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九州地方の北西部に位置する佐賀県は、暖かく穏やかな気候で暮らしやすいため、観光地として人気があるだけでなく、移住先としても注目されています。

これから佐賀県で保育士として働き、暮らしたいという方は、家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの求人を選ぶことにより、生活費の負担を軽減できるでしょう。

この記事では、佐賀県における家賃補助・社宅制度・住宅手当を受けられる求人の状況から、県が実施する保育士向け支援策、市町村別の家賃相場・保育士求人状況までを解説します。

佐賀県における「家賃補助・社宅制度・住宅手当」の保育士求人状況

マイナビ保育士によると、佐賀県における保育士求人状況は下記のとおりです。

佐賀県における保育士の求人状況
全求人数 36件
「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人数 約9件

(出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

2021年6月時点で、佐賀県では「家賃補助あり」「社宅制度あり」よりも、「住宅手当あり」の保育士求人が多い傾向にあるとマイナビ保育士から読み取れます。下記では、エリア内の「住宅手当あり」求人の特徴をまとめました。求人情報を見る際に参考にしてください。

●高齢者福祉施設内の託児所の求人が多い
佐賀県内の「住宅手当あり」求人の大半は、老人ホームやデイサービスなど高齢者福祉施設内の託児所の求人です。施設内託児所の仕事には、あらゆる年代の子どもたちの保育業務全般を担当するほか、勤務時間や出勤日のパターンが複数あるなどの特徴があります。

●住宅手当以外の手当・休日など福利厚生も充実している
経営母体が大きな施設の求人では、住宅手当以外の福利厚生が充実しているケースが少なくありません。「託児所完備」「育休・産休取得実績あり」など、子育てしながらでも働きやすい環境が整っている可能性が高いでしょう。ただし、福利厚生充実の求人は人気があり、倍率も高いと言えます。

時期によっては、「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人が少ないこともあります。その際は、「通勤手当」や「車通勤可」「駐車場完備」など通勤にまつわる待遇に注目することもおすすめです。

【保育士向け】佐賀県が実施する家賃補助・社宅制度の支援策

風景

家賃補助・社宅制度・住宅手当のある求人は人気が高いため、希望する施設で働けるとは限りません。その場合、生活費を抑える方法として、公的な保育士支援を利用するという手があります。

ここでは、佐賀県内の市町村が実施する支援制度の例と、県が実施する支援事業を紹介します。応募要件を満たす方はぜひ利用を検討してください。

市区町村が実施する支援制度の例

佐賀県では、保育士宿舎借り上げ支援事業を含め、基本的に家賃補助に関する制度は実施されていません。しかし、市区町村ごとではさまざまな支援策が実施されています。代表的な例として、玄海町と多久市の取り組みを紹介します。

市区町村 玄海町
制度名 定住促進奨励金
対象の住宅 【一般住宅(戸建住宅)】
以下の要件をすべて満たすもの
●町内の新築住宅(二世帯住宅化への増改築含む)、または町内に購入した住宅
●床面積の合計が60m2以上の住宅
●新築・増改築・購入にかかった費用が300万円以上の住宅(土地は含まない)
●住宅の所有者が世帯主または世帯員である
補助金 ●在住者:100万円
●転入者:100万円+世帯員1人につき10万円追加
●町内の建築業者による新築:20万円追加

(出典:玄海町「定住促進奨励金を支給します」/ https://www.town.genkai.lg.jp/soshiki/8/1306.html

定住促進奨励金は玄海町の在住者だけでなく、町外からの転入者も申請できるため、移住を考えている方にもおすすめです。ただし、住宅の登記や引越し・転入手続きが完了したのち、1年以内に申請する必要があります。

市区町村 多久市
制度名 移住子育て世帯家賃補助金
対象の世帯 下記の条件を両方満たす世帯
●多久市外に5年以上居住したのち、市内の民間賃貸住宅に転入し、住民登録をしている世帯
●中学生以下の子どもがいる世帯
補助金 家賃から住宅手当を引いた実質負担額の半分(月額上限1万円・最高48ヵ月)

(出典:多久市「移住子育て世帯家賃補助金」/ https://www.city.taku.lg.jp/soshiki/14/2761.html

移住子育て世帯家賃補助金は、多久市への移住者が利用できる補助金です。転出する・中学生以下の子どもがいなくなるなど、要件を満たさなくなるまでの最高4年間にわたり、補助金を受け取ることができます。申請期間は、転入後1年以内です。

保育士就職準備金貸付

佐賀県で実施されている「保育士就職準備金貸付事業」は、保育士の就職・復職支援のための事業です。家賃補助に直接関係しないものの、借入資金を引越し費用などに利用できるため、チェックしておきましょう。

対象者 要件(1)~(3)を満たし、週20時間以上保育士として勤務する方
(1)以下の施設・事業に勤務経験のない方または離職した方
・保育所および幼保連携型認定こども園
・家庭的保育事業
・小規模保育事業
・事業所内の保育事業
・幼稚園
(2)新たに県内の保育所などで働く方
(3)これまでに保育士修学資金の借入による就職準備金の加算を受けていない方
制度内容 ●保育士資格を持っているものの、保育士として勤務していない方が再就職するための費用を貸付する制度
●県内の保育人材の確保が目的
●募集人数:100人程度
貸付金 40万円以内(無利子・1人1回限り)

(出典:佐賀県社会福祉協議会「令和3年度 保育士就職準備金貸付の募集について」/ http://sagaken-shakyo.or.jp/blog/2021/04/syugaku2.html

県内で就労後、2年間継続して児童の保護などの業務に従事することで、就職準備金の返還は全額免除となります。貸付は一括交付のため、まとまった資金が必要な方には嬉しい制度と言えるでしょう。申請期限は、働き始めた月の翌々月末までとなります。

【市区町村別】佐賀県の保育士求人状況と家賃相場

ここでは、佐賀県内で保育士の求人数が多い3つの地域の家賃相場と求人数を紹介します。移住先や、勤務地を決める際に参考にしてください。

家賃相場は不動産・住宅サイトを参考にし、保育士求人数はマイナビ保育士に掲載している求人数を基にしています。

1K/1DKの家賃相場 保育士求人数(※)
佐賀市 約3.4万~5.1万円 9件
鳥栖市 約3.2万~4.6万円 8件
小城市 約3.1万~3.8万円 4件

(※出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

県庁所在地である佐賀市は、佐賀県の中で最も保育士求人数が多いものの、家賃相場も高い傾向です。求人は認定保育園から企業内保育所までさまざまな施設で募集されています。

福岡県と南北で隣接する鳥栖市は、佐賀市に次ぐ求人数があり、家賃相場は佐賀市に比べるとやや低い傾向です。大規模グループが運営する事業所内託児所など、条件のよい求人が多いことが特徴です。

佐賀市の西隣に位置する小城市は、比較的家賃相場が低く、求人の多い佐賀市へのアクセスも良好なため、穴場のエリアと言えるでしょう。

まとめ

これから佐賀県で保育士として働くことを検討している方は、「家賃補助・社宅制度・住宅手当」のある求人を選ぶことで、生活費を抑えられます。佐賀県では、住宅手当のある施設内託児所の求人が多い傾向です。

また、就職先の手当だけではなく、市町村が実施する支援制度や県が実施する貸付金事業も把握しておくとよいでしょう。

佐賀県で保育士求人を探す際は、就職・転職活動のアドバイスや非公開求人の紹介を受けられる「マイナビ保育士」を、ぜひご利用ください。

※当記事は2021年6月現在の情報を基に作成しています