あ行

Category
1歳6ヶ月児童健康診査は、1歳半を過ぎ2歳までの乳幼児を対象に、発育・発達の状態を診断するものです。健診は「母子保健法」によって、市区町村の実施が義務付けられた法定健診です。 目的は、医師や保健師が子どもの健康状態や発達を診ること、歯磨きや栄養状態の指導、子育てに関する相談の受け付けなど多岐にわたります。
往還型研修とは食育や子育て支援など、園外研修で学んだ内容を園内で実施し、実施した結果を基に再び園外研修で学びを深めるプロセスを繰り返す研修形態のことです。往還型という名前は、公的機関や民間企業などが実施する園外での研修と、保育現場を行き来することに由来します。
応答的環境とは、子どもからの発信に対して、保護者が愛情を持って対応する相互作用の機会が多い環境を指す言葉です。応答的環境では、子どもの安心感や自己肯定感が育まれ、話すことや聞くことへの意欲が高まると言われています。
園外研修とは、保育士の保育力向上を目的とし、保育園の外で保育に関する専門知識や技術を学ぶことを指します。公的機関や民間企業などが外部研修を主催しており、研修テーマは食育やアレルギーといった日々研究が進む分野、手遊びをはじめとする保育実技分野など、さまざまなものがあります。
ECECは、乳幼児期における教育と保育を指した「Early Childhood Education and Care」の略語です。ECECは、保護や養育だけを示すのではなく、乳幼児との関わりを通じて生きる力を育むすべての営みを言います。
お集まりとは、人やものが集まっている状態を表す「集まり」に接頭語の「お」をつけて丁寧に言い表した形です。保育の現場では、一般に、自由保育から一斉保育に移るときや出欠確認をするときなどに子ども達を集めることを指して「お集まり」と呼んでいます。
一斉保育とは、保育士が作成した指導計画の明確な目標に沿って、子ども達が一斉に同じ活動に取り組む保育です。指導計画は園全体やクラス・グループ単位で作成されており、子ども達が1つのゴールに向かって一緒に活動することで、協調性やルールを身につけるという狙いがあります。
以上児とは、「3歳以上児」の略で、保育園では3歳〜5歳の子どものことです。また、0歳~2歳の子どものことは「未満児」と言います。どちらの言葉もあまり一般的ではなく、主に保育現場で使用されています。
アレルギー除去食とは、アレルギーを持つ子どもに対して作られる、アレルギーを引き起こす食材を取り除いた食事のことです。一部の食材を取り除くことで、栄養が不足する可能性があるため、除去食を作る際は必要最小限の除去に努めることが大切だと考えられています。
エピソード記録とは、保育士が日常の保育中に感じたことや考えたことを文字にして記録しておくものです。保育日誌と混同されやすいものの、保育日誌は時系列でその日に起こった出来事を中心に記録するのに対し、エピソード記録は印象に残ったワンシーンを切り取った記録です。