頭をかかえて「保育士辞めたい」と叫ぶ保育士

好きで始めたはずの保育の仕事なのに、いつのまにか「辞めたい」という気持ちが強くなってきた......。そんなモヤモヤを抱えながら毎日を過ごしている保育士さんは、決して少なくありません。あなたの悩みを整理し、ベストの道を選択するための考え方をお伝えします!

1.保育士を辞めたくなる理由とは?

「辞めたい」という気持ちが生まれる背景には、必ず理由が存在するもの。後悔しない道を選ぶためには、そこから目を背けないことが大切です。そこで参考にしたいのが、他の保育士さんたちの意見。現役保育士さんを対象としたマイナビのアンケート(回答者数399人、2018年11月実施)で「今の職場に満足していない」と答えた方に、具体的な理由を聞いてみました。

「今の職場に満足していない理由は?」棒グラフ、1位 給料・収入が低い、2位 休みが取りにくい、2位 人間関係が悪い、3位 仕事量が多い、4位 残業が多い

※2018年11月 楽天インサイト調べ

辞めたい理由のトップとなったのは、やはり収入の低さ。7割近い保育士さんが、自身の給料に不満を持っていることが分かりました。現状の収入だけでなく、将来的に昇給する見込みの低さに、心が折れてしまう人もいます。

「収入が業務内容に見合わない」という気持ちから生まれやすいのが、「休みが取りにくい」「仕事量が多い」という不満です。膨大な仕事を抱え込まされ、自宅へ持ち帰らざるを得ないこともあるかもしれません。働き続ける上で、体力的な厳しさを感じる人も多いでしょう。

また、保育園という小さな世界において、「人間関係が悪い」状態が続くのは精神的に厳しいもの。保育士同士のいざこざはもちろん、保護者とのトラブルも大きなストレスの要因となります。

2.保育士を辞めたくても辞められない、保育士ならではの事情

2人の保育士が困っている

どんなにマイナスの条件がそろっていたとしても、退職は簡単なことではありません。特にクラス担任を務めている場合や、年度途中での退職には抵抗感を覚えるものです。真面目な人であればあるほど、「担任が変わったら子どもたちが混乱する」「保護者からの信頼を失う」といった声を正面から受け止め、退職を踏みとどまりがちです。

ギリギリの人員で現場を回している園であれば、「あなたが辞めたら運営を続けられない」「他の先生方にしわ寄せがいく」といった理由で、強く引き留められるケースも少なくありません。

3.今の保育園を辞める前に試しておくべきこと

退職せずに状況を改善し、現在の職場で働き続けるという道もあるでしょう。衝動的に辞めてしまうのではなく、これらの方法を試みることも考えてみましょう。

3-1:スキルや経験を底上げして収入アップを狙う

笑顔で1万円札を見せる女性

現在の職場でも、収入を上げられる可能性はあります。注目したいのが、2017年からスタートした「処遇改善II」。キャリアアップ研修を受けるなどして副主任保育士や専門リーダーという役職に就けば、給与に月額4万円の上乗せがなされます。また、今は非正規雇用で働いていても、資格を取得したり経験を重ねたりすることで正職員になり、待遇が改善するケースもあります。

3-2:事前のリサーチで有給休暇を取得しやすく

有給休暇カレンダー

本来であれば労働者として当然の権利である有給休暇ですが、「急病か冠婚葬祭のときくらいしか使えない」と感じている人も多数。年間のうちで少しでも余裕のある時期に申請したり、他の先生方と相談して計画的に休みを取ったりと、一工夫してみましょう。互いにサポートし合う雰囲気を作ることで、皆が有給休暇を取りやすい環境に近付きます。

3-3:大人の対応で悪化した人間関係を乗り切る

笑顔の保育士と保護者と笑顔の子ども

保育士も保護者も「一生の付き合い」になることは少ないもの。子どもの卒園とともに保護者とは顔を合わせなくなりますし、異動や入退職で職場の人間関係は移り変わっていきます。話し合いで互いに歩み寄ることができれば一番ですが、仕事に支障が出ないような「大人の対応」を心がけ、時間が解決してくれるのを待つことも一案です。

3-4:事務作業などは徹底的に効率化する

パソコンをする若い女性

保育士本来の仕事へ集中するためにも、ICTの活用などで事務作業を効率化していく方法を考えてみましょう。伝統的に手書きや手作りがよしとされてきた作業も、負担になりすぎていれば再考を。テンプレートを利用したり外注したりと、時短につながる方法を提案してみましょう。

4.どうしても保育士を辞めたい場合の円満退職法

花束を持って涙ぐむ女性保育士

上記のような方法を試しても効果がなく、のれんに腕押し状態になってしまうこともあるでしょう。「今の職場ではもう限界!」という決意が固まったら、できるだけ円満に退職することをめざしましょう。心身の健康に影響がある場合など緊急度の高いケースを除けば、やはり年度末の退職がスムーズです。

そのためには、クラス編成の決まる前年の秋~年末を目安に、園側へ退職の意思を伝えるのが基本となります。まずは直属の上司(主任の先生など)に話を通し、後任のスタッフへしっかりと引き継ぎをしてから退職するのが理想的です。

5.保育士が転職活動をスタートするベストタイミング

履歴書と女性の人形とペン

理想的な転職を実現するためには、それなりの時間が必要となります。そこで重要なのが、転職活動のタイミング。退職する前と後、どちらがよいか考えてみましょう。

5-1:退職前に転職活動する

お金の心配をせず、ブランクなしで新しい職場へ移りたいときにお勧め。現在の園から慰留されたとしても、次の職場が決まっていれば意思を強く持つことができます。もちろん、働きながらの転職活動は忙しく、情報収集一つとっても大変です。「新たな園でいつから働き始めるか」といった点を交渉することも必要になってくるでしょう。

5-2:退職してから転職活動する

仕事に疲れてしまっているときや、じっくりと自分のキャリアを考え直したいときにお勧め。時間をかけて理想の転職先を探すことができます。ただし、退職後は収入がなくなるため、ある程度の期間を生活できるだけの蓄えが必要です。また、無職の期間が長くなりすぎると、再就職の際にマイナスの印象を抱かれてしまうおそれもあるので気を付けましょう。

6.マイナビ保育士を利用するとこんなメリットが!

笑顔のスーツの女性

退職前でも後でも、一人で転職活動を乗り切るのは困難なことも多いでしょう。そこで活用していただきたいのが「マイナビ保育士」の転職支援サービスです。

思うように動けないことが多い在職中の転職も、情報収集やスケジューリングを親身になってお手伝い。転職先との間で雇用条件の交渉を代行することも可能です。逆に、退職後にブランクができてしまって心配......というときも、内定を得やすい履歴書の書き方や面接の受け方をお伝えし、日程調整や面接の同行までサポートします。

不安なことが多い転職だからこそ、保育業界における転職のプロ、マイナビのキャリアアドバイザーにお任せください!