ガードナー理論

がーどなーりろん

ガードナー理論とは、ハーバード大学教授のハワード・ガードナーが提唱した多重知能理論(Multiple Intelligences=MI理論)を指します。多重知能理論とは「人間の知能は単一ではなく、誰しも複数(現在は8つ)持っており、人によって強い知能や弱い知能がある」とするものです。

保育士さん向けにもう少し詳しく!

MI理論で定めている主な知能は下記の通りです。

【MI理論による8つの知能】
・語学・言語的知能
・論理・数学的知能
・視覚・空間的知能
・博物学的知能
・音楽・リズム的知能
・身体・運動感覚的知能
・対人的知能
・内省的知能

MI理論では、人によって強い知能や弱い知能があり、それが個性につながるとしています。日本の教育では語学・言語的知能や論理・数学的知能が重視される傾向にありますが、これらの知能に優劣はありません。保育園では、子どもたちにさまざまな体験をさせ、能力を育む環境を整えてあげるとよいでしょう。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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