りんご病

りんごびょう

りんご病とは、ヒトパルボウイルスB19による伝染性紅斑のことで、乳幼児に多く見られる流行性の発疹性疾患です。感染者の両頬に赤みが生じる特徴から、りんご病と呼ばれるようになりました。りんご病に感染すると発熱や筋肉痛、倦怠感など軽い風邪症状が現れます。ただし、発疹の出現する2~3週間前に感染しており、発疹が出る時期は感染の回復期になります。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

子どもを中心に流行するりんご病は、発熱や咳などの風邪症状の2~3週間後に出現する、頬を中心とした発疹が出現することで診断に至るため、診断されたときにはすでに登園している可能性が高いです。したがって、保育園ではりんご病が流行しているのかどうかを把握しておく必要があります。りんご病は特別な感染防止対策は必要なくても、日焼けによって頬の赤みが残りやすくなることもあるため注意しておきましょう。りんご病に感染したときは連絡をもらい、保護者と情報を共有すると安心して保育ができるでしょう。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

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