おもちゃによる事故防止へ 安全基準適合を義務づける案|保育士が知っておくべきルールとは
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経済産業省は18日の審議会で、おもちゃなどの子ども用製品に安全基準を満たすことを義務づける制度の案を示しました。
これまで業界団体が独自に規格基準を設けてきましたが、基準に適合していないおもちゃの販売は禁止されていません。
\おもちゃの規格基準/
有名なのが日本玩具協会のSTマーク。機械的安全性、可燃安全性、化学的安全性の3つの基準で合格したおもちゃに付けられます。そのほか、国際規格のISO8124や欧州規格(EN71規格)などがあり、おもちゃを選ぶ際の目安になっています。
安全基準マークを満たしたおもちゃを選んでいる園もあるかと思いますが、消費者庁『平成29年度 子どもの事故防止調査』によると、「小さなおもちゃやアクセサリー等の誤飲事故」によるヒヤリハットを経験した保育士は28%にのぼります。
安全なおもちゃを選ぶことはもちろん、遊ぶ際のルールを設けて園内で共有し、誤飲事故予防に努めることが大切です。
<参考> 安全な「おもちゃ」を購入し、 楽しく遊ぶためのルール
①おもちゃによる思わぬ事故を防ぐため、必ず、おもちゃのパッケージ等に表示されている「対象年齢」を守って遊びましょう!
②3才未満のお子さまには、誤飲の恐れがある「小さな部品」や「小さな球」がある「おもちゃ」は避けましょう!
③年長の兄姉(3才以上)がいるときは、自分の「おもちゃ」を年下の弟妹(3才未満)から、遠ざけておくように言い聞かせ協力してもらいましょう!
④小さなお子さまがおもちゃで遊ぶ際には、保護者の方は常にお子さまを見守りながら、一緒に遊びましょう!
※引用元:お子さまの誤飲を防ぐために安全な「おもちゃ」の選び方(一般社団法人日本玩具協会)
文/ほいくらし編集部
【出典】
おもちゃなどの子ども用製品 安全基準適合を義務づけへ 経産省(NHK NEWS WEB)
平成29年度 子どもの事故防止調査(消費者庁)
おもちゃの安全な利用のために~子育てをするすべてのご家族と教育現場の方々へ~(南子育て世代包括支援センター)