幼少期に英語教育を受けた方がTOEIC高得点の傾向「幼少期の英語学習に関する実態調査」公開

幼少期に英語教育を受けた方がTOEIC高得点の傾向「幼少期の英語学習に関する実態調査」公開

<情報PICKUP>スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)が行った「幼少期の英語学習に関する実態調査」によると、幼少期に英語教育を受けると英語能力アップによい影響があるといいます。2020年度以降、小学校の英語教育が必修化されたこともあり、英語教育に力を入れる保育園が増えています。保育士として、英語力が求められる時が来るかもしれません。(ほいくらし編集部)

【調査結果概要】

  • 9割以上が英語の幼少期教育を受けてよかったと実感
  • 英語の幼少期教育を受けた層でTOEIC高得点の傾向
  • 英語の幼少期教育で英語を話す際の自信が向上

◼️調査背景

グローバル化が進む現代社会では、英語が国際共通語として欠かせない存在となっていると言われている。そのため、英語教育の重要性がより一層高まっている。

英語学習の開始時期は早ければ早いほど良いと一般的に言われている。幼少期は脳の可塑性が高く、母語以外の言語を違和感なく吸収できる重要な時期だと考えられているためである。

幼少期の英語教育は、実際のところ英語能力やその他の能力に対してどのような影響を与えるのだろうか。

本記事では、実際に英語の幼少期教育を受けた人、子どもに英語教育を受けさせた親を対象にアンケートを行い、幼少期の英語教育の実際の効果に迫った。

◼️調査結果

◆9割以上の人が英語の幼少期教育を受けてよかったと感じている

「英語の幼少期教育を受けて/受けさせて良かったと思いますか」という質問に対し、94.5%が「はい」と回答した。一方、「いいえ」と答えたのはわずか5.5%にとどまった。

ほとんどの回答者が好意的な評価をしていることから、多くの人が早くから英語を学ぶことに何かしらの意義を感じていることがわかる。幼少期の英語教育は、総じて推奨できるものであるといえる。

◆幼少期教育を受けた人は受けてない人に人比べてTOEICスコアが高い

幼少期に英語教育を受けていた方・受けていない方を対象に直近のTOEICスコアを尋ねたところ、幼少期に英語教育を受けた群では、TOEICスコア600点以上が6割を占めた。

一方、幼少期に英語教育を受けていない群では、600点以上はわずか19%にとどまっている。

この結果から、幼少期に英語教育を受けた人々のTOEICスコアが全体的に高い傾向にあることが明らかになった。

◆幼少期の英語教育経験者の方が英語に自信を持っている

「英語を使用する際、自信はありますか」という質問に対しては、幼少期に英語教育を受けた郡では、「非常にある」と「比較的自信がある」を合わせて4割以上の回答者が英語使用に自信を持っていることがわかった。対照的に、幼少期に英語教育を受けていない群では、「非常にある」と「比較的自信がある」がともに6%で、合計でもわずか12%にとどまる。

また、「全く自信がない」と回答した割合が、幼少期教育経験者では5%にとどまるのに対し、未経験者では53%と大きな差があることが明らかになった。

◼️課題と展望

調査を通して幼少期の英語教育は多くの面で肯定的な影響を与えていることが明らかになった。9割以上の人が幼少期の英語教育を受けて良かったと感じており、実際にTOEICスコアの向上にもつながっている。さらに、英語教育は他の学習能力や他言語への学習意欲、コミュニケーション能力、異文化理解の促進にも良い影響を与えていると感じる人も多いことがわかった。

英語教育の促進には、個々の学習者に合わせた柔軟かつ幅広い教育アプローチをより多くの人に届けることが必要だ。また、言語スキルだけでなくコミュニケーション能力や異文化理解の向上を意識したカリキュラム設計が求められる。公教育での英語教育の充実や、オンライン学習ツールの活用など、より多くの子どもたちが質の高い英語教育を受けられる環境づくりも重要な課題となる。

今後、さらに多くの人が早期から英語に触れ、英語能力を伸ばすことができれば、グローバル化が進む現代において日本の競争力の底上げが実現することも期待できる。幼少期の英語教育は、単なる言語習得にとどまらず、子どもたちひいては日本社会の将来の可能性を大きく広げる重要な役割を果たしているといえる。

※スキルアップ研究所調べ:https://reskill.gakken.jp/3775

PR TIMES

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