哺乳反射

ほにゅうはんしゃ

哺乳反射は原始反射の1つで、口内に入ってきたものを吸う反射動作のことです。唇に乳首があたると首を回して探す探索動作、舌や唇を使って乳首を捉えようとする捕捉動作、舌を使って母乳を飲む吸啜動作の3つをまとめて哺乳反射と言います。 赤ちゃんが母乳を生まれながらにして吸えるのは、哺乳反射が備わっているからです。ただし、生後5か月から7か月ごろに自然に消失します。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

出生直後の赤ちゃんが母乳やミルクを飲めるのは、生まれながらに一連の哺乳反射が備わっているためです。

哺乳反射が残っている場合には口に入れた食べ物を舌で押し出す動きをするため、食べ物を摂取できません。離乳食の開始時期については、哺乳反射の有無も含めて検討しましょう。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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