子どもを監視するのが保育士の仕事…?子どもの「やってみたい!」を保障する公立こども園の挑戦!#保育環境#園庭 

子どもを監視するのが保育士の仕事…?子どもの「やってみたい!」を保障する公立こども園の挑戦!#保育環境#園庭 

「やりたい保育に出会えるチャンネル」をコンセプトに運営する 保育士チャンネル【シゴトLive】。これからの保育のカタチやすぐに役立つ実践例などを動画で配信しています。 

北海道厚真町の2つの公立こども園(宮の森こども園、こども園つみき) 

かつては保育者が安心して遊びを見守ることができない園庭で、 
遊びのルールがたくさん存在してたそう・・・ 

「でも、園庭を変えたら保育が大きく変わっていった!」 

公立こども園の挑戦を、整備に携わった現場の保育者と専門家に語っていただきました!  

この動画は、 保育士チャンネル【シゴトLive】に掲載中!他にも、「いろんな保育を知りたい」を叶えるコンテンツを配信しています。ぜひ参考にしてみてください! 

保育者の不安から遊びのルールが増え、楽しくない園庭に… 

ーこども園つみき 副園長 

以前の園庭は、鉄製の遊具が置かれていて、保育者にとっては、ケガの心配がつきまとうドキドキするような園庭でした。 
そのため、「子どもたちには、のびのびと遊んでほしい!」と思う反面、遊び方にもルールや制限が設けられていました。 
例えば、鉄製のすべり台では、「保育士がそばにいないと遊んではいけない」「反対登りは禁止」「途中で止まらない」など、危険を避けるためのルール。そんなルールが、各遊具にいくつもありました。 

ー宮の森こども園 副園長 

以前は、子どもの気持ちを考えると楽しくない環境だったと感じています。ルールがあることで、子どもたちが「先生に怒られるからやめよう」と言うこともありました。こうしたルールは、子どもとっても、保育者にとっても、辛いものでした。 

ー保育環境研究家 木村歩美さん 

保育者の不安が強いと、管理が必要で遊びのルールができてしまう。 
保育者と子どもの関係性が「監視する側(保育者)」「監視される側(子ども)」となってしまい、お互い楽しくない状況ができてしまいます。 
本当は子どもの「こんなことしたらどうなるんだろう?」という探究活動を保育者として支えたいのに、物的・空間的な環境がそれをできなくさせている。 

ーこども園つみき 副園長 

そうですね。子どもと楽しく過ごしたくて保育士になったのに「私たちは、子どもをケガや事故から守るためにいるの?」と思ってしまうような関係性ができてしまっていたと思います。 

遊びのルールが多かった鉄製遊具(すべり台) 

遊びのルールが多かった鉄製遊具(すべり台) 

園庭を変えたことで、保育者にも心の余裕が生まれた 

こども園つみきの園庭(遊具を撤去し、築山や木製遊具を作った) 

(園庭を整備してどんな変化を感じますか?) 

ーこども園つみき 副園長 

子どもたちの動きや遊び方、表情が大きく変わったと感じていています。見守る保育者の不安が減った分、注意することがほとんどなくなり、子どもをじっくり見つめていられる心の余裕がうまれたように感じます。 

こども園つみきの園庭環境 

続きは動画でご覧ください♪ 

◆こども園つみき(北海道厚真町): 

https://www.town.atsuma.lg.jp/tsumiki/

◆宮の森こども園(北海道厚真町): 

https://www.town.atsuma.lg.jp/miyanomori/

保育環境研究家・おおぞら教育研究所代表
静岡市出身。大学院修了後、公立小学校・幼稚園教諭、教育委員会事務局員、認可保育園職員、保育者養成校施設長、短大・大学非常勤講師などを経て、現在、主に保育環境の整備にかかわる研修やワークショップの講師として全国を廻る。

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