おたふく風邪
おたふくかぜ
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)はウイルスによる感染症で、発熱のほかに片方もしくは両方の耳下腺(時に顎下腺・舌下腺)の腫れと痛みが起こります。潜伏期間はおおよそ2週間で、通常は発症後1〜2週間程度で治ります。乳児の場合、感染しても症状が見られない事例も少なくありません。
■関連用語
保育士さん向けにもう少し詳しく!
おたふく風邪は軽症で済むケースが多いものの、無菌性髄膜炎や難聴といった合併症を発症することがあります。おたふく風邪のワクチンは任意接種ですが、保育所などで集団生活を送る場合は受けたほうがよいでしょう。ワクチンは1歳で1回受け、2〜6年後に追加免疫として2回目を接種するのが一般的です。
おたふく風邪にかかったら、保育園には登園できません。耳下腺の腫れから5日間経ち、耳下腺部の痛み、発熱などがなく、全身状態が良好になったら登園が可能です。
用語監修者
竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長
愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。
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