【1月のぬりえ②】雪遊び

触ると冷たくて、踏みしめるととても柔らかい。手に取ると体温で溶けてしまうけれど、たくさん集めるといろんな形が作れちゃう——。冬の風物詩でもある「雪」は、とても不思議な自然物。もし、触れ合う機会があれば、めいっぱい雪遊びを楽しんで、子どもたちにその不思議さや面白さを体験してほしいですよね。
さて、雪遊びの代表格といえば雪だるま作りですが、そうした風習はいつからあったのでしょうか。実は、江戸時代にはすでに存在していたようで、当時活躍していた浮世絵師・歌川広景の『江戸名所道戯尽 廿二 御蔵前の雪』という作品や、葛飾北斎の『狂歌画譜 藐姑射山』には、雪だるまとそれを作る人たちが描かれています。といっても、その見た目は置き物のだるまにそっくり! 頭にバケツをかぶせたり、木炭やにんじんを目、鼻に見立てたりというかわいらしいものではありませんでした。もしかすると、江戸時代の人たちは縁起物として雪だるまを作っていたのかもしれませんね。
今回、ご紹介するぬりえは、その雪遊び(雪だるま)がモチーフ。色をぬったり、壁面に飾ったりしながら、冬の雰囲気を盛り上げてください。
[参考]
太田記念美術館 公式サイト
イラスト/深蔵
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