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ピアスが一般的に浸透している昨今では、学生のうちからピアスをあけている人も少なくありません。しかし、中には「保育士がピアスをしてはならない」と言われた人もいるでしょう。

そこで今回は、なぜ保育士が勤務中にピアスをつけてはならないのか、その理由を3つに分けて詳しく解説します。また、すでにピアスをあけている場合やおしゃれを楽しみたい場合の対処法も解説するため、保育士とピアスの関係が気になる方はぜひ参考にしてください。

【保育士】勤務中のピアスは基本的にNG!

保育園の多くは、保育士が勤務中にピアスなどのアクセサリーを身につけることを許可していません。ピアスの大きさやデザイン、色に関係なく、たとえ透明なピアスであっても一律にNGです。

まずは、保育士がピアスを禁止される3つの理由について説明します。

理由①子どもが誤飲する可能性があるため

ピアスのキャッチは、意外に外れやすい造りです。ピアスが髪や服に少し引っかかっただけで、キャッチが簡単に取れることもあります。 保育士は、常に子どもとの距離が近い職業です。子どもと触れ合う中でふとした拍子にピアスが外れてしまい、そのまま子どもの口に入ってしまう危険性はゼロではありません。

また、小さな子どもは、目についたものを口に入れて、どのようなものかを確かめようとします。ピアスは外れてもすぐに気づかないことも多いため、知らない間に子どもがピアスを飲み込む可能性もあります。

保育園に預けられる生後半年から2歳ごろまでは、誤飲事故を起こしやすい年齢です。子どもたちの安全性を高めるために、多くの保育園では勤務中のピアス着用を禁止しています。

理由②子どもの肌を傷つける可能性があるため

ピアスをはじめとするアクセサリーの多くは、金属などの硬い素材で作られています。細かい装飾部分や石座の爪部分などは、想像よりもはるかに鋭利です。子どもの皮膚は大人と比べてデリケートのため、ピアスの金属の端がわずかに触れただけで、子どもがケガをする恐れがあります。

また、子どもが3~4歳になると、キラキラと光るものや綺麗だと感じたものに強い興味を示して、保育士のピアスに無理やり触ろうとすることも考えられます。子どもが無理にピアスに触ろうとした場合、子どもの肌だけでなく、保育士にも危険が及びます。

さらに、子どもによっては金属アレルギーを発症する可能性があることも、ピアスなどのアクセサリー着用が禁止される理由です。

理由③保護者からの信頼を失う可能性があるため

保護者が保育士を評価する際は、安心して子どもを預けられるかどうかを判断基準にします。「子どもが実際にアクセサリーを誤飲したことがある」など、家庭での経験や体験から、保護者自身が少しでも危険があると感じる事柄には非常に敏感に反応します。

また、保護者の考え方によっては、ピアス自体に拒否反応を示すことも少なくありません。さまざまな年代・職業の保護者と接する保育士には、清潔感や安心感があると世間一般で評価される身だしなみや、社会人としての立ち居振る舞いが求められます。

保護者と円滑なコミュニケーションを図るためにも、ピアスなど外見で不安要素となり得るはものは可能な限り取り除きましょう。

「ピアスホールがあるだけなら問題なし」という意見は多い

ピアスを着用した様子

保育士にとって重要なことは、子どもの安全に目を配り、真面目に仕事に取り組めるかどうかです。そのため、勤務中にピアスを着用しないのであれば、ピアスホールが見えても問題はないとする保育園や保護者も存在します。

ただし、軟骨の位置にピアスホールがあったり、複数のピアスホールがあることが一目で分かったりする場合は注意が必要です。ピアスホールの位置や数によっては、保育園や保護者の心証を損ねることがあります。

そのため、ピアスホールが目立つ方は、髪の毛で耳たぶを隠すなど「ピアスホールを目立たせない努力」をすることが大切です。勤務中はあまり複雑なヘアアレンジはできませんが、長めのショートカットやボブカットであればピアスホールを簡単に隠すことができます。また、ピアスホールが小さい場合は、ファンデーションやコンシーラーを使って穴の部分だけを目立たなくすることも効果的です。

ただし、保育園によってピアスホールに対する考え方は異なるため、不安を覚える場合は事前に保育園に相談しましょう。

保育士になってからピアスをあけることもNG!

保育士としての勤務期間に、新しくピアスをあけることは許されません。 ピアスホールが完成する1~2ヶ月間はファーストピアスをつけっぱなしにする必要がありますが、勤務中は透明でもピアスの着用が認められないため、ピアスの穴を新しくあけることは難しいでしょう。

また、ピアスホールの完成までに、傷口からの出血が止まっても、化膿して膿が出てくることもあります。子どもと頻繁に触れる機会が多い職場では、衛生的に大きな問題です。

保育士になってからピアスをあけたい場合は、結婚による退職や転職など、保育士として働かない期間があるときにしましょう。

保育士のピアスやアクセサリーにおける考え方

子どもと接している間のピアス着用はNGであっても、プライベートまでピアスの着用を禁止する保育園はごく少数です。そのため、勤務中は必ずピアスを外し、休日にピアスの着用を楽しみましょう。

また、保育園によってはシンプルな指輪やネイルはOKとするなど、おしゃれに理解のある園もあります。ただし、初めのうちはアクセサリーの着用がOKでも、長く運営している中で服装の規定が厳しくなることはめずらしくありません。

そもそも保育園は保育士がおしゃれをする場ではなく、子どもたちの健やかな成長を手助けする場です。保育士の身だしなみでは「子どもにとって安全な環境を作る」ことが優先されることを忘れないようにしましょう。

保育士のピアスやアクセサリーにおける考え方

おしゃれを楽しむ女性

子どもと接している間のピアス着用はNGであっても、プライベートまでピアスの着用を禁止する保育園はごく少数です。そのため、勤務中は必ずピアスを外し、休日にピアスの着用を楽しみましょう。

また、保育園によってはシンプルな指輪やネイルはOKとするなど、おしゃれに理解のある園もあります。ただし、初めのうちはアクセサリーの着用がOKでも、長く運営している中で服装の規定が厳しくなることはめずらしくありません。

そもそも保育園は保育士がおしゃれをする場ではなく、子どもたちの健やかな成長を手助けする場です。保育士の身だしなみでは「子どもにとって安全な環境を作る」ことが優先されることを忘れないようにしましょう。

ピアス以外におしゃれを楽しみたいならメイク・ネイルがおすすめ!

ネイルを楽しむ女性

ピアスなどのアクセサリーがNGでも、すべてのおしゃれが許されないわけではありません。清潔感を損なわず、子どもたちの安全に配慮していれば、多少のおしゃれは受け入れられます。

ピアス以外でおしゃれを楽しみたい場合は、メイクやネイルに工夫を凝らしましょう。

〇明るい印象を与えるナチュラルメイク

勤務中のメイクを血色が良く顔が明るく見える程度に留めると、子どもたちや保護者から明るく綺麗な先生として好印象を持ってもらいやすくなります。濃すぎるメイクは、派手な印象を与えるだけでなく、子どもたちの肌や服に化粧品がつく恐れがあることから、控えたほうが無難です。また、誤飲につながるリスクがあるため、つけまつ毛の使用も避けましょう。

〇爪が短くてもおしゃれに見えるシンプルネイル

爪は、形を整える程度が最も好まれます。それでもネイルをしたい場合は、ラインストーンなどの飾りを使わずにシンプルなデザインにしましょう。凹凸があるデザインや伸びた爪には、雑菌が溜まりやすくなります。また、磨きすぎて薄くなった爪は割れやすく、ケガのもととなるため、注意が必要です。

メイクやネイルは「ナチュラル」にすることが、子どもたちや保護者から好印象を持たれるポイントとなります。 勤務中は保育士としてふさわしい身だしなみを心がけ、休日にしっかりとおしゃれを楽しめば、気分のオン・オフを切り替えて仕事ができるでしょう。

まとめ

保育園での勤務中にピアス着用がOKとされることはありません。しかし、ピアスホールは大きな問題とされないため、すでにピアスをあけている人でも保育士として働くことは可能です。

ただし、保育園によって、身だしなみに関する規定は異なります。 マイナビ保育士には、多くの保育士求人情報があるため、希望に合う保育園を見つけられる可能性が高いでしょう。これから保育士を目指している人や、転職を考えている人は、ぜひマイナビ保育士を利用してください。