昔からひも1本で簡単に遊べる「あやとり」は、子どもたちの間で人気でした。いまでも先生の中には、覚えている技がいくつかあるのではないでしょうか。ここ最近になり「あやとり」が再注目されています。5本の指を動かすことで、バランスよく脳に刺激を与えるからです。先生やお友だちと一緒に楽しむことも大切な要素です。園でもぜひ取り入れてみませんか。
「あやとり」をはじめる前の準備
◉ひとりでできるようになるまでは、子どもと同じ向きではじめると指使いや奥行きを理解しやすくなります。
◉ひもの種類はどんなものでも構いません。直径3mmくらいあると、からまりにくいでしょう。また、ひもの長さは手の甲に7〜8回まきつけたくらいが目安です。
◉あやとりを首に巻いたり、振り回したりしないよう注意事項を伝えます。適切な種類・長さのひもを準備したら、さっそく始めてみましょう。
「竹」に挑戦
「竹」といえば「たけのこ」や「かぐや姫」のお話で、子どもたちもよく知っている木の種類ですよね。「竹」は根っこが強く長く伸びるので、倒れにくいことでも有名です。
簡単ですのでぜひ挑戦してみてください。
やり方
1 右手の親指と人差し指にひもをかけます。左手で○印のひもを引き出します。
2 工程1で引き出したひもを、右手の親指と人差し指に外側からかけます。
3 工程2のひもをかけた状態です。左手の親指と人差し指をそれぞれ○印の中に下からとります。
4 工程3のひもを取っている様子です。
5 右手の親指と人差し指にかかっているひもを一度、はずします。
6 工程5の外した状態です。
7 右の手のひらを下にして、先ほど外したひもを上から取り直します。左手の親指と人差し指を上から□印の中にいれます。右手の親指と人差し指は下から○印の中に入れ、手首をひねります。
8 両手を左右に広げます。
9 ひもをたてにすると「竹」の完成です。
まとめ
左右の手の向きを変えて、ひもを取っていくところがポイントになります。工程7の右手と左手のひもの取り方を間違えないように注意しましょう。最後にひもを広げる際は、ゆっくりと広げていきましょう。
■参考文献
『親子で遊べる 大人気! あやとりDX』高橋書店刊