子どもの発達支援「活動の切り替えが苦手！遊びを“おしまい”にするには？｜保育療育の専門家 藤原里美
「やりたい保育に出会えるチャンネル」をコンセプトに運営する 保育士チャンネル【シゴトLive】。これからの保育のカタチやすぐに役立つ実践例などを動画で配信しています。
今回のテーマは「子どもの発達支援」
日々、多様な発達の子やクラスの気になる子と向き合う現場の保育者たち。
そんな保育者からの相談を受けて、具体的な対応方法を『保育・療育のプロフェッショナル』藤原里美さんがお答えしています。
3歳児「活動の切り替えが苦手！遊びを“おしまい”にするには？」
Q.3歳児の男の子で「●●したい！」という想いがとても強く、活動の切り替えが苦手な子がいます。ブロック遊びをおしまいにできず、作った作品をとっておきたいと言われ、大きな作品は置き場もなく困ったことも…。
また、一人のお友だちへのこだわりもみられます。「その子と一緒に遊びたい、給食も一緒に…」といった「独占したい」という想いが強くでてしまい、集団生活の中で癇癪を起したり、気持ちが落ち着くまでに時間がかかったりしています。保育者として、どのように関わっていけばよいのでしょうか？
（保育士11年目 認可保育園勤務）
保育療育の専門家 藤原里美さんからの回答
A.3歳児さんの場合は、集団での活動が増え、活動を切り替える場面も増えてきます。社会性の発達が未熟で切り替えが苦手だと、集団で上手くやれない自分にイライラして、ストレスがかかりやすくなります。その子の困った行動は、こうしたストレスの表れかもしれません。まずは、その子の行動を変えようとするのではなく「どうしたらその子が安定するか」という視点で考えてみましょう。子どもが安定するのは、やはり遊びを充実させること！どんな遊びが好きか、一緒に考えていきましょう。
ブロック遊びは、作った作品を写真に撮っておくと満足するこもあります。「素敵な作品ができたから、写真に撮っておこう！おうちの人にも見てもらおう！」と提案してみてはいかがでしょうか。すぐにできるので、ぜひ試してみてください。
ブロック遊びは、作った作品を写真に撮っておくと満足するこもあります。「素敵な作品ができたから、写真に撮っておこう！おうちの人にも見てもらおう！」と提案してみてはいかがでしょうか。すぐにできるので、ぜひ試してみてください。
さらに詳しいアドバイスや対応方法は、こちらの動画の中で回答しています。
ぜひ、ご覧ください♪
この動画は、 保育士チャンネル【シゴトLive】に掲載中。他にも、クラスの気になる子への具体的な対応方法や発達支援の知識など、藤原里美先生が解説しています。ぜひ参考にしてみてください！
一般社団法人チャイルドフッド・ラボ代表理事。臨床発達心理士・早期発達支援コーディネーターSV・保育士。
公立保育園勤務時に自閉症児の担当になったことをきっかけに，発達障害の支援について学び始める。その後、子ども専門病院等での勤務を経てチャイルドフッド・ラボを設立。研修やオンライン講座、You Tubeチャンネルなどを通じ、支援の必要な子どもとそのご家族、支援者のバックアップをしています。実践を大切にする保育・療育のプロフェッショナル。
Youtube: 藤原里美の発達支援ルーム
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