母の日の意味とは?風習・慣習や子どもと楽しむアイデア4選も紹介!

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母の日が近づくと、母の日にちなんだイベントが開催されたりプレゼント特集が組まれたりします。しかし、母の日がどのような日なのかイメージできていない子どもも少なくありません。

子どもに母の日の意味や風習・慣習を伝えるためには、まずは大人が母の日の由来や概要を知ることが大切です。

当記事では、「母の日の由来」や「母の日にまつわる風習・慣習」について詳しく解説します。子どもと一緒に母の日を楽しむアイデアも紹介するため、保育士の方や育児中の方は、ぜひ参考にしてください。

母の日とは?母の日の意味・由来を解説!

母の日とは、母親に感謝の気持ちを伝えて労う日です。

母の日は、毎年5月の第2日曜日と決まっています。もともとは3月6日でしたが、アメリカにならって現在の日程となりました。日本に母の日が浸透したきっかけは、1973年にお菓子メーカーが大々的に行った告知です。

以下では、「母の日の由来」「父の日との違い」について解説します。

1. 母の日の由来

母の日の由来は、世界各国でさまざまです。

日本における母の日は、アメリカのアンナ・ジャービスの話が由来といわれています。アンナ・ジャービスは、1908年に母親の追悼式を行いました。アンナ・ジャービスの母は、平和活動や社会活動に貢献した女性です。

アンナ・ジャービスは、追悼式で母親が好きだったカーネーションの花をささげ、参加者にもカーネーションの花を配ったと語られています。母親を誇りに思うアンナ・ジャービスの行動がきっかけとなり、アメリカでは1914年に5月の第2日曜日を母の日に制定しました。

日本に母の日が伝わった時代は、明治末期です。日本では「母の日=母親に感謝の気持ちを伝える日」というイメージが定着していますが、もともとは「平和を願う活動の日」「母親の社会貢献をたたえる日」でもあります。

2. 父の日との違い

毎年6月の第3日曜日は、父の日です。

父の日は、アメリカのソナラ・ドッドが、敬愛する父親への感謝の気持ちを伝えたいと考えたことがきっかけといわれています。ソナラ・ドッドは、1909年に父親の誕生日である6月に父の日を祝う礼拝を行ってもらいました。1972年以降、アメリカでは父の日が祝日に制定されています。

日本には、1980年代に父の日が伝わりました。父の日は日本に広まったタイミングが遅いこともあり、母の日の認知度のほうが高い傾向にあります。

子どもに伝えたい!母の日にまつわる風習・慣習

母親に感謝の気持ちを伝える日である母の日は、日本人にとって大切な日です。子どもに母の日の大切さを伝えるためにも、母の日にまつわる風習・慣習について知識を深めておきましょう。

ここでは、母の日にカーネーションを贈る意味やカーネーションの花言葉などについて解説します。

1. 赤いカーネーションを贈る

母の日には、母親に赤いカーネーションを贈る風習・慣習があります。もともとは白いカーネーションを贈っていましたが、アンナ・ジャービスの提案で健在の母親には赤いカーネーションを贈る風習・慣習が定着しました。

赤いカーネーションは、キリスト教において「十字架に架けられた後のキリストの赤い血」「キリストの復活」を象徴しているといわれています。

赤いカーネーションの花言葉は、下記の通りです。

花言葉
母への愛、真実の愛、純粋な愛

ただし、深い赤色のカーネーションには、「私の心に哀しみを」という花言葉があります。赤のカーネーションでも、明暗によって意味合いが変わることを理解しておきましょう。

赤いカーネーション以外に、バラのアレンジメントやアジサイ、胡蝶蘭などの鉢植えも母の日の定番ギフトとして人気があります。

2. 白いカーネーションを贈る

白いカーネーションは、亡くなった母親へ贈るイメージが強い花です。母親を亡くした子どもへの配慮から、「母の日=赤いカーネーションを贈る」ことが一般的となりました。

白いカーネーションの花言葉は、下記の通りです。

花言葉
尊敬、私の愛情は生きている

アンナ・ジャービスは、母親が好きだったという理由で白いカーネーションを選んだといわれています。母の日に贈る花の種類や色は、地域や時代の変化によって異なることが特徴です。

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【工作】母の日にカーネーションのカードを送ろう

【保育士・保護者向け】子どもと一緒に母の日を楽しむアイデア

子どもたちに母の日の意味や大切さを伝える場合は、言葉による説明だけでなく、制作遊びを取り入れることでイメージがわきやすくなります。子どもの年齢に合わせて、遊びや工作活動の内容を考えましょう。

ここからは、子どもと一緒に母の日を楽しむアイデアを4つ紹介します。

1. 子どもの手足をスタンプしたトートバッグを作る

子どもの手足をスタンプしたトートバッグは、子どもの年齢を問わず一緒に楽しめる工作です。幼児期ならではの小さな手足のスタンプが付いたトートバッグは、母親にとってうれしいプレゼントとなります。

子どもの手足をスタンプしたトートバッグを作るために必要な物とポイントは、下記の通りです。

【必要な物

  • 無地のトートバッグ
  • 絵の具(布用)

<ポイント>
子どもの手足のスタンプを花びらや動物に見立て、油性ペンで目を書いたり飾りでデコレーションしたりすることで、個性豊かなトートバッグが完成します。トートバッグの制作で難しい工程は、保育士や保護者が手伝ってあげましょう。

エプロンやシャツなど、アイデア次第ではさまざまな作品を作ることができます。

2. 折り紙や花紙でカードを作る

母の日にちなんだ過ごし方として、身近な材料で作れる花束カード作りもおすすめです。材料は同じでも、色選びや発想によって個性のある作品ができ上がります。

折り紙や花紙でカードを作るために必要な物とポイントは、下記の通りです。

【必要な物

  • 折り紙
  • 花紙
  • 色鉛筆、クレヨン
  • のり

<ポイント>
「花紙を丸める」「スタンプする」「折り紙をちぎる」など、子どもの年齢に合った作り方を検討しましょう。切り込みを入れたり折り方を工夫したりすることで、飛び出す仕掛けカードにもなります。

メッセージを添える場合は、伝えたい言葉を子どもから聞いて大人が代わりに書いてあげましょう。

3. 造花でボトルフラワーを作る

造花を使ったボトルフラワーは、透明のビンの中に好みの造花を入れるだけで完成する作品です。工程が少ないため、切ったり折ったりすることが難しい年齢の子どもでも簡単に作れます。

造花でボトルフラワーを作るために必要な物とポイントは、下記の通りです。

【必要な物

  • 透明のビン
  • 造花

<ポイント>
透明のビンは、安全面を考えてガラス製ではなくプラスチック製を選びましょう。赤やピンクのカーネーションと葉の造花を組み合わせると、母の日にぴったりのボトルフラワーとなります。

造花がない場合は、折り紙で作ったカーネーションでも代用が可能です。

4. 毛糸でフォトフレームを作る

毛糸で作るフォトフレームは、「穴を開けた厚紙に毛糸を通すタイプ」「厚紙に毛糸を巻き付けるタイプ」の2種類があります。厚紙を切ったり穴を開けたりする作業は、事前に保育士や保護者が済ませておきましょう。

毛糸でフォトフレームを作るために必要な物とポイントは、下記の通りです。

【必要な物

  • 厚紙
  • 毛糸
  • 色鉛筆、クレヨン
  • 穴あけパンチ
  • ボンド

<ポイント>
毛糸の先にセロハンテープを巻いておくと、穴を開けた厚紙に毛糸を通しやすくなります。子どもの年齢やできることに合わせて、作りやすいタイプ選びましょう。

まとめ

毎年5月の第2日曜日は、母親へ感謝の気持ちを伝える「母の日」です。日本では、母の日に「ありがとう」の言葉と、赤いカーネーションを贈る風習・慣習があります。

子どもと一緒に母の日を楽しむためには、まずは母の日の意味や由来をわかりやすく伝えることが大切です。遊びや工作活動を取り入れることで、母の日の大切さを伝えやすくなります。

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