【不調スッキリ】副交感神経の働きをよくするツボ押し&ストレッチ|専門家監修・セルフケア

ストレスに自分で気づき、自ら対処する「セルフケア」は、保育士の心身の健康づくりには欠かせません。そこで、心理カウンセラー・中島輝さんが、簡単にできるセルフケアとしておすすめするのが、「ツボ押し」と「ストレッチ」です。 副交感神経の働きにアプローチすることで、頭痛や目の疲れをやわらげて、リラックスした体の状態を作ることができます。
\教えてくれたのはこの人/
中島 輝さん 心理カウンセラー
自己肯定感の第一人者。心理学、脳科学、NLPなどの手法を用い、独自のコーチングメソッドを開発、自己肯定感の重要性をすべての人に伝え、自立した生き方を推奨。
ツボ&ストレッチで隙間時間を使って日々の疲れを癒やす
忙しい日々が続き、ゆっくり眠れる日が少ないという悩みを抱えている人は、副交感神経の働きをよくする対策をとりましょう。
まずは目を休ませます。目は脳と直結している器官で、「目は心の窓」ともいわれる情報の入り口でもあるため、目が疲れるとものごとの認知を歪めてしまうことも。自分をいたわる気持ちで目の筋肉をほぐしましょう。
帰宅後にホットタオルで目を温めると、目のまわりの血流がよくなり、眼精疲労の改善につながります。お風呂のなかで目頭あたりの眉毛とまぶたの際をマッサージすることも同様の効果が期待できます。 また、手のツボを押してマッサージすることもおすすめ。ホッと息をつける場所で5分ほど手をもんでください。
ツボ押しとストレッチで簡単セルフケア
デスクワークの多い人や運動不足でストレスが溜まっている人は、定期的にツボ押しやストレッチを行い、体の調子を整えましょう。
手のツボ
●合谷(ごうこく)
頭痛や目の疲れ、風邪予防などに効くツボ。手の甲の人さし指と親指の骨が交わるくぼみの部分を、もう片手の手の親指の腹をあてて押します。
●労宮(ろうきゅう)
自律神経を整えて、緊張をゆるめるツボ。手を握ったときに中指と薬指があたる部分の中間を押しながら回すようにしてください。
ストレッチ
●肩回し
肩甲骨まわりの筋肉を動かしましょう。肩を前方向と後ろ方向に30 秒ずつ回します。筋肉を動かし副交感神経の働きをよくすることで、リラックスした状態がつくれます。
●目
目頭あたりの眉毛とまぶたの際をもみほぐすと、副交感神経の働きを優位にすることができます。
構成/岩川悟(合同会社スリップストリーム)
※『人生が変わる! 自己肯定感を高める心のセルフケア大全』(宝島社)をアレンジして掲載しています。
人生が変わる! 自己肯定感を高める心のセルフケア大全
著者名:中島 輝
出版社:宝島社
2022年4月発売
自己肯定感アカデミー(https://ac-jikokoutei.com/)