人見知り

ひとみしり

人見知りとは、子どもが知らない人が近づくと、怖がったり恥ずかしがったりすることを指します。人がもっている防衛本能で、5か月くらいから人見知りが始まります。ただし、普段仕事でなかなか一緒の時間を過ごせない家族や、年に数回しか会わないおじいちゃんやおばあちゃんなど日常的に接していない親族に対しても、人見知りになることがあります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

人見知りが始まる時期はそれぞれで、1歳以降に始まる場合もあります。おさまる時期も個人差があり、長いと小学生になるまで人見知りする子どももいます。人見知りは一種の自己防衛反応であり他人に対する恐怖と興味から起こるとされ、単純に怖がっているのではなく、近づきたいという気持ちが原因と考えられています。

保育士は、人見知りする子どもが「自分を傷つける敵である」という気持ちを抱かないように、子ども自身のペースを尊重して接することが大切です。人見知りの子どもには、まず無理に関わりを持とうとせず、同じ空間にいることで子どもに「敵」と認識させないようにするのが大切です。その後関わりを持つ時期になっても、笑顔で会話するように心がけましょう。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

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