握り反射
にぎりはんしゃ
握り反射とは赤ちゃんに見られる原始反射の1つで、「把握反射」とも呼ばれます。握り反射は赤ちゃんの手のひらに指で触れたときに握り返す行為で、赤ちゃんの意思によって行われる動作ではなく、刺激に対して勝手に反応するのが特徴です。
■関連用語
保育士さん向けにもう少し詳しく!
握り反射はすべての赤ちゃんに見られる行為で、握り反射を含む原始反射は発達の基礎とも言えます。赤ちゃんの運動神経の向上や筋肉の発達を目的として、時々手足を刺激して握り反射を促してあげましょう。
握り反射は出生後から反応が見られ、4か月ごろから次第に消失していきます。また、赤ちゃんの足の裏をつつくと足の指がぎゅっと曲がる行動を「足底把握反射」と言い、足底把握反射は9〜10か月ごろには消失するのが一般的です。足底把握反射が消失した後、つかまり立ちやひとり歩きができるようになります。
用語監修者
小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長
岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。
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