春ならでは!ちょうちょをテーマにした製作3選
だんだんと気温も高くなり、いよいよ春の真っ盛り!春のモチーフといえば、桜やチューリップ、いちごなど、さまざまなものがありますが、中でも子どもたちの人気者といえば…虫! 冬にはあまり見られなかったたくさんの生き物が、身近で見られるようになる季節ですね。今回は子どもたちに人気の虫「ちょうちょ」をテーマにした製作を3つ紹介します。
手形ちょうちょ
0歳児さんから取り組むことができる、手形を使った製作です。乳児向けのイメージがある手形製作ですが、幼児さんでも楽しむことができますよ。成長とともに、どんどん大きくなる子どもの手。成長記録としてもおすすめです。
【材料】
- 画用紙
- 絵の具(またはスタンプ台)
【作り方】
①子どもの手のひら全体に絵の具をつけ、画用紙に両手分の手形をとる
②絵の具が乾いたら、手形に沿って画用紙を切る
③画用紙でちょうちょの体部分を作る
④切り取った手形と、ちょうちょの体をのり付けしたら完成
【アレンジ方法】
完成したちょうちょは壁面装飾にしても素敵です。新学期なので、名前を書いて飾っておくのも良いですね。子どもたちも保護者も、同じクラスの友だちに興味を持つきっかけになるかもしれません。クレヨンが使えるなら、台紙に貼って周りに絵を描いたり、ちょうちょの模様や顔を描き込んだりしてみましょう。はさみが使える年齢であれば、すべて自分で切って貼り合わせることもできますよ。
【配慮すること】
・絵の具がついた手を口に入れないよう、手形をとったあとはすぐにふき取れる準備をしておきましょう。
・両手分の手形をとることが難しいときは、片手分にして、羽根を閉じたちょうちょにすることもできます。
指スタンプ&デカルコマニーちょうちょ
絵の具だけでも楽しめる指スタンプですが、洗濯のりを加えると、とろっとした感触を楽しむことができます。感触だけではなく、新しい表現方法も取り入れてみたい…というときは、「デカルコマニー」の技法に挑戦してみてはいかがでしょうか。子どもたちの興味に合わせてアレンジしてみてくださいね。
デカルコマニーとは?
フランス語で「転写する」を意味するデカルコマニー。画用紙に絵の具を乗せ、紙を半分に折って押しつぶし、模様をつける技法のことをいいます。紙を開くと、模様が左右対称になる様子がおもしろい技法ですよ。
材料
- 画用紙
- 絵の具
- 洗濯のり
作り方
①画用紙を二つ折りにして、ちょうちょの形に切る
②パレットに絵の具と洗濯のりを出して混ぜる
※洗濯のり:絵の具=10:1くらいの割合が目安
③指に絵の具をつけ、画用紙に自由にスタンピングする
※デカルコマニーにしたいときは、ちょうちょの片面に絵の具をつけて、最後に折って広げる。
【アレンジ方法】
指1本でスタンピングすることが難しいときは、手全体を使ってダイナミックに色をつけてみましょう。洗濯のりを混ぜることで絵の具がとろっとした液体になるので、感触を味わうだけでも楽しめますよ。模様のつけ方だけではなく、画用紙や絵の具を何色か用意しておくと、色の組み合わせ方でも個性が出てきます。最後にモールや画用紙で触角をつけても良いですね。
【配慮すること】
・指についた絵の具や洗濯のりが、口や目に入らないよう気をつけましょう。
・洗濯のりが肌につくことによる危険性はないといわれていますが、遊んだあとはすぐに手を洗いましょう。
・机をビニールで保護しておくと、子どもも汚れを気にせず遊ぶことができ、片付けも簡単です。
ステンドグラスちょうちょ
画用紙とカラーセロハンを使って、ステンドグラス風ちょうちょを作ることができます。子どもでも簡単に作るコツは、クッキングシートを使うこと。光にあてるとカラフルな影ができ、とてもきれいですよ。少し細かい作業なので、幼児さんにおすすめの製作です。
材料
- 黒い画用紙
- カラーセロハン
- クッキングシート
作り方
①クッキングシートにちょうちょの形を書く
②黒い画用紙でちょうちょの枠を作る
③適当にカットしたカラーセロハンを、1枚ずつクッキングシートの上にのりで貼り合わせていく
④カラーセロハンを挟むように黒い枠をのり付けし、枠からはみ出た部分を切り取る。
⑤のりが乾いたあと、クッキングシートを丁寧にはがしたら完成。
【アレンジ方法】
カラーセロハンはさまざまな色を用意しておき、組み合わせを楽しみましょう。子どもたちが好きな形に切って用意してもおもしろいですよ。花や鳥など、ちょうちょ以外の形でも楽しめます。
【配慮すること】
・最後にクッキングシートをはがすので、できるだけカラーセロハン同士が重なるようにのり付けしていきましょう。
・子どもがはさみを使う場合は、怪我に繋がらないよう保育者が十分注意して見守りましょう。
まとめ
春のモチーフ「ちょうちょ」をテーマにした製作をご紹介しました。完成後はお部屋に飾ることで、室内でも春の雰囲気が感じられます。季節の移り変わりや、身近な生き物の話題に触れながら製作遊びを楽しんでみてくださいね。
■関連記事
【折り紙】飛ばすとくるくる回るちょうちょの折り方
【折り紙】春の訪れを感じよう「チョウチョ」の折り方