試し行動

ためしこうどう

試し行動とは、大人の気を引いたり、大人の気持ちを探ったりするために、わざと迷惑をかけるような行動を取ることです。叱られても同じことを繰り返し、どこまで許してもらえるのかを試すこともあります。試し行動の多くは、相手の愛情を確認するためと言われています。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

試し行動の具体例は、飲食物をわざとこぼす、大きな声を出す、壊してはいけないものを壊す、おもちゃを投げるなどです。試し行動は子ども自身も悪いことであると自覚しており、対象となる大人の様子をうかがいながら行動するケースも多く見られます。

試し行動をする子どもに対しては、頭ごなしに叱ったり、無視したりするとかえってエスカレートしかねません。試し行動をする子どもの気持ちをしっかりと受け止め、こまめに愛情を伝えながら、一貫性のある対応をとることが大切です。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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