指しゃぶり

ゆびしゃぶり

指しゃぶりとは、自分の指を、歯の裏側に押し付けるようにして吸う仕草のことです。チューチューと吸うことで口内の圧力が高まって指が歯を圧迫するため、指しゃぶりが長期間にわたると歯並びに影響するおそれがあります。 また、指や爪に常に唾液が付着していると、指がふやけてしまいます。指のふやけた部分から細菌感染をきたす可能性もあるため、注意が必要です。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

指しゃぶりは、胎内にいるときにも行われる、子どもにとって本能的な行為です。就寝前の指しゃぶりは眠る前に気持ちを落ち着けるための行為であり、日中の指しゃぶりは緊張や不安などのストレスを発散させる手段とも言えます。そのため、指しゃぶりを無理に止めると、かえって子どもにストレスを与えかねないため注意が必要です。

指しゃぶりは歯並びに影響を及ぼすおそれがあるため、そのままでよい習慣とは必ずしも言えませんが、心理的な側面から見れば無理に指しゃぶりをやめさせる必要はありません。

用語監修者

黒木春郎
パウルーム院長

1984年 千葉大学医学部卒業 千葉大学医学部文部教官などを経て
2005年 外房こどもクリニック開設 院長(千葉県いすみ市)
2008年 医療法人嗣業の会 理事長
2023年4月より こどもとおとなのクリニック パウルーム 院長

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