【愛知県】学童保育で働く保育士の求人情報|給料相場・求人の特徴
愛知県は2013年に「保育士・保育所支援センター」を開設し、以後継続的に保育士確保に取り組んでいる都道府県にあたります。
また、愛知県内の各市町村では小学校低学年の子どもに生活の場を提供する「放課後児童健全育成事業」を実施しており、学童保育で働く保育士の需要が高い都道府県です。
この記事では、愛知県内で学童保育の求人を検索する人に向けて、地域の業界事情や求人状況を解説します。「学童保育の求人に応募し、地域の子どもの健全な育成に貢献できる人材を目指したい」と考える人は、ぜひ参考にしてください。
出典:愛知県「愛知県保育士・保育所支援センター」
出典:愛知県「福祉局子育て支援課の業務内容」
1.学童保育とは?
学童保育とは、主に小学校低学年の子どもに対して、放課後・土日祝日・長期休暇中の居場所を提供する施設です。学童保育には原則、共働きや父子家庭・母子家庭世帯の子どもが通います。学童保育に通う子どもたちは、施設において、自主学習に取り組んだり他の子どもと遊んだりして過ごすことが一般的です。
学童保育で働く保育士は、「学童指導員」・「放課後児童支援員」と呼ばれることもあります。放課後児童支援員になるためには、自治体の実施する研修に参加し、放課後児童支援員資格を取得することが必要です。
1-1.愛知県における保育業界・学童保育の実情
愛知県は、「あいち はぐみんプラン2020-2024」を策定し、日本一子育てしやすい街を目指す都道府県です。愛知県は現状、少子化の進行が予想される都道府県にあたります。「あいち はぐみんプラン2020-2024」は「愛知県が持続的に発展していくためには、安心して子育てできる環境を整える必要がある」といった考えのもと策定されました。
出典:愛知県「あいち はぐみんプラン2020-2024」
「あいち はぐみんプラン2020-2024」の基本施策には、「多様な保育サービス・児童の放課後対策の拡充」が含まれています。保育サービス・児童の放課後対策が拡充されると保育士の需要も高まると予想されるため、就職・転職したい人にとっての追い風となるでしょう。
厚生労働省の統計によると、2020年7月時点において愛知県内には、自治体の運営する学童保育(放課後児童クラブ)が746か所あります。自治体の運営する学童保育への登録児童数は41,475人で、470人の待機児童が発生している状況です。
出典:厚生労働省「令和2年(2020年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」
待機児童問題を解消するためには、学童保育の数を増やすとともに十分な人数の保育士を確保する必要があります。以上を加味すると、学童保育の就職・転職市場は求職者有利の状況にあり、希望通りの働き方を実現できる可能性が高いでしょう。
2.【愛知県】学童保育で働く保育士の平均給与
下表は、愛知県と全国における保育士の平均年収の比較(厚生労働省より出典)と、マイナビ保育士に掲載された情報にもとづく学童保育で働く保育士の平均年収です。
| 保育士の平均年収 | 学童保育で働く保育士の平均年収 |
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愛知県 | 約404万円 | 約250~335万円 |
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全国 | 約374万円 | - |
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出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
愛知県の保育士の平均年収は全国平均を上回りますが、学童保育で働く保育士の平均年収は保育士全体の平均年収を下回る傾向です。ただし、経験・能力を考慮して給与を決める職場であれば、採用担当者に交渉することにより、平均年収以上の待遇を得ることもできるでしょう。
また、学童保育で働く保育士の給与は、各種手当・賞与の金額に左右されます。愛知県における学童保育の求人の中には充実した資格手当、住宅手当などを支給する求人があるため、掲載内容をよく読み、待遇が充実しているか判断しましょう。
さらに、愛知県における学童保育の求人の多くは定期的な昇給制度を設けており、就職・転職後の給与アップが期待できます。待遇のよい職場を探すためには、長期的な給与見込みを算出したうえで、複数の求人を比較することが大切です。
3.【愛知県】学童保育で働く保育士の求人状況
以下は、愛知県における保育士の有効求人倍率と、保育士・学童保育の求人数です。なお、求人数に関しては、マイナビ保育士に掲載された情報にもとづいています。
保育士の有効求人倍率(※1) | 1.76倍(2021年4月時点) |
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保育士の求人数(※2) | 1,393件(2021年8月時点) |
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学童保育の求人数(※2) | 14件(2021年8月時点) |
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※1出典:厚生労働省「令和2年及び令和3年における保育士の各都道府県別有効求人倍率等の比較」
※2出典:マイナビ保育士
愛知県における保育士の有効求人倍率は1.76倍と、求職者数を上回る数の求人がある状況です。また、マイナビ保育士には2021年8月時点で、愛知県を勤務地とする保育士の求人が1,393件掲載されており、1,393件中の14件が学童保育の求人にあたります。
愛知県内でも比較的学童保育の求人が多いエリアは、名古屋市です。名古屋市は人口230万人以上の大都市であるため学童保育の需要が高く、多くの求人がある状況と考えられます。
出典:名古屋市「名古屋市の人口」
また、愛知県の学童保育求人には、パート・非常勤の求人もあります。正社員(正職員)以外の雇用形態を選択すると、働く時間・曜日の融通がききやすいため、生活スタイルに合った無理のない働き方ができるでしょう。
3-1.学童保育で働くことが向いている人の特徴は?
学童保育で働く保育士の業務内容には、小学生の子どもと一緒に遊ぶことも含まれるため、体力に自信がある人におすすめです。さらに、学童保育で働く保育士は、必要に応じて宿題のサポートも担当します。そのため、塾講師や家庭教師のアルバイト経験のある人も活躍できるでしょう。
また、学童保育では、子どものいる時間帯以外に事務作業をこなせます。そのため、残業・持ち帰り仕事の発生するリスクは比較的低く、ワークライフバランスをとりやすいでしょう。
まとめ
愛知県が持続的に発展していくためには、共働き・ひとり親世帯を支えるための施設が不可欠です。そのため、愛知県では今後も継続的に、学童保育の施設の拡充や保育人材の確保が積極的に行われるでしょう。
なお学童保育で働くと、小学生相手の保育スキルだけでなく、子どもと一緒に遊ぶ体力や、宿題などの勉強を教える力が身につきます。これまで学童保育で働いたことがない人も、キャリアの幅を広げるきっかけとなるため、ぜひ挑戦してください。
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※当記事は2021年8月現在の情報をもとに作成しています