山形県の保育士求人・転職・募集なら【マイナビ保育士】
山形県は共働き率が高く、特に結婚・出産後も働き続ける女性が多い地域のひとつです。山形県は、三世代同居・近居率が高く祖父母からの育児サポートを受けやすい環境ではあるものの、祖父母が現役で働いていたり高齢で孫の世話が難しくなったりすることもしばしばです。そのため、保育園や各種保育サービスに対するニーズも高いと考えられます。今回は、山形県で保育士として働くことを検討している人に向けて、山形県における保育士の平均給与や支援制度、求人状況について解説します。また、保育士として働く際に役立つおすすめの遠足・お出かけスポットも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
求人情報をもとに算出した山形県における保育士と、全国の保育士の平均給与は、以下の通りです。
平均年収 | |
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全国 | 約363万円 |
山形県 | 約314万円 |
(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html
上記の表を見ると、山形県の平均給与は全国平均を下回っていることが分かります。しかし、実際の給与額は雇用形態や勤務先によって差が大きく、役職・資格手当が充実している職場では平均収入を超えている保育士も多くいます。 企業が運営母体となる保育園では、給与が上がりやすかったり、研修・キャリアアップ制度が充実していたりするケースも少なくありません。
山形県は、2019年に「保育士の給与は2013年度から13%(約4万1,000円)改善している」と発表しています(※1)。 2016年に国が発表した「一億総活躍プラン」を受けて、保育士や放課後児童支援員などの処遇改善に取り組んだ結果、平均給与や平均勤続年数が上がったと考えられます(※2)。
(※1出典:山形県「こんなことがあなたの現場復帰にストップをかけていませんか?」/ https://www.pref.yamagata.jp/ou/kosodatesuishin/010001/hoikusisaishushoku/hoikusisaishushokutirasiura)(※2出典:首相官邸ホームページ「ニッポン⼀億総活躍プラン(概要)」/ https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ichiokusoukatsuyaku/pdf/gaiyou1.pdf)
山形県では、保育士専門の就職支援コーディネーター・無料相談窓口・各種資金貸付制度の利用が可能です。ここでは、潜在保育士や学生が無利子で利用できる貸付制度について解説します。山形県で保育士として働くことを検討している人は、ぜひ支援制度を活用してください。
「潜在保育士就職準備金貸付」は、保育士として働いていない保育士資格者に対して、再就職費用の一部を貸し付ける制度です。
対象者 | 以下の条件をすべて満たす人 ●保育所・幼稚園・認定こども園・小規模園などの現場を離れた、またはこれらの施設・事業に勤務したことがない保育士資格者(新卒者を除く) ●該当年度内に、県内の保育所などで新たに勤務する(保育士として週20時間以上) ●保育士修学資金貸付における就職準備金加算や、生活福祉資金などによる貸付を受けていない |
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貸付金額・おもな用途 | 上限40万円(1人1回のみ) ●就職に伴う転居費 ●仕事用被服費や通勤用自転車・自動車購入費 ●仕事復帰に必要な研修費 ●申請者自身の子どもの預け先を探す、または保育所などに入るための費用(保育料を除く) |
返還免除となる条件 | 県内で新たに保育士として就職し、かつ勤続2年を超える |
出典:社会福祉法人 山形県社会福祉協議会「潜在保育士就職準備金貸付募集要項(令和2年度版)」/ https://www.ymgt-shakyo.or.jp/jinzai/hoikushi-kashitsuke/pdf/R2senzaihoiku_bosyuyoukou.pdf)
「保育士修学資金貸付」は、保育士資格取得を目指す学生に、修学資金の一部を貸し付ける制度です。
対象者 | 以下の条件をすべて満たす人 ●指定保育士養成施設(以下、養成施設)入学前の1年間、本人・配偶者・1親などの親族のいずれかが県内で住民登録している ●申請時点で養成施設に在学し、卒業後は県内で保育士としての就職を希望している ●優秀な学生であり、世帯の経済状況などから真に修学資金の貸付が必要と認められる ●他の自治体から同様の修学資金を借りていない |
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補助金 | ●修学資金…月額5万円、または高等教育の修学支援新制度における授業料など減免後自己負担額のいずれか低いほうの額 ●入学・就職準備金…各20万円 |
返還免除となる条件 | 卒業後1年以内に県内で保育業務に従事し、勤続5年間(場合によっては3年間)を超える |
出典:社会福祉法人 山形県社会福祉協議会「令和2年度 山形県社会福祉協議会 保育士修学資金」/ https://www.ymgt-shakyo.or.jp/jinzai/hoikushi-kashitsuke/pdf/R2hoikusyugaku_bosyuyoukou.pdf)
山形県における保育士の有効求人倍率と求人数は、以下の通りです。
保育士有効求人倍率(※1) | 2.24倍(2019年10月時点) |
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保育士求人数(※2) | 41件(2020年5月時点) |
(※1出典:全国保育士養成協議会:資料「2019年度 保育士養成研究所 第1回研修会 資料:保育の動向と保育士養成課程について/ https://www.hoyokyo.or.jp/nursing_hyk/reference/(※2出典:マイナビ保育士/ https://hoiku.mynavi.jp/
山形県における2019年の待機児童数は45人であり、全国で16番目に低い値となっています。そのため、今後も山形県では県内待機児童ゼロを目指して、求人が出され続けるでしょう。
(出典:内閣府「H31.4.1時点保育所等整備量・待機児童数の公表について」/ https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/kodomo_kosodate/k_45/pdf/s5.pdf)
県内には、正社員(正職員)・契約社員・パートなどさまざまな雇用形態の求人があります。フルタイムでしっかり働ける求人はもちろん、扶養内勤務可や残業なし・土日祝休みの求人も少なくありません。
なお、転職サイトで非公開求人を検索すると、希望に合う応募先を探しやすくなります。
いずれも敷地面積が広く入場無料となっており、遠足や園外活動におすすめです。
あそびあランドの園内にはザリガニ池やそり遊びにぴったりの芝生があり、自然のなかで自由に遊べます。保育園児には、ふわふわドームやよちよちロードがおすすめです。外遊びがしにくい天気のときは、多目的コーナーのおもちゃや絵本で遊ぶことができます。
べにっこひろばは、屋内・屋外の両方で遊べる施設です。屋外には丘の上から滑れるローラーすべり台やふわふわドームがあり、大きいクラスの子どもも全力で遊べます。夏季は、ちゃぷちゃぷひろばでの水遊びもおすすめです。 屋内にあるべにっこホールは、2歳以下・3~6歳・6~12歳向けのエリアに分かれているため、安心して遊ばせることができるでしょう。
遠足・お出かけの際は、ぜひ今回紹介したスポットも活用してください。
山形県では、保育士の処遇改善や県独自の資金援助制度などによって、保育士が快適に働ける環境が整っています。保育士を目指す学生やブランクが長い潜在保育士なども、安心して勉学・就職活動に励めるでしょう。
首都圏などと比べると、山形県の待機児童数はそれほど多くありません。しかし、山形県は待機児童数をゼロにするために、保育環境の整備にいっそう力を入れています。これに伴って、山形県では今後も条件のよい保育士求人が登場し続けると考えられます。 保育士として働く場所を探している人は、ぜひ山形県での就職を検討してみてはいかがでしょうか。
※当記事は2020年5月現在の情報を基に作成しています