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地方の自治体は、人口減少に対する施策として支援金や補助金の制度を設け、移住者を呼び込むことに積極的です。長崎県でも市町村ごとにさまざまな制度が設けられています。

就職や転職を考えている保育士の方にとって、支援金や補助金に関する制度を活用して地方へ移住することも有力な選択肢となるでしょう。東京圏と比較して長崎県は、家賃をはじめとする生活コストが抑えられる他、自然環境も豊かなため子育て世帯にとっては魅力的な要素が多数あります。

そこで今回は、求人状況や自治体が実施する家賃補助・社宅制度の支援策、各エリアの家賃相場について解説します。長崎県で保育士として就職・転職することを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

長崎県における「家賃補助・社宅制度・住宅手当」の保育士求人状況

勤務先を選ぶ際の検討要素として、福利厚生の充実度は重要な点です。特に「家賃補助・社宅制度・住宅手当」は、生活設計に大きな影響を与えます。転居を伴う就職・転職の場合、住居費関連の補助・手当はあるに越したことはありません。

下記は、長崎県における保育士の全求人数と、「家賃補助・社宅制度・住宅手当」を設けている求人数をまとめた表です。

長崎県における保育士の求人状況
全求人数 35件
「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人数 約11件

(出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

2021年7月時点で、長崎県における保育士の求人数は35件です。このうち「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人数は約11件あります。

長崎県における「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人の特徴は、以下のとおりです。

●住居費関連の手当は「住宅手当」のみ
2021年7月時点で、長崎県における保育士求人で、住居費関連の手当は住宅手当のみです。現時点で、家賃補助や社宅制度の記載がある求人はありません。

長崎県における保育士の住宅手当は、20,000円が相場です。

●「住宅手当」のある施設の定員数は約20名~100名上と幅が広い
「住宅手当」を設けている施設は定員数が約20名~100名以上であり、小規模から大規模まで幅広い施設で支援が行われています。事業主の経営面での安定度と関連性はないため、勤務先の選択肢は多いと言えるでしょう。

●「待遇・手当」に具体的な記載がある求人は半数
「待遇・手当」の項目に、交通費以外の具体的な内容が記載されている求人が多く、「職務手当」「処遇改善手当」「業務手当」などが、複数の求人に記載されています。

なお、長崎県における保育士求人では、交通費の相場は15,000~20,000円です。中には、月額50,000円を上限とする求人も見られます。

【保育士向け】長崎県が実施する家賃補助・社宅制度の支援策

風景

全国的に少子高齢化が進む中、各地方自治体ではUIJターンをする移住者に対してさまざまな制度を設け、移住者をサポートしています。

県外から長崎県内の保育施設に就職・転職する際は、制度を活用することで福利厚生以外にも、費用面での大きなメリットを得られます。

ここでは、長崎県が実施する住居費関連の支援策を2つ紹介するため、制度の利用を検討している方はぜひチェックしてください。

移住・定住を後押しする支援制度

長崎県では、東京圏から長崎県内への移住者を対象に、補助金を交付しています。

東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県の指定地域に住んでおり、東京23区の大学に通っていた方が対象です。保育士を対象とする制度ではありませんが、一時金としてまとまった金額が得られる支援金は、引越し費用などに充てることができます。

対象者 ※下記の条件を満たす方
・東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県の指定地域に住んでおり、東京23区の大学に通っていた
・長崎県内に移住し、県内の企業に就職する
・5年間以上長崎県に居住する意思がある
・就業先が「Nナビ」の移住支援補助金の対象求人である
補助金 2人以上世帯:100万円
単身者:60万円
申請期間 ・対象求人に就職し3カ月経過後
・移住した日から3カ月以上1年以内

(出典:ながさき移住ナビ「移住・定住を後押しする支援制度」/ https://nagasaki-iju.jp/useful_info/support/challenge

東京から長崎県にUターン・Iターンして働く方に対し、100万円または60万円が支給されます。就職・転職先を探す際には「Nナビ」という長崎県の就職サイトを利用する必要がありますが、まとまった金額が支給されるため、移住を計画している方は利用すべき制度だと言えます。

ただし、「5年以上長崎県に住む意思があること」「就職または移住してから3カ月以上経過している」などの条件を満たす必要がある点に注意してください。

なお、上記制度の令和3年度の募集は終了しています。令和4年度の募集の詳細については未定です。

長崎市子育て世帯ウェルカム補助金

長崎市子育て世帯ウェルカム補助金とは、長崎県外から長崎市へ移住する子育て世帯に対して補助金を支給する制度です。働く子育て世代の移住・定住の促進を目的としています。

対象者 ※長崎県外から長崎市へ移住して仕事をする子育て世帯で、下記の条件を満たす方
・転入前日まで、1年以上連続して長崎県外に居住する
・移住元において子育て世帯であり、転入日から申請日までの間も子育て世帯である
・勤務地が長崎県内である
・5年以上長崎市に居住する意思がある
・転入後3カ月以上1年以内である
補助金 35万円
※長崎市移住支援補助金との併用の場合は10万円
申請方法 申請する年度の3月20日までに、申請書・必要書類を提出する

(出典:長崎市「長崎市子育て世帯ウェルカム補助金」/ https://nagasakijin.com/publics/index/81/

「長崎市子育て世帯ウェルカム補助金」は「長崎県移住支援金制度」とは異なり、県外からの移住者で、子育て世代であれば給付の対象となります。

長崎市での就業については、テレワーク・創業・事業承継・事業所の移転なども含まれるため、長崎市のホームページにて詳細を確認してください。

【市区町村別】長崎県の保育士求人状況と家賃相場

住居費関連のコストを抑えるという点では、就業先の福利厚生や公的補助以前に、家賃負担を見積もっておく必要があります。長崎県で保育士求人のある市町村は、長崎市・大村市・佐世保市・諫早市の4市であり、各市で家賃相場が異なります。

下記は、先長崎市・大村市・佐世保市・諫早市の1K/1LDKの家賃相場と、保育士求人数をまとめた表です。保育士求人数はマイナビ保育士、家賃相場については不動産・住宅関連のサイトを参考にしています。

1K/1DKの家賃相場 保育士求人数(※)
長崎市 約4.5万~5.4万円 19件
大村市 約3.1万~4.5万円 9件
佐世保市 約3.9万~4.9万円 4件
諫早市 約3.7万~4.1万円 3件

(出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

上記の4市は、長崎県の市町村別人口の上位1~4位に該当しており、人口規模が大きいほど家賃相場は高くなります。令和3年6月時点で402,506人の人口を有する長崎市は保育士求人数が最も多く、家賃相場も他の市より1ランク高い水準です。

(出典:長崎市「今月のうごき(推計人口など最新の主要統計)」/ https://www.city.nagasaki.lg.jp/syokai/750000/751000/p007001.html

長崎市に次いで求人数が多い大村市は県中央部に位置しており、長崎市・佐世保市へのアクセスが良いことから、ベッドタウンとして市街地化が進み、人口増加が続いている状況です。子育て世帯が多く保育士が求められることに加えて、長崎市・佐世保市と比べて家賃相場が若干低いことから、4市の中でも大村市は保育士にとってメリットの大きい勤務地と言えるでしょう。

まとめ

長崎県の保育士求人は35件であり、このうち「家賃補助・社宅制度・住宅手当」がある施設は約11件です。長崎県で住居費を抑えつつ保育士として働きたい方は、自治体が設けている支援制度を活用しましょう。

県外から長崎県に引越して就業する場合は、各エリアの家賃相場についても把握することが大切です。求人数が多いエリアの中でも家賃相場が低い大村市では、住居費を抑えながら働きやすいエリアだと言えます。

長崎県で保育士として就職・転職を検討している方は、「マイナビ保育士」をご利用ください。マイナビ保育士は、多数の求人データを保有しており、給与水準や待遇面の条件を指定して保育士の求人を条件検索することができます。また、会員登録することで離職率や職場環境、さらに詳しい非公開情報などをチェックすることも可能です。

※当記事は2021年7月現在の情報を基に作成しています

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