「こども誰でも通園制度」月10時間以上利用可能へ 保育現場からは不安の声
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2026年度から始まる予定の「こども誰でも通園制度」について、加藤こども政策担当大臣は、ひと月の利用時間を「10時間以上」とする方向で検討していることを明らかにしました。
来年度から始まる試行的事業では10時間が利用の上限となっていますが、2026年度の本格実施ではさらに利用時間を拡大する予定です。具体的な時間は内閣府令で定められます。
この制度は、生後6カ月から2歳までの未就園児が対象であり、親が働いていなくても利用可能です。加藤大臣は、保育士の確保や施設の提供体制などを考慮しながら、関連の法案を来週始まる通常国会に提出する予定です。
「こども誰でも通園制度」は保護者の負担軽減や子どもの育ちに好影響を与えるでしょう。しかし、先が読めない中で受け入れ側の保育現場は体制を整えなければなりません。充実した保育施設や人員配置を行うなど、保育士不足の解消についても同時に求められるでしょう。
文/ほいくらし編集部
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【出典】
こども誰でも通園制度「利用は月10時間以上」 内閣府令で定める方向で検討(TBS NEWS DIG)
こども誰でも通園制度、利用枠は「月10時間以上」 法案提出へ(朝日新聞デジタル)
こども誰でも通園制度 “月10時間は利用可能に” こども相(NHK NEWS WEB)