鬼ごっこの種類一覧! ルールやアレンジ方法など説明つき25選
小さな子どもから大人まで楽しめる「鬼ごっこ」。鬼になった子どもがお友だちを追いかけ、タッチしたら鬼を交代するだけのシンプルな遊びです。単純ながらも、運動量はバッチリ!
そんな鬼ごっこにさまざまな種類があることを知っていますか? この記事では、25種類の鬼ごっこの遊び方を徹底解説します。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
鬼ごっこの種類一覧/ルール&アレンジ
今回ご紹介する鬼ごっこの種類は、以下のとおりです。それぞれルールやアレンジ方法を詳しく解説していきます。
鬼ごっこ名 | 概要 |
鬼ごっこ(かわりおに) | タッチされたら鬼を交代する基本 |
高鬼(たかおに) | 高いところが避難場所になる |
低鬼(ひくおに) | 低いところが避難場所になる |
氷鬼(こおりおに) | 鬼にタッチされたら氷になってしまう |
色鬼(いろおに) | 鬼が指定した色を探す |
線鬼(せんおに) | 線の上だけで楽しむ |
島鬼(しまおに) | 島の中だけで逃げる |
3色鬼(さんしょくおに) | 3つのチームで楽しむ |
逆さ鬼(さかさおに) | 基本型の反対で鬼が逃げる |
全員鬼(みんなおに) | 参加者みんな鬼で追いかけ合う |
蜘蛛鬼(くもおに) | 蜘蛛のような体勢で楽しむ |
増え鬼(ふえおに) | 鬼がどんどん増えていく |
当て鬼(あておに) | タッチの代わりにボールを当てる |
隠れ鬼(かくれおに) | 鬼から逃げたり隠れたりする |
野外鬼(やがいおに) | フィールドワーク中に楽しむ |
影踏み鬼(かげふみおに) | タッチの代わりに影を踏む |
陣取り鬼(じんとりおに) | 2つのチームに分かれて陣地を取り合う |
バナナ鬼(ばななおに) | タッチされたらバナナになってしまう |
手繋ぎ鬼(てつなぎおに) | タッチされたら鬼同士で手をつなぐ |
宝取り鬼(たからとりおに) | 2つのチームに分かれて宝物を取り合う |
くすぐり鬼(ふれあいおに) | おいかけて捕まえたらお腹をくすぐる |
ケイドロ(ドロケイ) | 警察と泥棒に分かれて楽しむ |
缶蹴り(かんけり) | 空き缶を使ったかくれんぼ風の遊び |
靴取り(くつとり) | 鬼にタッチされたら靴を取られる |
尻尾取り(しっぽとり) | ズボンにつけたしっぽを取り合う |
鬼ごっこ(かわりおに)
まずは一般的な鬼ごっこです。鬼が変わっていくことから「変わり鬼」と呼ばれることもあります。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は逃げる
- タッチされたら鬼を交代する
- 鬼になった人は10秒数えて追いかける
アレンジ
- どこまでも逃げられると大変なのでエリアを指定する
- 終わりがないため事前に時間を決めておく
高鬼(たかおに)
一般的な鬼ごっこのルールと合わせて、高いところは鬼にタッチされない安全地帯というルールを追加したのが「高鬼」です。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は高いところへ逃げる
- 鬼は高いところにいる人をタッチできないため下に降りた瞬間を狙う
- タッチされたら鬼を交代する
- 鬼になった人は10秒数えて追いかける
アレンジ
- 高いところにいても手が届けばタッチしてもOKにする
- 高いところにいてもいい時間を決めて遊ぶ
低鬼(ひくおに)
高鬼と反対の遊び方をするのが「低鬼」です。基本的な鬼ごっこのルールと合わせて、遊具の下など低いところは鬼にタッチされないというルールを追加して遊びます。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は低いところへ逃げる
- 鬼は低いところにいる人をタッチできないため出てきた瞬間を狙う
- タッチされたら鬼を交代する
- 鬼になった人は10秒数えて追いかける
アレンジ
- 低いところにいても手が届けばタッチしてもOKにする
- 低いところにいてもいい時間を決めて遊ぶ
氷鬼(こおりおに)
鬼にタッチされた人は、その場で氷のように固まる「氷鬼」。一度鬼にタッチされても、仲間からタッチされることで、再び鬼ごっこに戻れるのが特徴です。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は逃げる
- タッチされたらその場で氷のように固まる
- 仲間にタッチされたらまた鬼から逃げる
- 鬼はすべての人を氷にするまで追いかける
アレンジ
- あらかじめ時間を決めて鬼を交代する
- 鬼の数を増やす
色鬼(いろおに)
鬼が指定した色を探す「色鬼」。逃げながらその色に触れることができたら、鬼にタッチされないという遊びです。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- みんなで鬼に「いろいろなんのいろ? 」聞く
- 鬼が答えた色を逃げながら探す
- 鬼は指定した色に触れられていない人にタッチする
- 色に触れている間は鬼にタッチされない
- タッチされたら鬼を交代する
アレンジ
- ほかの人と同じ場所の色を触ってはいけない
- 自分の服や持ち物から探してはいけない
線鬼(せんおに)
一般的な鬼ごっこのルールに、決められた線の上でしか移動できないというルールを加えたのが「線鬼」です。一本橋のように細い線の上を渡ることから「渡り鬼」と呼ばれることもあります。
ルール
- あらかじめ地面に逃げ道となる線を引いておく
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は線の上を逃げる
- タッチされたら鬼を交代する
- 鬼になった人は10秒数えて追いかける
アレンジ
- 線から落ちてしまったら鬼になる
- 終わりがないため事前に時間を決めておく
島鬼(しまおに)
地面にかいた島を行ったり来たりしながら鬼から逃げる「島鬼」。「島渡り鬼」「引っ越し鬼」と呼ばれることもあります。
ルール
- あらかじめ地面に島となる円をいくつか描いておく
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は島の中へ逃げる
- 鬼は島の中には入れない
- タッチされたら鬼を交代する
- 鬼になった人は10秒数えて追いかける
アレンジ
- 鬼は島の外から手を伸ばしてタッチしてもよい
- ひとつの島にいられる時間を決めておく
3色鬼(さんしょくおに)
「3色鬼」とは、赤・青・黄の3つのチームに分かれて楽しむ鬼ごっこです。逃げつつ追いかけつつ、チームで協力しながら楽しみます。
ルール
- あらかじめ3色のチームに分かれる
- 赤が青を追いかけ、青が黄を追いかけ、黄が赤を追いかける
- タッチされたら、相手チームの陣地に捕まる
- 制限時間に捕まらずに残っている人が多いチームの勝ち
アレンジ
- 捕まっても仲間にタッチされたら鬼ごっこに戻れる
- 帽子やハチマキを身につけてチームをわかりやすくする
逆さ鬼(さかさおに)
基本的な鬼ごっことは反対に、鬼が逃げるのが「逆さ鬼」です。鬼じゃない人がみんなで鬼を追いかける、なんとも不思議な遊びです。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- みんなが10秒数えている間に鬼が逃げる
- タッチできた人はいっしょに鬼になって逃げる
- すべての人が鬼になるまで追いかける
アレンジ
- 始めの鬼役を大人が全力で担う
- 事前に時間を決めておく
全員鬼(みんなおに)
名前のとおり、参加する全員が鬼になるのが「全員鬼」です。スタートの合図で始め、逃げたり追いかけたり…なにがなんだか分からなくなります。
ルール
- スタートの合図で鬼ごっこを始める
- 鬼として誰かを追いかけたり、タッチされないように逃げたりする
アレンジ
- タッチされたらその場で座る
- シッポ取りのように目印をつけて遊ぶ
蜘蛛鬼(くもおに)
四つん這いになり、まるで蜘蛛のような体勢で楽しむ「蜘蛛鬼」。スピードが出ないため、走るのが苦手な子どもがいるときにおすすめの鬼ごっこです。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間に、お腹を上に向けた四つん這いの体勢で逃げる
- 鬼は背中を上に向けた四つん這いの体勢で追いかける
- タッチされたら鬼を交代する(体勢も交代)
アレンジ
- 体勢が辛いときに休憩できる場所を設ける
- 鬼の数を増やす
増え鬼(ふえおに)
増え鬼は、どんどん鬼が増えていく遊びです。「増やし鬼」「ゾンビ鬼」と呼ばれることもあり、ルールが簡単で取り組みやすい鬼ごっこです。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は逃げる
- タッチされた人は鬼になる(タッチした人も鬼のまま)
- タッチする度に鬼が増えていき、全員鬼になるまで続ける
アレンジ
- どこまでも逃げられると大変なのでエリアを指定する
- 帽子やハチマキを身につけて鬼をわかりやすくする
当て鬼(あておに)
一般的な鬼ごっこのルールと合わせて、ボールでタッチするルールを加えたのが「当て鬼」です。「ボール鬼」「ぶつけ鬼」と呼ばれることもあります。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は逃げる
- 鬼はボールを持って追いかけ、投げて当てる
- ボールが当たったら鬼を交代する
- ボールをキャッチできたらセーフ
アレンジ
- どこまでも逃げられると大変なのでエリアを指定する
- ボールや鬼の数を増やして遊ぶ
隠れ鬼(かくれおに)
鬼ごっことかくれんぼを組みあわせた遊び「隠れ鬼」。走り回る時間が少ないため、低年齢の子どもにもおすすめです。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は隠れる
- かくれんぼのように「もういいかい」「もういいよ」のやりとりをおこなう
- 鬼はみんなを探し、見つけたらタッチする
- タッチされないように逃げ、また隠れてもよい
- タッチされたら鬼を交代する
アレンジ
- 増え鬼のように探す鬼を増やす
- 鬼に見つかったら隠れずに逃げ続ける
野外鬼(やがいおに)
広い森や公園でおこなう「野外鬼」は、フィールドワークを楽しむ鬼ごっこです。鬼ごっこといっても走って逃げるわけではなく、鬼に見つからないように課題を解いていく遊びです。
ルール
- フィールドワークをおこなうグループのなかから鬼を決める
- 各グループ、鬼に見つからないようフィールドを歩きながら課題をクリアしていく
- 鬼はカメラを持ち、捕まえる代わりに見つけたグループをこっそり撮影する
- 写真に捉えられたら、その場でカメラを手渡して鬼を交代する
- フィールドワーク終了時にカメラを持っているグループの負け
アレンジ
- 写真の代わりに出会ったらジャンケンをする
- フリーの先生が鬼になって見つからないように課題をこなす
影踏み鬼(かげふみおに)
影踏み鬼とは、タッチする代わりに影を踏む鬼ごっこです。影を踏まれたら鬼を交代するルールのため、影がしっかり伸びる時間に遊ぶのがおすすめです。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は逃げる
- 鬼は逃げる人の影を追いかけて踏む
- 影を踏まれたら鬼を交代する
アレンジ
- あらかじめ時間を決めて鬼を交代する
- 増え鬼のように鬼を増やしながら遊ぶ
陣取り鬼(じんとりおに)
2つのチームに分かれ、陣地を奪い合う「陣取り鬼」。味方同士で作戦を考えておこなうため、体だけでなく頭を使って遊べます。
ルール
- あらかじめ地面に線を描き陣地を決める
- 2チームに分かれてそれぞれ自分の陣地に構える
- スタートの合図で相手チームの陣地を狙う
- 自分のチームの陣地を守ったり、相手チームの陣地を奪いに行ったりする
- 相手を捕まえたら自分の陣地につなぐ
- 仲間にタッチされたら助かる
- 陣地を奪われたチームの負け
アレンジ
- 陣地に宝物を置いて奪い合う
- チーム数を増やして遊ぶ
バナナ鬼(ばななおに)
「バナナ鬼」とは、氷鬼に似ている遊びです。タッチされた人は、氷ではなくバナナに変身! 仲間にバナナの皮を向いてもらったら自由に動けるようになります。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は逃げる
- タッチされたらその場で両手を頭の上にしてバナナのように固まる
- 仲間にバナナの皮をむいてもらったら鬼ごっこに戻る
- 鬼はすべての人をバナナにするまで追いかける
アレンジ
- バナナの皮は仲間に1回タッチされたら片手分の皮がむける、2回タッチされたら動けるというルールにする
- あらかじめ時間を決めて鬼を交代する
手繋ぎ鬼(てつなぎおに)
増え鬼の遊び方を基本とした「手繋ぎ鬼」は、増えていく鬼がどんどん手をつないでいく鬼ごっこです。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が10秒数えている間にほかの人は逃げる
- タッチされた人は鬼になり、鬼同士で手を繋ぐ
- タッチする度に鬼が増えていき、全員鬼になるまで続ける
アレンジ
- どこまでも逃げられると大変なのでエリアを指定する
- 手を繋ぐ人数が4人を越えたら二手に分かれる
宝取り鬼(たからとりおに)
陣取り鬼のように2つのチームに分かれて、宝物を奪い合う「宝取り鬼」。制限時間内にたくさん宝物をゲットできたチームが勝ちとなります。
ルール
- ドッチボールのように線を描き陣地を決める
- それぞれの陣地に宝物(ボールなど)をいくつか設置する
- 2チームに分かれてそれぞれ自分の陣地に構える
- スタートの合図で相手チームの宝物を奪いに行く
- 相手チームにタッチされたらその場で30秒動けなくなる
- 制限時間にたくさん宝物を持っているチームの勝ち
アレンジ
- 宝物を運んでいるときに相手にタッチされたら返却する
- チーム数を増やして遊ぶ
くすぐり鬼(ふれあいおに)
「くすぐり鬼」とは、親子のふれあい遊びにピッタリの鬼ごっこです。勝ち負けではなく、スキンシップを目的として楽しみます。
ルール
- 大人が鬼になり、子どもに逃げてもらう
- 「まてまて」と追いかけて、よいタイミングで捕まえる
- 捕まえたら「こちょこちょ~」と言いながらお腹をくすぐる
- 10秒くすぐったら、また鬼ごっこを始める
アレンジ
- くすぐられないように隠れる場所を設ける
- 大人が逃げて子どもにくすぐってもらう
ケイドロ(ドロケイ)
警察と泥棒にわかれて楽しむ鬼ごっこ「ケイドロ」。警察が泥棒全員を捕まえて、牢屋に入れることができれば勝ち。まさに因縁の戦いです…!
ルール
- ジャンケンなどで警察と泥棒に分かれる
- 警察が10秒数えている間に泥棒が逃げる
- 警察に捕まった泥棒は牢屋に入る
- 仲間にタッチされた泥棒は牢屋から出て再び警察から逃げる
- 泥棒全員を牢屋に入れるまで続ける
アレンジ
- 制限時間を決め、逃げきれたら泥棒の勝ちにする
- 幼児が遊ぶときは助けるルールをなしにする
缶蹴り(かんけり)
「缶蹴り」とは、空き缶を使った鬼ごっこです。かくれんぼの要素も含んでいるため、とても盛り上がります。
ルール
- ジャンケンをして鬼を1人決める
- 鬼が空き缶を蹴り飛ばし、拾いに行っている間にほかの人は逃げ隠れる
- 鬼は拾った空き缶を足元にセットして、守りながら隠れている人を探す
- 見つけたら「〇〇くんみっけ! 」と言いながら空き缶を踏む
- 鬼が空き缶から離れて探し回っている間に、空き缶を蹴れたら鬼の負け
- 最初に見つかった人が鬼を交代する
アレンジ
- 空き缶ではなく柱などを使う
- あらかじめ制限時間を決めておく
靴取り(くつとり)
限られたスペースのなかで楽しむ「靴取り」は、鬼にタッチされる度に靴を取られてしまう遊びです。2つの靴を取られてしまったら鬼を交代します。
ルール
- あらかじめ地面に田んぼの「田」のような十字のコートを描く
- 十字部分は鬼が移動、その周辺をほかの人が逃げる
- 鬼にタッチされたら靴を片方渡してケンケンで逃げる
- 鬼は中央に集めた靴を守りながら追いかける
- 2つの靴を取られたら鬼を交代する
アレンジ
- 取られた靴は鬼が見ていない隙に取り戻す
- 帽子や手袋など身につけているものを利用する
尻尾取り(しっぽとり)
すずらんテープやひもの端をズボンに挟んでしっぽに見立てる「尻尾取り」ゲーム。全員鬼と同じく、みんなでしっぽを奪い合います。
ルール
- 人数分のしっぽを準備して、ズボンにセットする
- 始まりの合図で自分のしっぽを守りながら人のしっぽを狙う
- 時間制限内により多くのしっぽを取った人の勝ち
アレンジ
- しっぽの数ではなく最後まで取られなかった人の勝ちにする
- あらかじめエリアを決めておいて遠くまで逃げられないようにする
なにそれ? 鬼ごっこの面白い特別ルール
ご紹介したように、鬼ごっこには多くの種類がありますが、実はルールもさまざま。「タッチしてきた人に返す(タッチ返し)はナシ」「複数の鬼が両サイドから狙う(挟み撃ち)はナシ」など、遊ぶメンバーによってそのルールが変わることもあります。また、知っている人は知っている「たんま」「おみそ」というルールも!
たんま
鬼ごっこの途中で「ちょっと待ってほしい」というときに使われる「たんま」。喉が渇いたときや、転んでケガをしたときなど、遊びを中断してほしいときに使います。たんまには、以下のような呼び方があります。
- タイム
- タンミ
- バリア
- ミー
- チューキ
なかには、鬼に当てられそうになる瞬間に使う子どもも…。どこまでOKにするか、事前に決めておくとよいでしょう。
おみそ
「おみそ」とは、鬼ごっこに参加している小さな子どもを「鬼の対象外」にする特別ルールのことです。走るのが苦手、鬼になるのがイヤな子どもには「走って逃げる雰囲気だけを楽しんでもらう」という配慮のようです。ほかにも、以下のような呼び方があります。
- みそ
- みそっかす
- まめ
- おまめ
- ごまめ
- あぶらむし
特別扱いのため、なかには「ズルい」という声が挙がることも。こちらも鬼ごっこを始める前にしっかり話し合って決めておきたいですね。
鬼ごっこを取り入れるねらい
保育園で鬼ごっこを取り入れるねらいは以下のとおりです。
ルールのある遊びに慣れる
「鬼にタッチされたら交代」「タッチされた人はその場で座る」など、簡単なルールのある遊びとして取り入れやすい鬼ごっこ。くり返し遊びながら、ルールを守ることに慣れるというねらいがあります。
瞬発力や持久力を向上させる
鬼ごっこは、瞬時に体の向きを切り替えたり、鬼から逃げ切るために全力で長い距離を走ったりします。そのため、瞬発力や持久力を向上できます。そのような、運動神経を養うねらいを込めて取り入れられるとよいでしょう。
コミュニケーション能力を培う
鬼ごっこは、たくさんの人といっしょに楽しむ遊びです。誰もが知っている遊びのため、知らない子ども同士で遊べるよい機会にもなり、高いコミュニケーション能力を培えます。人数や年齢に合ったルールを話し合うことも、ねらいのひとつといえるでしょう。
鬼ごっこを楽しむときの注意点
鬼ごっこで楽しく遊ぶための注意点は以下のとおりです。
ルールを明確にしておく
鬼ごっこにはさまざまな種類があり、さらにルールも地域や年齢によって異なることが多くあります。そのため、鬼ごっこの最中に「そんなのナシ! 」「それはズルい! 」などと揉めてしまうことも。事前にルールを明確にしておくことで、そのようなトラブルを防げます。
動きやすい服装でおこなう
鬼ごっこは、走ったり隠れたりして体をしっかり動かして青びます。サンダルで転んだり、遊具にスカートがひっかかったりすると、大ケガにつながる可能性があります。動きやすい服装でおこなえるよう周知しましょう。
苦手意識を持っている子に留意する
走るのが苦手な子どもは、鬼ごっこを苦痛に感じている可能性があります。「一人ねらい」といって、鬼から集中的に狙われてしまうことも少なくありません。そのような子どもがイヤな気持ちになっていないか、大人が目を配ってあげましょう。
転ぶことを想定して手当の用意をしておく
鬼ごっこは、無我夢中で走るため転んでしまうことが少なくありません。膝をすりむくケガも日常茶飯事のため、鬼ごっこをするときは事前に応急処置できる用意をしておくと安心です。
まとめ
この記事では、さまざまな種類の鬼ごっこについてご紹介しました。地域や年齢によって遊び方が異なることもありますが、そのような違いも伝承され続けている遊びならでは。運動神経の向上にも役立つため、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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