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キャリアアップや収入アップを図りたい保育士や、病児保育に携わりたい方におすすめの資格が「認定病児保育専門士」です。
認定病児保育専門士は、病児保育の分野において高い専門性と信頼性を持つ資格であり、同系統の資格よりも有利に働くことが期待できます。
実務面ではもちろん、病児保育施設への就職・転職にも役立つでしょう。
今回は、認定病児保育専門士の資格概要・主な就職先・平均給料を詳しく紹介します。
病児保育専門士に興味がある方や就業を希望する方は、ぜひ参考にしてください。
認定病児保育専門士とは?
そもそも「病児保育専門士」とは、一般の保育園では預かることができない病児・病後児の子どもを一時的に預かって、看病や保育を行う保育士のことです。
病児保育を行うためには、基本的に国家資格である保育士または看護師のいずれかの有資格者である必要がありますが、病児保育士として活躍するための必須資格は存在しません。
また、実際の求人情報においても特定の資格を応募条件に定めていることもほぼありません。
病児保育に関する資格は知識・技術を証明できる民間資格がいくつか存在しており、病児保育士として活躍したい場合は、取得しておくと就職・転職だけでなく実務にも役立ちます。
以下に、病児保育士として働くうえで役立つ資格「認定病児保育専門士」について、さらに詳しく解説します。
1. 認定病児保育専門士の資格概要
認定病児保育専門士は、全国病児保育協議会により認定される民間資格です。
資格を取得したい場合は、病児・病後児保育施設に勤務している保育士・看護師であることを前提に、下記の条件をすべて満たす必要があります。
マイナビ保育士の特徴 |
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また、資格取得には以下の手順を踏む必要があります。
2. 認定病児保育スペシャリストとの違い
病児保育専門士として活躍するのに役立つ代表的な資格には、「認定病児保育専門士」と「認定病児保育スペシャリスト」の2つがあります。
どちらの資格も病児保育の知識・技術を身に付けて専門性を高める点では共通していますが、いくつかの違いが見られます。
ここでは、両資格の違いについて解説します。
認定病児保育専門士と認定病児保育スペシャリストは、まず認定団体に違いが見られます。
認定病児保育専門士は医療機関が主導している分、病気や体調不良に対する専門性は高いと言えるでしょう。
また、資格取得難易度についても認定病児保育専門士の方が高く、実務経験を要するため時間もかかります。
認定病児保育スペシャリストについては特別な受験資格も必要とせず、短い期間で取得することができます。
認定病児保育専門士は、有資格者である保育士・看護師の上位資格のような位置づけとなっており、より高い信頼性・専門性を発揮できると言えるでしょう。
認定病児保育専門士の主な就職先
認定病児保育専門士が就職して活躍する主な場所は、「病児保育サービス」を提供する事業所となります。
病児保育事業所には、大きく分けて施設型と訪問型の2つがあります。
それぞれの特徴を、下記に解説します。
施設型 |
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施設型とは、病児保育を専門的に行っている事業所で、病気や体調不良の子どもを預かるサービス形態となります。 病児保育施設は病院や保育園に隣接している施設や、単独の施設など施設形態はさまざまです。 保護者は子どもを施設まで送り迎えする必要がありますが、設備の整った施設で子どもを預かってもらうことができます。 特に、病院に併設されている病児保育施設であれば、病気や体調不良で現状が思わしくない場合でも、安心して子どもを預けることができます。 |
訪問型 |
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訪問型とは、病気や体調不良の子どもの自宅に病児保育士が出張して看病や保育を行うサービス形態です。 子どもにとって住み慣れていて落ち着ける自宅で過ごせることや、保護者が事業所まで送り迎えをする必要がないため、近年ニーズが高まっています。 子どもの状態によっては、必要に応じて病院へ連れて行くこともあります。 |
認定病児保育専門士の平均給料
認定病児保育専門士の資格を取得し、病児保育専門士として働きたい方のなかには、仕事内容だけでなく収入面について気になっている方も多いでしょう。
「マイナビ保育士」に掲載されている、院内保育所・病後児保育に該当する求人情報をもとに、平均月収と平均年収を調査したデータが下記となります。
多くの求人情報では、一般の保育士とさほど収入面では変わらないことがデータから見て取れます。
平均月収・平均年収については、訪問型・施設型といった施設形態のほか、勤続年数や能力などによる部分も大きいため、上下幅が大きくなっています。
また、認定病児保育士の資格を取得していると、資格手当として10,000円以上支給されている職場が多く見られることが特徴的です。
基本的な待遇において差はなくとも、年収にして10万円以上は上乗せできるため、病児保育士として働く場合は資格を取得しておいた方が有利と言えるでしょう。
保育士への就職・転職は「マイナビ保育士」がおすすめ!
病児保育のニーズの高まりから、病児保育施設や病児保育士も世間に認知されつつありますが、実際の求人数はまだまだ少ないことが実情です。
そのため、これから病児保育士として活躍したい方は、求人が多く掲載されており信頼できる求人情報サイトを活用することがポイントです。
信頼できる求人情報サイトをお探しなら、「マイナビ保育士」がおすすめです。
マイナビ保育士の特徴 |
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転職は、今後の人生を左右する一大イベントです。
病児保育専門士としてのキャリアアップを検討している方は、ぜひ「マイナビ保育士」にご相談ください。
まとめ
病児保育専門士は、共働き世帯の増加などの理由から、近年ニーズや社会的認知度も高まってきている仕事です。
病気や体調不良の子どもを安心して任せることができる病児保育専門士は、施設だけでなく、保護者からしても非常に頼もしい存在となります。
特に、病児保育資格のなかでも専門性と信頼性の高い認定病児保育専門士は、今後多方面から必要とされるでしょう。
資格を取得することで、収入アップが期待できるだけでなく、就職や転職にも有利となります。
保育士としてキャリアアップを図りたい方や、さらなるやりがいを見いだしたい方は、医療と保育の両方のスキルを併せ持つ認定病児保育専門士の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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