ぬりえを楽しもう!① ~色鉛筆の使い方と声掛け

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保育の中でよく遊んでいるぬりえですが、いまいち盛り上がらない、集中しない、そして保育者もぬりえの素材を渡すだけになっていたりしませんか? ぬりえは思っている以上に表現の幅を広げてくれる保育材料です。ちょっとしたポイントでいつもより少し充実した時間になりますよ。
活動の準備
色鉛筆
色鉛筆は鉛筆持ちに慣れていない子でも色が出やすいように、先をとがらさず削っておく。
色鉛筆は色によって芯の硬さが違うことがあります。色の乗りにくい硬い芯のものは、初めのうちは外しておくのもよいかもしれません。
少し充実♪の時間を積み重ねて子どもたちの楽しい!を育てていきましょう。
ぬりえ素材
単純な形で何色でも正解!なモチーフを選ぶと自由度がありストレスフリーです。今回は例に風船とプレゼントボックスを用意してみました。絵を描くことが苦手な方でも描けるくらいのシンプルなものでよいのです。まずは「楽しく塗る」が大切。
画像をデスクトップにダウンロードしてお使いください。
色鉛筆で塗ってみよう!
鉛筆の持ち方で細く塗れたり、広く塗れたりします。
- 立てて塗る→細かくはっきり塗れる
- 寝かせて塗る→広い面積を柔らかく塗れる。
そばでほんの少しデモンストレーションしてあげるとよいですよ。大人ができるところを見せてあげると「すごいね!先生!」と子どもたちの意欲がぐっとアップします。
声掛けも大事ですよね。活動に積極的になれない子、余裕がある子などいろんな様子があると思います。それぞれに合わせて声掛けしていってみましょう。
少し充実♪の時間を積み重ねて子どもたちの楽しい!を育てていけますように!
文・イラスト/保育士 いわいざこ まゆ
いわいざこ まゆ
鹿児島県出身。鹿児島女子短期大学児童教育学科卒業後、 地元の保育園に保育士として勤務。 その後、保育園の非常勤務をしながらイラストレーターとして活動をはじめ、現在は保育の専門誌、書籍中心にイラスト、4コマまんが、造形アイデアなどで活動中。著書に『まゆ先生の保育な毎日』(世界文化社)など。