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令和3年1月時点で和歌山県の人口は約92万人で、近畿地方では最も人口が少ない県です。地域による人口の差も大きく、県庁所在地である和歌山市を筆頭に、大阪府と近接する紀北地方に人口が集中しています。保育士求人も県南部側の市が多いため、求人を探す際はエリアに注意しましょう。

和歌山県は子育て推進事業に力を入れていて、保育士に対する補助・取り組みも手厚いことが特徴です。

そこで今回は、和歌山県で保育士として働きたい人に向けて、県の保育士事情や各種支援・取り組み、求人探しのポイントを解説します。

和歌山県における保育士事情

和歌山県は保育士の需要が高く、保育士にとって働きやすい環境が整備されています。しかし、保育士の求人数は大阪府や京都府ほど多くないため、魅力的な求人を見つけることは簡単ではありません。

保育士求人の判断材料として、まずは和歌山県における保育士事情を理解しましょう。

勤務時間

保育士の働きやすさは職場環境に左右されやすく、勤務時間も大きな要因の一つです。和歌山県における保育士の勤務時間は、下記の通りです。

奈良県における保育士の平均勤務時間は、下記表の通りとなっています。

男性 179時間
女性 170時間
男女計 171時間

出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html

和歌山県における保育士の勤務時間は、男性・女性・男女計で170~179時間です。1日8時間勤務とすると、1か月に21~22日勤務程度の勤務時間です。男性保育士の場合は残業が発生する可能性が高い勤務時間ではあるものの、比較的無理の少ない勤務時間で働くことができます。

また、和歌山県の認可外保育所や企業内保育所では、7:30~18:30や、19:00までなど比較的短い勤務時間を提示する求人内容が見られました。20:00まで働くことができない人は、勤務時間の短い求人を探すことがおすすめです。

給料相場

保育士の年収は全職業と比較して低い部類であり、受け取る給料は勤務する職場の満足度と結びつきます。和歌山県における保育士の給料相場を、全国平均と比較してみましょう。

奈良県 約332万円
全国 約363万円

(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html

和歌山県における保育士の給料相場は約332万円であり、全国平均よりも低い水準となっています。しかし、和歌山県は物価が低く、全国平均よりも住宅地平均価格や賃貸の家賃は低いことが特徴です。そのため、保育士の給料相場が低い数字であっても、和歌山県では暮らしやすいと言えます。

和歌山県において高収入で働きたい人は、求人情報の待遇・手当もしっかりチェックしましょう。調整手当・家族手当・資格手当など諸手当を充実している施設であれば、求人の月収額は標準的であっても、諸手当を含めると高額となるケースもあります。

求人状況

和歌山県の待機児童数は令和2年4月1日時点で35人となっていて、近畿地方では最も少ない待機児童数です。平成31年4月時点と比べて19人減少しており、行政の取り組みによって待機児童や保育に関する状況が改善していることが分かります。

待機児童対策としては保育士の人材確保が欠かせないため、保育士需要は高まっている状況です。

出典:厚生労働省「「保育所等関連状況取りまとめ(令和2年4月1日)」を公表します」/https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000678692.pdf

和歌山県が進める保育士への補助・取り組み

和歌山県が進める保育士への補助・取り組み

保育士に対する補助や取り組みを利用することで、保育士の働きやすさは大きく変わります。そのため、和歌山県で保育士として働く場合は、和歌山県が進める制度などについても事前に把握しておきましょう。

ここでは、和歌山県で保育士として働く際に役立つ制度を4つ紹介します。

就職準備金貸付

就職準備金貸付は、和歌山県における保育の人材確保を目的として、保育士の就職に要する準備金を貸付する制度です。

就職準備金貸付の概要は、下記の通りです。

対象者 下記の全ての応募要件を満たす人
・指定の施設・事業を離職した、もしくは勤務経験がない
・県内の保育所などで、新たに週20時間の勤務を行う
・保育士修学資金貸付の就職準備金加算を受けていない
貸付額 40万円以内(1回限り)
返還免除の条件 和歌山県内の保育所などで、継続して2年間を保育士の仕事内容に従事する

出典:和歌山県「就職準備金貸付のご案内」/https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040200/kashitsuke_001_d/fil/04_kashituke4.pdf

返還免除の条件の「2年間」は、在職期間が730日以上・業務従事期間が360日以上と規定されているため、注意してください。

保育士修学資金貸付

保育士修学資金貸付は、和歌山県で働く保育士の確保・養成を目的として、養成施設に在学する学生の修学資金を貸付する制度です。

保育士修学資金貸付の概要は、下記の通りです。

対象者 下記の全ての応募要件を満たす人
・和歌山県内に住民登録をしている、もしくは在学前まで和歌山県内に住民登録をしていて修学のために転居した
・養成施設に在学している
・養成施設を卒業後、和歌山県内の保育所などで保育業務に従事する意思がある
貸付額 ・修学資金:月額5万円以内(上限2年間)
・入学準備金:20万円以内
・就職準備金:20万円以内
・生活費加算:加算条件を満たす人のみ
返還免除の条件 養成施設卒業後の1年以内に保育士登録を行い、和歌山県内の保育所などに就職して、5年間を保育士の仕事内容に従事する

出典:和歌山県「保育士修学資金貸付のご案内」/​https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040200/kashitsuke_001_d/fil/01_kashituke1.pdf​

本制度を利用する際は、在学する養成施設の長による推薦が必要です。申込も養成施設を通じて行うため、在学する養成施設に制度利用できるかを確認してみましょう。

未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付

未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付は、未就学児を持つ保育士の定着・再就職を目的として、保育料の一部を貸付する制度です。

未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付の概要は、下記の通りです。

対象者 未就学児を持つ保育士であり、下記のいずれかの応募要件を満たす人
・指定の施設または事業で、新たに保育士として週20時間以上の勤務を行う
・保育所などに勤務していて、産休・育休から復帰し、保育士として週20時間以上の勤務を行う
貸付額 月額2万7千円以内(上限は保育料の半額)
返還免除の条件 和歌山県内の保育所などで、継続して2年間を保育士の仕事内容に従事する

出典:和歌山県「保育料の一部貸付のご案内」/​https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040200/kashitsuke_001_d/fil/03_kashituke3.pdf

本制度の貸付期間は、勤務期間中で1年間が上限とされています。保育料による負担を大きく軽減できるため、未就学児を持つ保育士は利用することがおすすめです。

未就学児を持つ保育士の子どもの預かり支援事業利用料金の一部貸付

未就学児を持つ保育士の子どもの預かり支援事業利用料金の一部貸付は、未就学児を持つ保育士が子どもの預かり支援事業を利用できるよう、利用料金の一部を貸付することで支援する制度です。

未就学児を持つ保育士の子どもの預かり支援事業利用料金の一部貸付の概要は、下記の通りです。

対象者 下記の全ての応募要件を満たす人
・和歌山県に住民登録をしている
・未就学児を持つ保育士であり、保育所などを利用している
・和歌山県内の保育所などに勤務している
・勤務時間の都合により、子どもの預かり支援に関する事業を利用する
補助金 年額12万3千円以内(上限は利用料金の半額)
返還免除の条件 和歌山県内の保育所などで、継続して2年間を保育士の仕事内容に従事する

出典:和歌山県「子どもの預かり支援事業利用料金の一部貸付のご案内」/​https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040200/kashitsuke_001_d/fil/05_kashituke5.pdf

本制度を利用する際は、勤務している保育所などの長による推薦が必要です。申込に必要な書類が多いため、不備がないようしっかり準備しましょう。

【和歌山県】保育士求人を探す際のポイント

保育士求人を探す際のポイント

和歌山県で保育士求人を探す際のポイントを3つ紹介します。

〇キャリアアップを考えている人は各種支援制度ありの求人を選ぶ

資格取得支援や研修制度ありの求人は、就職後にキャリアパスを組み立てやすい魅力があります。求人検索を行う際は自分の業務経験も考えて、支援制度が整った施設を探しましょう。

〇しっかり稼ぎたいなら賞与や各種手当が充実している求人を選ぶ

和歌山県では高い月収額を掲示する求人が多くないため、求人情報の賞与や各種手当もチェックしましょう。和歌山県の認定こども園は賞与・各種手当を充実させていることがあり、おすすめの施設形態です。

〇休日をしっかり取りたい人は社会福祉法人が運営する施設の求人を選ぶ

社会福祉法人が運営する施設は休日・休暇を取得しやすく、福利厚生が充実しています。ワークライフバランスを重視したい人は、運営者が社会福祉法人の求人がおすすめです。

和歌山県で保育士の求人を探すなら「マイナビ保育士」がおすすめです。マイナビ保育士は有田市・御坊市・新宮市など紀北地方以外の求人も掲載しています。アドバイザーによるキャリアサポートや面接指導・相談対応も利用できるため、和歌山県の求人探しにはぜひマイナビ保育士をご利用ください。

まとめ

和歌山県は保育士の需要が高く、保育士にとって働きやすい環境が整備されています。給料相場がやや低い水準であるものの、和歌山県は物価が低いため大きなデメリットではありません。

和歌山県は行政による支援制度が手厚いため、和歌山県の保育士として働く際は活用しましょう。

和歌山県における保育士の求人数は、地域によって偏りがあります。非公開求人も保有するマイナビ保育士を利用して、和歌山県で保育士の就職・転職活動を成功させましょう。

※当記事は2021年1月現在の情報を基に作成しています

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