ヘルパンギーナ

へるぱんぎーな

ヘルパンギーナとは、乳幼児が多く感染する代表的な夏風邪です。ヘルパンギーナの初期症状として、発熱や口腔粘膜の発疹が挙げられます。喉の強い痛みを伴うと食べ物や飲み物を摂取しづらくなるため、脱水症状には十分な注意が必要です。6月〜8月に流行し、感染者の多くは0歳〜5歳の乳幼児ですが、就学児や大人にも感染するため注意が必要です。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

乳幼児に高い感染率が見られるヘルパンギーナは、飛沫感染・接触感染により保育園内で感染が拡大する場合があります。手足口病とは異なり子どもの外見からは感染を判断できないことも多いため、喉が痛いサインとして経口摂取のしづらさが見られた場合、ヘルパンギーナも念頭においておきましょう。
子ども・保育士ともに、手洗い・うがいやおもちゃの消毒、マスク着用などの感染防止対策を取ることが大切です。また、排泄物にもウイルスが残っているため、おむつ交換や子どものトイレの付き添い時には十分注意しましょう。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

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