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高知県では人材を確保するために、家賃補助・社宅制度・住宅手当を採用する保育士求人があります。住宅に関する手当が採用されている保育施設で働けば、住居費の負担を軽減できます。

また、高知県では保育士向けの支援策が整備されており、各制度を活用することで、復職・転職する際の転居費用を抑えることが可能です。

この記事では、高知県で住宅に関する手当が採用されている保育士求人数・特徴、高知県が実施する住宅に関する支援策について紹介します。

高知県における「家賃補助・社宅制度・住宅手当」の保育士求人状況

家賃補助・社宅制度・住宅手当は、福利厚生の一つであり、従業員の家賃を企業が一部負担する制度です。下記は、2021年9月時点における高知県の保育士求人数、「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人数をまとめた表です。

高知県における保育士の求人状況
全求人数 16件
「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人数 約7件

(出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

高知県には保育関連の求人が16件あります。その内訳は認定こども園7件、その他認可外保育所4件、放課後等デイサービス4件、学童施設1件です。さまざまな保育施設から求人が出されているため、高知県では自分に合った仕事を見つけやすいでしょう。

高知県には、「家賃補助・社宅制度・住宅手当あり」の求人が約7件あります。保育士求人の半数近くに住宅に関する手当が採用されているため、高知県では家賃補助・社宅制度・住宅手当のいずれかが採用された求人を見つけやすい傾向です。ここからは、家賃補助・社宅制度・住宅手当ありの求人の特徴を2つ紹介します。

●パート・契約社員向けの求人にも「住宅手当」がある
住宅手当は正社員向けの求人で採用されることの多い福利厚生ですが、高知県ではパート・契約社員向けの求人にも住宅手当が採用されています。

住宅手当の具体的な支給額は記載されていないものの、2019年11月に厚生労働省が実施した「令和2年就労条件総合調査」では、労働者1人に支給する住宅手当の相場は約1.8万円でした。そのため、高知県の保育施設でも、約1.8万円前後の住宅手当を支給することが考えられます。

(出典:厚生労働省「令和2年就労条件総合調査」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/20/index.html

●住宅手当を採用している求人では約3か月分の賞与を支給している
高知県では、約3か月分の賞与を支給する「住宅手当あり」の求人が多くあります。住宅手当を採用している求人の月収相場は、約19万円前後です。そのため、年間で約50万円以上の賞与を得られると考えられます。

また、住宅手当のある求人では、家族手当・通勤手当も採用されています。手当額は保育施設によって異なるため、求人を探す際は支給額にも着目しましょう。

【保育士向け】高知県が実施する家賃補助・社宅制度の支援策

風景

高知県では住宅に関する手当以外に、県が独自で実施している保育士に向けた支援制度がいくつかあります。

募集要件を満たす保育士であれば、住宅に関する手当がない保育施設に勤めている場合であっても、少ない家賃負担で保育士として働くことが可能です。

以下では、高知県が実施する住宅に関する制度を2つ紹介します。

就職準備金貸付

「就職準備金貸付」は、潜在保育士を対象に復職にかかる費用を補助する制度です。就職準備金貸付で得た補助金は、転居を伴う復職をする際にかかる敷金・礼金などに充てることができます。

就職準備金貸付の基本情報は、下記の通りです。

対象者 すべての条件を満たす潜在保育士
・高知県内で住民登録している人
・保育施設を離職して31日以上経っている人
・週20時間以上、保育士として働く人
・今までに「保育士修学資金貸付」「就職準備金貸付」を受けたことがない人
補助金 20万円以内
貸付利子 無利子
返済免除事項 高知県が定める保育施設などに、2年以上連続で従事したとき

(出典:高知県社会福祉協議会「保育士の方への就労支援貸付」/ https://www.kochiken-shakyo.or.jp/hoikushi-syuro-shien

就職準備金貸付は、高知県が定める保育施設などに2年以上連続で従事することで、返済が免除になります。そのため、保育士として長く働きたい人に適した制度です。

申請する際は、「就職準備金貸付申請書」以外に「保育士登録証の写し」「雇用契約書」「連帯保証人の所得証明書」などが必要となります。就職準備金貸付申請書は、「高知県社会福祉協議会」の「保育士に対する就職準備金貸付・保育料の一部貸付・子どもの預かり支援事業利用料金の一部貸付」のページからダウンロード可能です。

また、就職準備金貸付の申請期間は、就職日から原則3か月以内です。必要書類を準備したり、連帯保証人を立てたりする必要があるため、就職準備金貸付を受けたい人は早めに申請準備を進めましょう。

こうち二段階移住

「こうち二段階移住」は、保育士向けの制度ではありませんが、高知県にI・Uターンした人であれば、移住費用・レンタカー費用の補助を受けられる制度です。

まずは高知市に移住して高知県での生活に慣れたうえで、自分に合った高知県内の市区町村に移住できることから、「二段階移住」と呼ばれています。

こうち二段階移住の基本情報は、下記の通りです。

対象者 下記の条件を満たす人
・高知県内で二段階移住をする意思がある人
・二段階移住先を探す際に、高知市以外にある移住相談窓口を3か所以上回ることができる人
・「高知家で暮らし隊」の会員になっている人
補助金 (1)お試し移住費用:最大20万円
※一段階目の高知市に移住した際にかかる、「家賃」「敷金・礼金」「引越しにかかる荷物運搬料」に対して補助

(2)レンタカー費用:最大2万円
※移住相談窓口を巡る際に利用するレンタカーの料金に対して補助
申請する時期 高知市内のアパート・マンションの賃貸契約をする前

(出典:こうち二段階移住/ https://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/01/010999/renkei-nidankaiiju/

こうち二段階移住は、高知市に移住する場合は対象外となるため、注意が必要です。また、同制度に申請する前に賃貸契約を結ぶと補助が受けられません。詳しい申請事項は、こうち二段階移住の公式サイトで確認することをおすすめします。

対象者の条件にある「高知家で暮らし隊」とは、高知県がI・Uターンをワンストップで支援する制度のことです。「引越し割引」「高知市内賃貸物件利用特典」などのサポートがあります。また、移住に関するアドバイスも受けられるため、高知県へI・Uターンを考えている人は、登録しておきましょう。

【市区町村別】高知県の保育士求人状況と家賃相場

高知県内であっても、市区町村ごとで家賃相場は異なります。住居費は固定費の大部分を占めるため、月給と家賃相場を考慮したうえで、転職先を選ぶことが大切です。

下記は、高知県の市区町村別の家賃相場および保育士求人数をまとめた表です。

1K/1DKの家賃相場 保育士求人数(※)
高知市 約3.8万~4.6万円 16件
南国市 約3.5万~5.8万円 -件
四万十市 約3.7万~4.9万円 -件

(※出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/

高知県では、高知市に保育士求人が集中しています。そのため、保育士求人を探す際は高知市を中心に情報をチェックしましょう。

高知県内にある1K/1DKの家賃相場は、約3.5万~5.8万円となっています。市区町村別に見ると、高知市は約3.8万~4.6万円、南国市は約3.5万~5.8万円、四万十市は約3.7万~4.9万円です。

高知県にある3万円台の1K/1DKの物件は、「築年数が古い」「お風呂場内に洗面所がある」傾向です。一方、5万円台の1K/1DKの物件は、「部屋が広い」「オートロックが付き」などの特徴があります。

高知県の物件は、家賃の高さで公共交通機関の利便性はあまり変わらないため、固定費を抑えたい人は3万円台の物件を、部屋の機能を求めたい人は5万円台の物件を選ぶとよいでしょう。

まとめ

高知県では、保育士を確保するために、住宅に関する手当を用意する求人がいくつかあります。高知県で住宅に関する手当を採用している求人には、「パート・契約社員向けの求人でも住宅手当を採用している」「約3か月分の賞与を支給している」という特徴があります。

また、高知県では保育士や移住者を対象とした補助制度が整備されており、各制度を利用すれば転居にかかる費用を抑えることが可能です。高知県で保育士求人を探す際は、住宅に関する手当の有無を確認するだけでなく、県が実施している補助制度を活用することが大切です。

※当記事は2021年9月現在の情報を基に作成しています

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