福笑いの遊び方を知ろう! 簡単な作り方から楽しいアレンジ方法まで!

福笑いの遊び方を知ろう! 簡単な作り方から楽しいアレンジ方法まで!

お正月遊びといえば「福笑い」。目隠しをしながら、おかめさんやひょっとこの顔を完成させる遊びです。バラバラになったパーツを正しい場所に置くだけなのに、これがなんとも難しい…! この記事では、そんな福笑いの遊び方や作り方、遊びのアレンジ方法を解説します。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

福笑いとは? 子どもたちといっしょに楽しもう!

福笑いとは、古くから伝わる伝承遊びのひとつです。凧あげやコマ回しなどと同じく、おもにお正月に楽しむ遊びとして親しまれてきました。

福笑いは、目隠しをしたまま顔を完成させる遊びです。輪郭がかかれた紙の上に、バラバラになった顔のパーツを乗せていきます。目の位置がおかしかったり、鼻と口が反対になったり、その仕上がりを楽しみます。

「笑う門には福来る」のことわざにあるように、笑い声が集う場所には自然に幸福が巡ってくるといわれています。そのため、みんなで大笑いできる福笑いはお正月にピッタリ! 場所を選ばす楽しめる遊びのため、ぜひ子どもたちと楽しんでみましょう。

福笑いを保育に取り入れるねらい

保育に福笑いを取り入れるねらいは、以下のとおりです。

  • 日本の伝統的な遊びに興味を持つ
  • お友だちとお正月ならではの遊びを楽しむ
  • 福笑いを通して観察力や表現力を養う
  • お友だちと声をかけ合いコミュニケーションを図る

福笑いは、顔のパーツを認識できる2歳頃からがおすすめです。0~1歳児の場合は、目隠しをせずに顔を完成させるだけでも十分楽しめます。

簡単! 福笑いを手作りする方法

福笑いは、厚紙や画用紙があれば簡単に手作りできます。ここからは、福笑いの作り方をご紹介します。

準備物

  • 厚紙
  • 画用紙
  • はさみ
  • のりや両面テープ

作り方

①おかめさんやひょっとこなど、どんな顔にするか決める

②作りたい顔の輪郭の形に画用紙をカットする

③眉、目、鼻、口など、顔のパーツを作る

④画用紙を補強できるように厚紙を貼り合わせる

ポイント

  • はさみを使用するときは、ケガに十分注意してください
  • それぞれのパーツをラミネート加工すると長く遊べます
  • 顔のイラストをコピーして切り貼りしてもよいでしょう

実践! 福笑いの遊び方

ここからは、福笑いの遊び方を解説します。手作りした福笑いで、実際に遊んでみましょう! 

基本的な遊び方

①福笑いにチャレンジする人は手ぬぐいなどで目隠しをする

②輪郭の台紙と顔のパーツを手が届く範囲に準備する

③手触りを確かめながら正しい位置にパーツを置いていく

④周りのお友だちは「もっと右」など、ヒントを与える

⑤完成したら目隠しを外して仕上がった顔を確認する

子どもへの説明

今から「福笑い」で遊ぶよ! 福笑いは、昔からある遊びでね、目をつむったままこのお顔(見本を見せる)を作る遊びだよ。みんなのお顔にはなにがある? 「目」「鼻」「口」…そうだね。ここにお顔を完成させるための目や鼻を用意したよ。タオルで目をかくして「目はどこかな~? 」「口はどこかな~」って考えながらこの紙の上に置いていって、できあがったお顔がどんなのか見てみよう! 

ポイント

  • 始める前にパーツを見せて部位の名前を確認しましょう
  • 順番を待っているお友だちが応援しやすい雰囲気を作りましょう

もっと楽しむ! 福笑いのアレンジ方法

福笑いはとても簡単な遊びなので、誰でも手軽に楽しめます。しかし、何度かくり返し遊んでいると、単純すぎてすぐに飽きてしまうことも。そこでここからは、福笑いをもっと楽しめるようアレンジ方法をご紹介します。

時間制限を設ける

いつもの福笑いに制限時間を設けると、ちょっとスリルが加わって盛り上がります。福笑い中は目隠しをしているため、手触りでそのパーツが何か判断します。しかし、しっかり確認する時間があると、仕上がりも完璧になってしまい飽きてしまう原因に。10秒間で完成させるなど、アレンジを加えることでより楽しい遊びになりますよ。

不要なパーツも混ぜる

福笑いに必要な目や鼻、口などに加えて不要なパーツを入れるのもおすすめです。数が多いと、どれがハズレのパーツなのか判断できず難易度アップ! また、ハズレのパーツを間違って使用することで、おかしな仕上がりになるのもおもしろいですよ。目の形をした魚のパーツや、鼻に見せかけた花のパーツを加えるなど、アレンジを楽しんでみましょう。

お正月以外にも! 福笑いの活用方法

福笑いといえばお正月をイメージする人も多いでしょう。しかし、簡単な遊びのため、どんな行事にでもアレンジできます。そこでここからは、お正月以外に楽しむ福笑いの活用方法をご紹介します。

節分

2月3日の節分といえば、もちろん鬼ですよね。お正月のおかめさんやひょっとこの代わりに、鬼をテーマにした福笑いを楽しんでみませんか? 節分の集いの出し物としてもおすすめです。

【準備するもの】

  • 厚紙
  • 画用紙
  • 毛糸
  • はさみ
  • のりや両面テープ

【作り方】

①画用紙と厚紙で、鬼の台紙やパーツを作る

②毛糸は丸めて片手に収まる長さに切る

【ポイント】

  • 顔のパーツと合わせてツノも作っておきましょう
  • 毛糸はツノの下に丸めて置くよう指示します

雛祭り

3月3日の雛祭りといえば、お雛様やお内裏様。2つの福笑いを並べて、女雛と男雛のパーツをうまく揃えられるかチャレンジしてみましょう! 

【準備するもの】

  • 厚紙
  • 画用紙
  • はさみ
  • のりや両面テープ

【作り方】

①画用紙と厚紙で、女雛と男雛の台紙やパーツを作る

②それぞれのパーツを混ぜる

【ポイント】

  • 顔のパーツと合わせて尺や檜扇も作っておきましょう
  • 女雛と男雛のパーツを揃えられるように声をかけましょう

クリスマス

12月の一大イベントといえばクリスマス! そんなクリスマスには、サンタさんの福笑いがおすすめです。クリスマス会のお楽しみとして取り入れてみてはいかがでしょうか?  

【準備するもの】

  • 厚紙
  • 画用紙
  • 綿
  • はさみ
  • のりや両面テープ

【作り方】

①画用紙と厚紙で、サンタさんの台紙やパーツを作る

②ヒゲを綿にする場合は、丸めて片手に収まる大きさにちぎる

【ポイント】

  • 顔のパーツと合わせて帽子も作っておきましょう
  • お誕生日ケーキを福笑い風にしても楽しめます

【保育園】お誕生日会の出し物一覧!面白いアイディアで盛り上げよう!

まとめ

この記事では、福笑いの遊び方や作り方、アレンジ方法をご紹介しました。福笑いは、日本ならではの伝承遊びで、お正月のお楽しみにピッタリです。また、アレンジ次第でお正月以外でも楽しく遊べます。ウサギやクマなどの動物をモチーフにするのもおすすめです。簡単に作れるだけでなく、遊び方も単純なのでぜひ取り入れてみてくださいね。

【室内遊び】お正月遊び福笑いで遊ぼう!

保育ライター
保育士・幼稚園教諭資格を持つ2児の母。保育士歴10年、現在はライターとして活動中。
保育士経験を活かし、季節の行事に家族で手作りの飾りつけを楽しむのが趣味。
Instagram:https://www.instagram.com/hoik_aya___/
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