【宮城県】こども園で働く職員(保育教諭)の求人情報・平均年収
宮城県は、東北地方の中でも比較的積雪量が少なく、自然豊かで子育てに適した地域です。宮城県はファミリー層に人気の地域であり、保育園や幼稚園が数多く存在します。そのため、さまざまな保育施設から求人が出ていることが特徴です。
宮城県の待機児童数は減少傾向となっていますが、依然として保育教諭の需要はあります。求人数が豊富なため、理想の求人を見つけやすい都道府県と言えるでしょう。
出典:宮城県「待機児童数」
今回は、宮城県の保育教諭事情を交えつつ、認定こども園の求人情報や保育教諭の平均年収を解説します。認定こども園で働くことを検討している人は、参考にしてください。
1.認定こども園とは?
認定こども園とは、「保育園」と「幼稚園」の機能を併せ持った施設形態のことです。対象年齢は0歳~5歳で、未就学児が対象となります。保護者の就労有無は関係なく利用可能であり、長期間預けられることが特徴です。
認定こども園は、幼保連携型・幼稚園型・保育所型・地方裁量型の4種類に分かれます。施設の種類によって応募資格は異なりますが、保育士と幼稚園教諭の両方の資格を保有していることが望ましいです。
認定こども園で子どもの成長を長期間サポートすることで、保育全般を学べます。幼児教育のスペシャリストを目指すこともできるでしょう。
1-1.宮城県における保育業界・認定こども園の実情
全国の待機児童数は令和3年4月1日時点で5,634人であり、前年と比べ6,805人減少しています。認定こども園の充足により待機児童数は減少傾向にありますが、宮城県内では令和3年4月1日時点で、222人の待機児童が存在しています。子どもの数に対して保育教諭が足りておらず、供給が追いついていない状況です。
出典:厚生労働省「「保育所等関連状況取りまとめ(令和3年4月1日)」
出典:宮城県「待機児童数」
少子化や共働き家庭の増加による影響で、保育環境に変化が生じています。保育所に求められるニーズが多様化・複雑化していることもあり、より専門性の高い保育教諭が必要となるでしょう。
宮城県では多様化するニーズに対応できるように、リーダー的な役割を担う職員の育成、保育教諭の専門性向上を目的とした教育に注力しています。独自の施策としてはキャリアアップ研修を無料で行っています。
出典:宮城県「令和3年度宮城県保育士等キャリアアップ研修」
また、宮城県仙台市では独自の支援政策である「仙台市すこやか子育てプラン」を令和2年度より実施しており、認定こども園の普及に力を入れている状況です。計画期間中に認定こども園の数を87施設まで増やす目標を掲げています。
出典:宮城県「仙台市すこやか子育てプラン2020(令和2年度~令和6年度)」
宮城県では、今後も継続して保育教諭の需要が高まっていくと言えるでしょう。宮城県で保育教諭として就職や転職を検討している人にとって、勤務先を見つけやすい環境となっています。
2.【宮城県】保育教諭の平均給与
下記は、宮城県および全国における保育士の平均年収と、保育教諭の平均年収を比較した表です。保育教諭とは、保育士資格、幼稚園教諭免許の両資格を持つ人で、認定こども園で働く職員を指します。
| 保育士の平均年収 | 保育教諭の平均年収 |
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宮城県 | 約343万円 | 約358万円 |
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全国 | 約374万円 | 約383万円 |
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出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
宮城県における保育教諭の平均年収は約358万円と、保育教諭の全国平均年収である約383万円よりも下回っている状況です。ただし、全職種における平均年収は約307万円のため、宮城県で働く保育教諭の平均年収は他職種よりも比較的高い水準です。
また、中には保育士確保の策として、賞与や職務手当・資格手当・住宅手当などの福利厚生が手厚い求人も存在します。経験年数や保有資格によっては、平均年収を上回る求人も少なくありません。
実際にマイナビ保育士で求人検索を行うと、職務手当や賞与の支給額が経験年数で変動する求人が見られます。ブランクがあっても経験者は歓迎される傾向です。
給与アップを狙いたい人は、まずは実務経験を積み重ねるとよいでしょう。
3.【宮城県】保育教諭の求人状況
下記は、宮城県における保育士の有効求人倍率と、保育士の求人数・認定こども園の求人数をまとめた表です。
保育士の有効求人倍率(※1) | 2.24倍(2021年4月時点) |
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保育士の求人数(※2) | 241件(2021年9月時点) |
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認定こども園の求人数(※2) | 9件(2021年9月時点) |
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※1出典:厚生労働省「令和2年及び令和3年における保育士の各都道府県別有効求人倍率等の比較」
※2出典:マイナビ保育士
2021年4月時点で、宮城県における保育士の有効求人倍率は2.24倍です。全国平均は2.04倍のため、宮城県は保育士の需要が高いと言えます。
マイナビ保育士に掲載されている宮城県の保育士の求人数は、2021年9月時点で241件と豊富に募集があります。しかし、認定こども園の求人数は9件と募集が少ない状況です。
認定こども園の普及に注力した仙台市独自政策の影響もあり、認定こども園の募集地域は仙台市に集中しています。今後さらに募集数が増えていくと考えられるでしょう。
なお、就職支度金として15万円の支給を提示する求人など、宮城県には好待遇の求人が多く存在しています。
3-1.認定こども園で働くことが向いている人の特徴は?
認定こども園で働くメリットは対象の年齢層が幅広く、異年齢の教育方法を学べることです。認定こども園では預かる子どもたちに年齢差があり、予想できないことが起こる可能性が大いにあります。臨機応変な対処を求められることから、何でも前向きに捉えられる人が向いているでしょう。
また、認定こども園は「保育」と「教育」の機能を併せ持っているため、両方の仕事内容を1カ所で経験できます。保育業務の幅を広げたい人や、さまざまな経験を積んでキャリアップをしたいと考えている人におすすめです。
まとめ
宮城県では、待機児童解消に向けて認定こども園の充足や、多様化するニーズに応えられるよう保育士へのキャリアップ研修など、さまざまな施策を実施しています。
宮城県で働く保育教諭の年収は全国平均より低いものの、職務手当などの各種手当を別途支給するなど、福利厚生の手厚い求人が多数存在します。
認定こども園は保育園と幼稚園の機能を併せ持っているため、保育業務全般の経験が積めるでしょう。将来を見据えたキャリアップをしたい人におすすめの職場です。
希望条件に合う求人を探す際は、求人情報が豊富な「マイナビ保育士」をご利用ください。
※当記事は2021年9月現在の情報をもとに作成しています