6月10日は、時の記念日です。5~6月にかけて「とけいのうた」を歌う保育園も多いのではないでしょうか? 「コチコチカッチンおとけいさん~」と、両手の人指し指を揺らして歌う子どもたちはとても可愛いですよね。
今回は、時の記念日にピッタリの時計の製作アイディアをご紹介します。時の記念日の概要や、子どもたちへの分かりやすい伝え方も解説しますので参考にしてください。
時の記念日とは? 子どもたちへの分かりやすい伝え方
時の記念日とは「時間の大切さを知ろう」「時間を守る意識を持とう」と、広めるために作られた記念日です。日本で初めて人々に時刻を知らせた日が6月10日であることから、この日に定められました。
そして、子どもたちにも時間の大切さを理解してもらうために保育に取り入れるようになりました。とはいえ、子どもたちに時間の流れを伝えるのは難しいですよね。
そこでおすすめなのが、時間に親しみを持ってもらうための「時計の製作」です。製作前の導入として、時の記念日について分かりやすく伝えましょう。
乳児向けの導入
- とけいのうたを歌って時計に親しむ
- とけいを指さして数字が書いてあることを伝える
- おうちにも時計があるか聞いてみる
幼児向けの導入
- 朝起きる時間や夜寝る時間を聞いてみる
- 時計がなかったらどうなるか考える
- 生活には時計がないと困ることを伝える
時の記念日におすすめ! 簡単製作アイディア3選
時の記念日は、時間に親しみを持てるよう時計の製作がおすすめです。ここからは、廃材を活用して簡単にできる時計の製作アイディアをご紹介します。
画用紙で簡単!オシャレな腕時計
画用紙やモールを活用する腕時計です。「ママやパパがつけている時計みたい」「とってもかっこいい~」と、子どもたちも大喜びのアイディアです。
【準備するもの】
- 画用紙
- 牛乳パック
- モール
- クレヨン
- セロハンテープ
【作り方】
①画用紙と牛乳パックを貼り合わせて丸く切る
②時計に数字や針を書く
③モールや牛乳パックで腕のバンドつくる
④セロハンテープでつなげる
【ポイント】
・年齢によってはあらかじめ丸い画用紙を準備しておきましょう
・時計のバンドはスズランテープでも可愛く仕上がります
・見本として時計を近くに置いてあげましょう
牛乳パックで可愛い動物の置時計
牛乳パックを使えば置時計を作れます。時の記念日は梅雨の時期にもあたるため、カエルやかたつむりがおすすめです。
【準備するもの】
- 牛乳パック
- はさみ
- 画用紙
- 両面テープやのり
- 丸シール
- クレヨン
【作り方】
①牛乳パックを切って箱状にする
②画用紙をちぎって牛乳パックに貼る
③丸い画用紙に時計の数字や針を書く
④画用紙で動物の顔や耳などをつくる
⑤それぞれ牛乳パックに貼りつける
【ポイント】
・牛乳パックは固いので保育士が準備しましょう
・牛乳パックは絵の具で塗っても可愛く仕上がります
幼児クラスにおすすめ! みんなでつくるクラスの特大時計
幼児クラスになると、保育の一環として時計の針を確認することが多くなります。そこで、子どもたち全員でクラスに飾る大きな時計を作ってみてはいかがでしょうか? 愛着が湧いて、時計を確認する癖がつくかもしれませんよ。
【準備するもの】
- 大きく丸く切った段ボール
- 画用紙
- 両面テープやのり
- クレヨン
- モールや割ピン
【作り方】
①画用紙をこまかくちぎる
②ちぎった画用紙を段ボールに貼る
③画用紙を丸く切る(12枚)
④丸く切った画用紙に数字を書く
⑤数字を段ボールに貼る
⑥時計の針を準備してモールや割ピンでつける
【ポイント】
・段ボールは固いので保育士が準備しましょう
・段ボールは2枚重ねると強度が増します
・時計の針がスムーズに動くよう調整しましょう
まとめ
今回は、時の記念日の概要や時計の製作アイディアをご紹介しました。時の記念日を保育に取り入れて、時間を守ることの大切さを伝えましょう。とくに幼児は、小学校入学にむけて時間を意識した保育が求められます。手作りの時計で、時間に親しみを持ってもらえるといいですね。