士向け】福井県が実施する家賃補助・社宅制度の支援策

風景

福井県や県内の一部の市区町村では、独自で住宅に関するサポート制度を実施し、地域の保育士を支援する取り組みが見られます。応募したい保育士求人に住宅に関するサポート制度がない場合は、福井県で実施されている、独自の取り組みを活用する方法がおすすめです。

以下では、地域独自の取り組みの具体例を2つ紹介します。

【福井市】若年夫婦・子育て世帯家賃支援事業

福井市の「若年夫婦・子育て世帯家賃支援事業」は、これから市営特定公共賃貸住宅に入居する若年夫婦・子育て世帯の家賃の一部を最大2年間、補助する制度です。若年夫婦を対象とした家賃の一部補助制度は越前市でも実施されているため、補助を希望する世帯は活用をおすすめします。

下記では、福井市の若年夫婦・子育て世帯家賃支援事業の概要を紹介します。

対象者 【下記の条件を満たす世帯】

(1)市営特定公共賃貸住宅に新たに入居する若年夫婦世帯、もしくは子育て世帯
(2)賃貸契約前に申請すること・市区町村税を滞納していないことなど、福井市の定める要件を満たしていること

※若年夫婦世帯は、夫か妻どちらかが40歳未満であること
※子育て世帯は、18歳未満の子どもがいること
補助金 月額2.5万円(福井県外からのUターン・Iターン世帯は月額3.5万円)
補助期間 最大2年間

(出典:福井市「若年夫婦・子育て世帯家賃支援事業」/ https://www.city.fukui.lg.jp/sisei/hojyo/kurasi/yachin.html

福井市の市営特定公共賃貸住宅は、福井市の福新町・新田塚の2か所にあります。2年間の補助期間が終了した後は、家賃の全額を自己負担する必要があるため、生活スタイルや通勤の利便性も考慮し、入居するかどうかを決めてください。

なお、Uターン・Iターン世帯とは、福井県外から移住する世帯を指します。直近1年の間に福井県内に住所があった世帯は、Uターン・Iターン世帯の対象から外れるため、注意しましょう。

保育士就職準備金貸付制度

福井県の「保育士就職準備金貸付制度」は、現役保育士ではなく、これから保育士に復職する人を対象とした制度です。保育士就職準備金貸付制度は家賃補助ではないものの、保育士復帰の転居に伴う礼金・仲介手数料などの費用に充てることが可能です。

下記では、保育士就職準備金貸付制度の対象者などを解説します。

対象者 【下記の条件を満たす、福井県内に住所がある人】

(1)保育士登録もしくは、保育士試験の合格から3か月が経過した人
(2)保育所などを離職してから3か月以上経過しているもしくは保育士として勤務経験がない人
(3)福井県内の保育所などに保育士として採用され、週20時間以上勤務することが決まった人
貸付金額 最大40万円(1人1回限り)
返還免除条件 福井県内の保育所などにおいて、2年間児童の保護などの業務に従事すること

(出典:福井県社会福祉協議会「令和3年度保育士就職準備金貸付制度について」/ https://www.f-shakyo.or.jp/by_purpose/purpose02/sub01/alias004

保育士就職準備金は、転居費用以外にも、保育所などで着用する衣服・通勤用自転車の購入費用、子どもの預け先を探す際の活動資金などに使用できます。最大40万円まで借入でき、保育士として2年間継続して勤務すると、返還免除を受けることが可能です。

また、幼保連携型認定こども園・所定の条件を満たす企業主導型保育事業施設なども認定施設に含まれ、保育士就職準備金貸付制度を使うことが可能です。

【市区町村別】福井県の保育士求人状況と家賃相場

福井県全体の保育需要は、少子化の影響によって減少が見込まれるものの、質の高い保育を維持するために、福井県では保育人材確保・定着支援を継続する方針です。

(出典:福井県「「福井県子ども・子育て支援計画」を策定しました。」/ https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kodomo/keikakusakutei.html

そのため、福井県の一部の地域では引き続き、一定数の保育士需要が見込めます。

福井県内で保育士求人の多い地域は、福井市・大野市・鯖江市・越前市・坂井市です。下記の表では、保育士求人の多い地域の家賃相場と保育士求人数をまとめています。

1K/1DKの家賃相場 保育士求人数(※)
福井市 約3.4万~4.7万円 15件
大野市 約3.5万~4.5万円 6件
鯖江市 約4万~4.8万円 4件
越前市 約3.5万~4.2万円 4件
坂井市 約3万~5万円 4件

(出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

上の表の家賃相場は、「不動産サイトや住宅サイト」の掲載情報を基にした推計値です。保育士求人数は、「マイナビ保育士」に掲載されている求人数を記載しています。

福井市は、保育士求人数を見てもわかるように、保育士の需要が高い地域です。そのため、賞与などが充実した保育所が数多く見られます。福井市に続いて保育士求人数の多い大野市では、正社員だけでなく非常勤・パートの求人もあり、働き方を多様化し、保育士を確保する傾向があります。

福井県内で保育士求人の多い地域は家賃相場が高い傾向が見られるものの、地方自治体や就職先の住宅に関するサポート制度を上手に利用することで、家計の負担を軽減できます。自分自身が利用できるサポート制度を考慮した上で、保育士求人を検索しましょう。

まとめ

家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの職場に就職・転職したい人に向けて、福井県の保育士求人状況を解説しました。福井県における、家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの保育所では、住宅に関する手当以外に通勤手当も充実している傾向です。

また、福井県では市区町村主体のサポート制度もあるため、家賃などにかかる負担を軽減しながら保育士を目指しやすい環境といえるでしょう。

「マイナビ保育士」では、ヒアリングを通して求職者様に合った保育士求人を提案することが可能です。就職先を探すことに不安を感じる場合は、マイナビ保育士をぜひご利用ください。

※当記事は2021年6月現在の情報を基に作成しています