近年、春になるとイースターにちなんだ装飾が目立つようになりました。徐々に知名度が上がり、いずれハロウィンのようにイベントとして取り扱われる日が来るかもしれません。とはいえ、イースターを行事としておこなっている保育園はまだまだ少ないのではないでしょうか?
そこでこの記事では、イースターの由来や子どもたちへの伝え方を解説します。また、イースターにピッタリの製作アイディアもご紹介しますので参考にしてください。
イースターとは?由来や子どもたちへの伝え方
イースターとは、イエス・キリストの復活をお祝いするキリスト教の行事です。「復活祭」とも呼ばれ、クリスマスのように盛大にお祝いするところも多いようです。イースターの日付は、「春分の日以降、最初の満月の次の日曜日」と決められています。2023年は、4月9日(日)の予定です。
イースターの日には、新たな命をイメージする「たまご(イースターエッグ)」が飾られます。そしてもうひとつのモチーフは、一度にたくさんのたまごを産む「うさぎ(イースターバニー)」です。子どもたちにイースターについて伝えるときは、以下のポイントを意識しましょう。
- イースターは「復活祭」という意味
- 大切な人が亡くなったときに新しい命の誕生をお祈りした
- イースターには新しい命の誕生をイメージするたまごが飾られる
- たまごをたくさん産むうさぎもいっしょに飾る
難しいお話は幼児クラスのみにして、たまごやうさぎを題材とした製作で、イースターの雰囲気を楽しめるとよいでしょう。
イースターにピッタリ!春らしい製作アイディア3選
ここからは、イースターにピッタリの春らしい製作アイディアをご紹介します。どれも簡単なので、ぜひ設定保育に取り入れてみてくださいね。
クレヨンを使ったカラフルなイースターエッグ
イースターエッグをカラフルに彩る製作アイディアです。イースターエッグの色には、さまざまな意味が込められています。緑色は「永遠の命」、黄色は「栄光」など、色ごとのポイントを説明しながら取り組んでもいいですね。
■用意するもの
- たまごの台紙
- マスキングテープ
- クレヨン
■作り方
①たまごの台紙にマスキングテープを巻く
②マスキングテープの上からクレヨンで着色する
③マスキングテープをはがす
■ポイント
・台紙は厚紙を使用するとしっかりとした作品に仕上がります
・シールを貼っても可愛く仕上がります
貼り絵で描く個性あふれるイースターエッグ
カラーセロファンを使用した、カラフルなイースターエッグです。2~3歳児で、はさみの「一度切り」ができるようになってからの製作におすすめです。
■用意するもの
- たまごの台紙
- カラーセロファン
- のりや両面テープ
- はさみ
■作り方
①カラーセロファンをハサミでカットする
②たまごの台紙にのりや両面テープを貼る
③細く切った画用紙を鬼のパンツに見立てて貼りつける
④切っておいたカラーセロファンをたまごの台紙に貼りつける
ポイント
・はさみの取り扱いには十分注意しましょう
・手でちぎった折り紙を貼りつけてもかわいく仕上がります
廃材を使ったイースターバニー
子孫繁栄を意味するうさぎは「イースターバニー」として飾られます。たまごといっしょに並べれば、イースターの雰囲気を楽しめますよ。
■用意するもの
- トイレットペーパーの芯
- カラーガムテープ
- 画用紙
- のりや両面テープ
- はさみ
- 油性ペン
■作り方
①トイレットペーパーの芯を半分にカットする
②半分に切った芯にカラーガムテープを貼る
③画用紙で耳を作って芯に貼りつける
④油性ペンでうさぎの顔を描く
ポイント
・トイレットペーパーの芯をカットするときは十分注意しましょう
・トイレットペーパーの芯の代わりに紙コップを使うのもおすすめです
まとめ
この記事では、保育園で楽しむ「イースター」についてご紹介しました。まだイースターを取り入れたことのない保育園も多いかと思います。まずは、簡単にたまごの製作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?カラフルな作品ができれば、春らしくお部屋を華やかにしてくれるはずですよ。
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