経口感染

けいこうかんせん

経口感染とは、病原体に汚染された食べ物や水分を口から摂取することで感染する感染経路のことです。ロタウイルスなどの病原体を含んだ糞便が手指を介して経口摂取される感染経路の場合は、糞口感染と言います。 経口感染する感染症には、 黄色ブドウ球菌・腸管出血性大腸菌・サルモネラ菌・赤痢菌・コレラ菌・ロタウイルス・ノロウイルス・アデノウイルスなどがあります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

経口感染は病原体を含んだ食べ物の摂取によって感染するため、給食の提供や食材の取り扱いには適切な衛生管理が必要になります。

感染者の糞便が便器やドアノブに付着し、手指で触ることによって感染することもあります。経口感染や糞口感染を防ぐためにも、手指が触れる部分を定期的に消毒することが大切です。

用語監修者

加藤大也
たいや内科クリニック 院長

1997年、藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)卒業後、同大学院医学研究科内分泌・代謝内科学修了。
2003年4月から同大学医学部内分泌・代謝内科助手を務める。
2010年5月、JA愛知厚生連豊田厚生病院 内分泌代謝科病棟部長などを経て2022年5月、たいや内科クリニックを開院。
藤田医科大学医学部客員講師、医学博士、日本内科学会認定、総合内科専門医、日本糖尿病学会認定、糖尿病専門医、糖尿病、生活習慣病を中心に、日々診療に取り組む。患者さん目線で分かり易い説明がモットー

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行