おはじきで遊ぼう! 陣取り・中抜き・マンカラなど遊び方やルールを紹介

キラキラ輝くおはじきは、子どもたちにとって宝物のような存在。色とりどりで透き通ったガラスはとても魅力的です。ただ集めるだけでもワクワクしますが、せっかくならおはじきを使ったゲームも楽しんでみませんか? この記事では、さまざまなおはじき遊びをご紹介します。ぜひ取り入れてみてくださいね。
おはじきとは? 何歳から遊ぶ?
おはじきは、古くから親しまれる伝承遊びのひとつです。昔のおはじきは小石で、明治時代以降にガラスのおはじきが主流となりました。おはじきには、さまざまな大きさがあります。一般的なおはじきの大きさは約12㎜、1円玉よりも小さいサイズです。子どもの口の大きさは直径約4㎝のため、おはじきは喉に詰まらせやすいおもちゃといえます。
そのため、なんでも口に入れてしまう乳児期には不向きなおもちゃです。誤飲を防ぐため、おはじきの扱い方を理解できるようになる2~3歳以降から遊ぶとよいでしょう。
【遊び方】おはじき遊びの種類やルール
ここからは、以下のようなおはじき遊びのルールをご紹介します。
- おはじき取り
- おはじき積み
- おはじき倒し
- おはじき中抜き
- おはじき的当て
- おはじき陣取り
- おはじき落とし
- おはじき算数遊び
- おはじきマンカラ
ぜひ取り入れてみてくださいね。
おはじき取り
遊び方
- 持っているおはじきを机の上に並べて遊ぶ順番を決める
- 弾くおはじきと、欲しいおはじきを決める
- 指でおはじきを弾き、欲しいものに当たったら自分のものになる
- 交代でおはじきを弾き、最後に持っているおはじきの数が多い人の勝ち
ポイント
- 弾くおはじきと欲しいおはじきの間に、指で線を引くルールもあります
- 狙ったものと違うおはじきに当たったり、外れたりしたらもらえません
おはじき積み
遊び方
- それぞれいくつかのおはじきを持ち、遊ぶ順番を決める
- 順番に1つずつおはじきを積み上げる
- おはじきを倒してしまった人の負け
ポイント
- 個人戦にして、いくつ積めたか数を競う遊びもおすすめです
- 倒れて散らばったおはじきは、紛失しないよう注意しましょう
おはじき倒し
遊び方
- 将棋倒しのように、たくさんのおはじきを山のように積む
- 遊ぶ順番を決め、順番に1つずつおはじきを取っていく
- おはじきの山を崩してしまった人の負け
ポイント
- 平らで安定感のあるテーブルで遊びましょう
- 「音が鳴ったら負け」にすると勝ち負けを判断しやすくなります
おはじき中抜き
遊び方
- 持っているおはじきを机の上に並べて遊ぶ順番を決める
- おはじきを2つ選び、机の端に「門」として配置する
- 欲しいおはじきを門まで弾きながら運ぶ
- 門を通せたおはじきは自分のものになる
- 交代でおはじきを弾き、最後に持っているおはじきの数が多い人の勝ち
ポイント
- 門を通る前に、別のおはじきに当たった場合は失敗です
- 門の広さによって、難易度を調整できます
おはじき的当て
遊び方
- 机の上に、点数を描いた的とスタート地点の目印を貼っておく
- 遊ぶ順番を決め、スタート地点から的をめがけておはじきを弾く
- 交代でおはじきを弾き、最後に得点が高い人の勝ち
ポイント
- ダーツのような的のほか、一番遠くを高得点にしても楽しめます
- 点数の計算が難しい場合は「あたり」「はずれ」にしてもいいですね
おはじき陣取り
遊び方
- 机の上に赤色・青色・緑色・黄色の折り紙を貼る
- 遊ぶ順番を決め、おはじきをはじいて折り紙の上に乗せる
- 自分のおはじきを3つ乗せられたら、その色は自分の陣地になる
- 交代でおはじきを弾き、陣地が多い人の勝ち
ポイント
- 一度取られた陣地でも、相手のおはじきを弾き出せばOKです
- 制限時間を決めて遊ぶと、勝負がつきやすくなります
おはじき落とし
遊び方
- 水を入れた大きな水槽やバケツを用意して、中にコップを入れる
- 遊ぶ順番を決め、順番にコップをめがけておはじきを落とす
- 交代でおはじきを落とし、コップに入った数が多い人の勝ち
ポイント
- 高さがあるほど、おはじきが揺れて難易度が上がります
- 使用するおはじきの色を決めておくと、勝敗がわかりやすくなります
おはじき算数遊び
遊び方
- 伝えた数字と同じ数のおはじきを並べる
- 1つだけ色の異なるおはじきを並べて前から何番目にあるか当てる
- 2つのコップに複数のおはじきを入れてどちらが多いか当てる
ポイント
- 「どっちがおおい? 」「なんばんめ? 」など、数の勉強に使用できます
- 足し算・引き算を始めるときにもおすすめです
おはじきマンカラ
遊び方
- 対戦相手と向かい合い、真ん中にマンカラのボードをセットする
- 手前の6つのポケットが自分の陣地、右側の1つのポケットがゴールとなる
- 6つのポケットにそれぞれ4つずつおはじきを置く
- 好きなポケットからすべてのおはじきを取り、右側のポケットに1つずつ入れていく
- 交互におはじきを移動させ、すべてのおはじきを先にゴールに入れた人の勝ち
ポイント
- おはじきがちょうどゴールで終わったら、もう一度自分の番になります
- 慣れるまではポケットの数やおはじきの数を減らすとよいでしょう
- マンカラのボードは、牛乳パックなど廃材でも代用可能です
おはじきで遊ぶときの注意点
おはじきが欠けていないか確認する
おはじきはガラスでできているため、扱い方によっては欠けてしまう恐れがあります。欠けた部分を触るとケガをする可能性も。使用するおはじきは、事前に欠けていないか確認しておきましょう。
おはじきの数を把握しておく
使用する前に、おはじきの数を把握しておくことも大切です。落としたり片づけ忘れたりしたおはじきがあると、小さな子どもの誤飲につながる恐れがあります。片づけるときに、最初の数と合っているかチェックしましょう。
おはじきを口に入れないようルールを伝える
キラキラ輝くおはじきは魅力的で、飴のようについつい口に入れたくなるものです。しかし、誤って飲み込んでしまうと大変です。遊ぶ前には、必ず「口に入れない」というルールを伝えましょう。
おはじき遊びの最中は子どもから目を離さない
おはじきで遊んでいるときは、危険がないよう子どもから目を離さないようにしましょう。とくに、異年齢で遊んでいるときは注意が必要です。
おはじきは子どもの手が届かない場所に保管する
おはじきの保管場所にも気を配りましょう。お人形やブロックのように、子どもが勝手に出し入れできる環境はおすすめできません。職員の机に入れておき、保育士が管理できるようにしたいですね。
まとめ
この記事では、おすすめのおはじき遊びをご紹介しました。色分けしたり、並べたりするだけでも楽しいおはじきですが、ゲームに使用するととても盛り上がります。また、数の概念を理解するときにも活用できます。誤飲につながらないよう配慮しつつ、おはじき遊びを楽しんでみてくださいね。
保育士経験を活かし、季節の行事に家族で手作りの飾りつけを楽しむのが趣味。
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